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還暦や古希、喜寿といった人生の節目には、その日のよろこびを暮らしのなかに残してくれる器が似合います。手になじむ箸や、お祝いの席で杯を交わすグラスは、ふだんの食卓に晴れの日の記憶を持ち帰ってくれる贈りものです。使うたびにお祝いの日を思い出してもらえるのが、食卓まわりの品ならではの魅力です。
器の贈りものは、名前や祝いの言葉を入れて、その人だけの一品に仕立てられるのも嬉しいところです。長く愛用してきた道具を上等なものに替える楽しみや、お祝いの乾杯にふさわしい一脚を手にする特別感は、節目の記念にぴったりです。主役が好きな飲みものや、ふだん使う道具を思い浮かべながら選べば、暮らしにすっとなじむ一品が見つかります。
ここでは、還暦・長寿祝いに向くキッチン・テーブルウェアを系統ごとに整理し、それぞれの鉄板を紹介します。気になった品は、ジャンルごとのカテゴリ一覧から詳しく見くらべられます。なお、こわれやすい器は届くまでの扱いに気を配り、贈る前にひとこと届く日を知らせておくと安心です。お祝いの主役が食卓を囲む姿を思い描きながら、節目の日を彩る一品を選んでみてください。
お祝いにふさわしい器を選ぶには、いくつかの手がかりがあります。主役に喜んでもらえる一品を見つけるために、押さえておきたい点をまとめます。
まず考えたいのが、ふだんの食事で手に取る道具にするか、お祝いの席で使う特別な器にするかです。毎日の食卓で使う箸は、上質なものに替えるだけで日々のひとときが豊かになります。乾杯を彩るグラスは、晴れの日や来客のときに出番があり、特別感を添えてくれます。主役の暮らしのどの場面に寄り添いたいかで、方向が定まります。
長寿祝いならではの楽しみが、名入れで世界にひとつの一品に仕立てることです。箸に名前を、グラスに祝いの言葉や節目の年を刻めば、その人だけの記念の品になります。手元に長く残り、眺めるたびにお祝いの日がよみがえります。名入れには日数がかかることもあるので、お祝いに間に合うよう早めに頼んでおくと安心です。
グラスを選ぶなら、主役がふだん楽しむ飲みものに合わせるのが近道です。ワインを好む方にはその香りを引き立てる一脚を、お祝いの乾杯を華やがせたいなら泡の立つ一脚を、ビール党には冷たさを保つ器を。「いつも何を片手にくつろいでいるか」を思い出すと、ぴったりの一脚が見えてきます。
長く使ってもらうには、持ったときの心地よさも大切です。箸なら手の大きさに合った長さや、滑りにくい先のものを。グラスなら重すぎず、洗いやすいものを選ぶと、日々の暮らしで気負わず使えます。薄手の繊細な器は美しい一方で扱いに気をつかうので、相手の暮らしぶりに合わせて選ぶとよいでしょう。
ここからは、還暦・長寿祝いに向くキッチン・テーブルウェアを系統ごとに紹介します。それぞれのジャンル名から、カテゴリ一覧で品ぞろえを見くらべられます。
ふだんの食事で必ず手に取る箸は、上質な一膳に替えるだけで、日々の食卓が少し豊かになります。漆塗りの艶やかなものや、手になじむ天然木のものなど、握り心地と見た目で選べます。名前を入れれば、その人だけの記念の一膳になり、お祝いの日を長く思い出してもらえます。先が細く食べものをつまみやすいものを選ぶと、毎日の使い心地もよくなります。
晴れの日の乾杯を華やがせるのが、お酒の器です。ワインを楽しむ主役には、香りを大きく開かせるワイングラスが向きます。ボウルの形でワインの個性が引き立ち、ふだんの一杯が格上げされます。お祝いの席にふさわしい泡を立てたいなら、細く立ちのぼる気泡が美しいシャンパングラスが、節目の乾杯を演出してくれます。ビール党には、注いだときの泡立ちと冷たさを楽しめるビアグラス・ジョッキが喜ばれます。薄手のガラスや、保冷のきく素材など、口当たりや好みで選び分けられます。いずれも祝いの言葉や年を刻めば、記念の一脚として手元に残ります。
同じ長寿のお祝いでも、贈る相手や暮らしぶりによって、ふさわしい器は変わります。間柄ごとの考え方をまとめます。
近しいご両親へは、ふだんの食卓を思い浮かべて選べる間柄です。毎日きちんと食事をする方には手になじむ箸を、晩酌を楽しみにしている方にはお気に入りの飲みものに合う一脚を。母親が手に取りやすい軽さ、父親が好む握り心地など、ふだんの様子を思い出すと、ぴったりの一品が浮かびます。
孫からの贈りものなら、扱いやすさにも気を配ります。軽くて持ちやすい器や、滑りにくい箸なら、無理なく日々に取り入れてもらえます。名前を入れた一品に、孫からのひとことカードを添えれば、会えない日も家族のぬくもりを食卓のそばに感じてもらえます。繊細すぎる器より、気がねなく使える一品が喜ばれます。
お世話になった上司や恩師へは、品のよい一品を選びます。名の通った産地の箸や、化粧箱に納まったグラスは、あらたまった節目の贈りものにふさわしい佇まいです。お酒を召し上がらない相手には、グラスより日常で使える箸を選ぶなど、相手の暮らしに合わせると失礼がありません。
毎日使う箸を気軽に贈るか、お祝いの席を彩る一脚を奮発するかで、予算の掛けどころが変わります。日々寄り添う道具は手に取りやすい価格でも喜ばれ、晴れの日の器は少し上質なものを選ぶと特別感が増します。名入れを添えれば、価格にかかわらず記念としての価値がぐっと高まります。
Q. 箸を贈るのは縁起が悪いと聞きましたが、大丈夫でしょうか。
A. 箸は「橋渡し」や「長寿」に通じる縁起のよい品とされ、お祝いの贈りものに向いています。とくに長寿祝いでは、末永い健やかさを願う気持ちを込めて贈れます。気になるときは、祝いの言葉を添えたり、名前を入れたりすれば、めでたさがいっそうはっきり伝わります。
Q. お酒を飲まない相手にグラスを贈ってもよいですか。
A. お酒を召し上がらない方には、グラスより毎日使える箸を選ぶほうが喜ばれます。どうしてもグラスを贈りたいなら、お茶や水を楽しめる口当たりのよい一脚にするとよいでしょう。相手のふだんの飲みものに合わせて選ぶと、使ってもらえる一品になります。
Q. 名入れは頼んだほうがよいのでしょうか。
A. 必ず入れる必要はありませんが、その人だけの記念にしたいなら名入れがおすすめです。名前や節目の年を刻めば、手元に長く残る特別な一品になります。ただし仕上げに日数がかかることがあるので、お祝いに間に合うよう、余裕をもって注文しておくと安心です。
Q. こわれやすい器を遠方へ贈るときの注意点は。
A. ガラスの器は、配送中の扱いに気を配る必要があります。緩衝材でしっかり包まれた品を選び、相手に届くおおよその日をあらかじめ伝えておくと、受け取りがスムーズです。心配なときは、割れにくい素材の器を選ぶのもひとつの方法です。
Q. 何を選べばよいか、決め手がつかめません。
A. 主役がふだん何を片手に食卓を囲んでいるかを思い出すのが近道です。毎日の食事を大切にする方には箸を、お酒のひとときを楽しむ方には好みの飲みものに合うグラスを選べば、暮らしにすっとなじみます。名入れを添えれば、迷ったときも記念の一品として喜ばれます。
還暦・長寿祝いのテーブルウェアは、毎日使う道具を上質にするか、お祝いの席を彩る器を贈るかで選ぶと迷いません。手になじむ上質な箸、ワインの香りを引き立てるグラス、節目の乾杯を演出するシャンパングラス、泡立ちと冷たさを楽しむビアグラスまで、主役の暮らしと好みに合わせて選べます。
選ぶときは、主役がふだん食卓でどう過ごしているかを思い描くのが手がかりです。毎日の食事に寄り添う箸か、晴れの日の乾杯に使うグラスか、好きな飲みものや使い慣れた道具を思い出すと、ふさわしい一品が見えてきます。名前や祝いの言葉を刻めば、その人だけの記念の品になり、手元に長く残ります。
長い年月を重ねてきた主役へのねぎらいと、これからも変わらず食卓を囲んでほしいという願いを、毎日手に取る一品に込めてみてください。器は使うたびにお祝いの日を呼び起こし、節目の記憶をそっと暮らしに留めてくれます。気になった品は、ジャンルごとのカテゴリ一覧で詳しく見くらべられます。節目の日を彩る器を、還暦・長寿祝いのテッパンギフト一覧とあわせて選んでみてください。