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進学・就職祝いののし・表書き

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進学や就職のお祝いを用意したら、最後に整えたいのがのし紙です。水引の形や表書きの言葉は、お祝いの場面によって変わり、選び方を間違えると、せっかくの気持ちがちぐはぐに伝わってしまうこともあります。とはいえ、進学・就職祝いの作法は、覚えておくべき点がそれほど多くありません。基本を押さえておけば、迷わず体裁を整えられます。

進学や就職は、人生で何度か訪れる、めでたい節目です。だからこそ、お祝いには「何度あってもうれしい」ことを表す水引を用います。表書きは、入学・進学・卒業・就職と、お祝いする場面に合わせて言葉を選びます。現金やお祝い金を包むなら、のし袋(祝儀袋)の選び方も同じ考え方で整えます。

このページでは、進学・就職祝いののしについて、水引の選び方、表書きの使い分け、名前の書き方、そしてのし紙やのし袋のかけ方までを順に整理します。お祝いする場面と、贈る相手を思い浮かべながら、ふさわしい体裁を選ぶ手がかりにしてください。

水引の選び方

のし紙の印象を決めるのが、中央に結ばれた水引です。進学・就職祝いでは、どの結び方を選ぶかが体裁の土台になります。

紅白の蝶結びを選ぶ

進学・就職祝いには、紅白の蝶結びを選びます。蝶結びは何度でも結び直せることから、「これからも、めでたいことが重なりますように」という願いを込められる、一般的なお祝いごとに使う結び方です。入学も進学も就職も、人生で何度か訪れる喜ばしい節目なので、この結び方がよくなじみます。

本数は五本か七本

蝶結びの水引の本数は、五本のものが広く使われます。よりていねいにしたいときは、七本のものを選ぶこともあります。あらたまった贈りものや、まとまった額のお祝いには、七本を用いると格が整います。気軽なお祝いなら、五本のもので十分です。

結び切りと取り違えない

注意したいのは、結び切りの水引を選ばないことです。結び切りは固く結ばれてほどけないことから、「一度きりであってほしい」結婚やお見舞いなどに使う結び方です。何度あってもうれしい進学・就職祝いには向きません。お店でのし紙を頼むときも、蝶結びを指定すると、取り違えを防げます。

お祝い金を包むときも同じ考え方

現金やお祝い金を包むなら、のし袋(祝儀袋)を用います。このときも、紅白の蝶結びがついたものを選びます。水引が印刷された略式の袋から、本物の水引がかかった袋まであり、包む額に見合ったものを選ぶと、体裁が整います。あまり少額なのに立派すぎる袋を使うと、かえってちぐはぐになるので、金額とのつり合いを見ます。

表書きの使い分け

水引の上に書く表書きは、お祝いする場面に合わせて選びます。言葉ひとつで、何を祝うのかがはっきり伝わります。

入学・進学を祝うとき

入学を祝うなら、「御入学御祝」や「祝御入学」とします。中学・高校・大学へと進むときは、「御進学御祝」とすると、進む段階を問わず使えます。どちらにするか迷うときは、入学に的をしぼった「御入学御祝」が、お祝いの気持ちをはっきり示せて無難です。

卒業を祝うとき

卒業を祝う場合は、「御卒業御祝」や「祝御卒業」とします。卒業は、入学や就職とあわせて祝うことも多いので、その場合は次の門出にちなんだ表書きにまとめることもあります。卒業そのものを区切りとして祝うなら、卒業にちなんだ言葉を選びます。

就職を祝うとき

社会人への門出を祝うなら、「御就職御祝」や「祝御就職」とします。新しい一歩を寿ぐ、晴れやかな言葉です。栄えある門出にふさわしく、はっきりと記します。迷ったときに広く使える「御祝」も、就職を含めたどんなお祝いにも使え、外しません。

四文字を気にするとき

「御入学御祝」のように四文字になる表書きを、縁起の面で気にする向きもあります。気になるときは、「入学御祝」「就職御祝」のように三文字や五文字にすると、四文字を避けられます。とはいえ、四文字の表書きも広く使われているので、神経質になりすぎる必要はありません。

名前の書き方

表書きが決まったら、水引の下、中央に贈り主の名前を入れます。誰から贈るかによって、書き方の作法が変わります。

個人で贈るとき

ひとりで贈る場合は、贈り主の姓名を、表書きよりやや小さめの字で記します。進学・就職祝いは、子どもや若者へ贈るものなので、受け取る相手の名前は書きません。あくまで「誰から贈られたか」がわかるよう、贈る側の名を入れるのが基本です。

夫婦や連名で贈るとき

夫婦で贈るなら、世帯主の姓名を中央に書き、その左に配偶者の名を添えます。何人かの連名で贈るときは、目上の人を右に置き、左へ順に名を並べます。並べられるのは三名ほどまでが見ためにきれいで、それを超えるなら、代表者の名を書き、左に小さく「外一同」と添えます。

会社や団体で贈るとき

職場などから贈る場合は、団体名を記すこともあります。会社名を入れるなら、代表者の姓名の右肩に、ひとまわり小さな字で添えると、どこからの贈りものかが伝わります。有志でまとめるなら、「○○一同」とすると、すっきりまとまります。

お祝い金の中袋にも記す

現金を包むなら、のし袋の中袋にも記入します。表面に金額を、裏面に贈り主の住所と姓名を書いておくと、受け取った側が整理しやすくなります。金額は、旧字体の漢数字で書くのが正式とされますが、読みやすさを優先しても差し支えありません。

のし紙のかけ方と書く道具

水引や名前が決まったら、のし紙のかけ方と、書くときの道具を確かめます。仕上げが整うと、印象がぐっと引き締まります。

内のしと外のし

のし紙を品に直接かけ、その上から包装するのが内のしです。包装紙の上からのし紙をかけるのが外のしです。進学・就職祝いを、お祝いの席や訪問で直接手渡すなら、表書きがすぐ目に入る外のしが向きます。配送で送る場合は、のし紙が傷まない内のしが安心です。渡し方に合わせて選びます。

書くときの道具

のし紙やのし袋の文字は、毛筆か筆ペンで書くのが正式です。手元になければ、黒のサインペンでも構いません。ボールペンは線が細く、簡易な印象になるので避けます。色は黒の濃い墨が基本で、薄墨は弔事を連想させるため使いません。お祝いごとなので、楷書ではっきりと、晴れやかに書くことを心がけます。

お祝い金を包むときのこつ

現金を包むなら、新しいお札を用意します。お祝いごとには、折り目のない真新しいお札を入れるのがならわしです。前もって準備した気持ちを表すためで、お見舞いとは逆の考え方になります。中袋にお札を入れるときは、肖像のある表側を、袋の表に向けてそろえると、きちんとした印象になります。

品物に名入れをするとき

記念品に名前を彫り込むような名入れの品は、品そのものが特別感を持つため、のし紙はあらたまった体裁で控えめに整えます。表書きと贈り主の名を簡潔に記し、品の華やかさを引き立てます。お店で名入れとのしを一緒に頼める場合は、お祝いの場面と表書きの希望をはっきり伝えておくと、仕上がりに行き違いがありません。

よくある質問

Q. 進学・就職祝いの水引は、どれを選べばよいですか。

A. 紅白の蝶結びを選びます。何度でも結び直せる蝶結びは、「これからもめでたいことが重なりますように」という願いを込められ、人生で何度か訪れる進学や就職にふさわしい結び方です。結び切りは一度きりを願う結婚やお見舞いに使うものなので、取り違えないよう気をつけます。

Q. 表書きは、どう書き分ければよいですか。

A. 入学なら「御入学御祝」、進学なら「御進学御祝」、卒業なら「御卒業御祝」、就職なら「御就職御祝」とします。どれにするか迷うときは、どんなお祝いにも使える「御祝」を選べば外しません。お祝いする場面がはっきりしているなら、それにちなんだ言葉を選ぶと、気持ちがより伝わります。

Q. 受け取る子どもの名前は、のしに書きますか。

A. 書きません。進学・就職祝いは子どもや若者へ贈るものなので、のしには「誰から贈られたか」がわかるよう、贈る側の姓名を記します。受け取る相手の名は入れないのが基本です。夫婦で贈るなら世帯主の名を中央に、その左に配偶者の名を添えます。

Q. お祝い金を包むときも、のしは要りますか。

A. 現金を包むなら、紅白の蝶結びがついたのし袋(祝儀袋)を用います。包む額に見合った袋を選ぶのがこつで、少額なのに立派すぎる袋を使うと、ちぐはぐになります。お札は折り目のない新しいものを用意し、肖像のある表側を袋の表に向けてそろえると、きちんとした印象になります。

Q. のし紙は内のしと外のし、どちらがよいですか。

A. お祝いの席や訪問で直接手渡すなら、表書きがすぐ見える外のしが向きます。宅配便で送る場合は、配送中にのし紙が傷まない内のしが安心です。渡し方によって選ぶとよく、どちらが正しいというものではありません。お店で頼むときに、渡し方を伝えて相談するのも一つの方法です。

まとめ

進学・就職祝いののしは、水引・表書き・名前の三つを順に決めれば、迷わず整えられます。水引は、何度あってもうれしいお祝いにふさわしい、紅白の蝶結びを選びます。表書きは、入学なら「御入学御祝」、就職なら「御就職御祝」と場面に合わせ、迷うときはどんなお祝いにも使える「御祝」が便利です。

名前は、贈り主の姓名を中央に記します。子どもや若者へ贈るお祝いなので、受け取る相手の名は書きません。お祝い金を包むなら、紅白の蝶結びののし袋に、折り目のない新しいお札を入れます。のし紙は、手渡しなら外のし、配送なら内のしと、渡し方で選び分けると間違いがありません。文字は筆ペンで、楷書ではっきりと、晴れやかに書きます。

体裁の作法は細かく見えますが、もとをたどれば、新しい門出を祝い、これからを応援する気持ちを形にするためのものです。決まりにとらわれすぎず、お祝いの場面と相手を思って整えれば、気持ちはきちんと届きます。のしを添える品を選ぶときは、進学・就職祝いのテッパンギフト一覧もあわせて、門出にふさわしい一品を探してみてください。

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