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還暦をはじめとする長寿のお祝いは、これまでの歩みをねぎらい、これからの健康を願う、大切な節目の贈りものです。いざ贈ろうと思ったとき、まず迷うのが「いくらくらいが目安なのか」という金額の見当ではないでしょうか。相手との間柄で相場が変わるうえ、長寿祝いには種類ごとのテーマカラーや、避けたい数字といった独特の決まりもあります。
おおまかにいえば、ご両親へは3万円から5万円ほど、おじいさん・おばあさんへは贈る孫の立場や年齢に合わせて無理のない範囲で、親戚や知人へは5,000円から1万円ほどが目安です。お祝いの気持ちが主役とはいえ、相場を押さえておくと、安心して贈れます。
このページでは、まず長寿祝いの種類と年齢・テーマカラーをおさえたうえで、相手別の金額の目安、避けたい数字や現金の扱いといったお金のマナー、予算の考え方までを順に整理します。具体的な品を見たいときは、還暦・長寿祝いのテッパンギフト一覧もあわせてご覧ください。
長寿のお祝いは、年齢の節目ごとに名前とテーマカラーがあります。まずどのお祝いかを知っておくと、品選びの色合わせにも役立ちます。
お祝い | 年齢 | テーマカラー |
|---|---|---|
還暦(かんれき) | 60歳 | 赤 |
古希(こき) | 70歳 | 紫 |
喜寿(きじゅ) | 77歳 | 紫 |
傘寿(さんじゅ) | 80歳 | 黄・金茶 |
米寿(べいじゅ) | 88歳 | 黄・金茶 |
卒寿(そつじゅ) | 90歳 | 白・紫 |
白寿(はくじゅ) | 99歳 | 白 |
百寿(ひゃくじゅ) | 100歳 | 白・桃色 |
還暦は、生まれた年の干支に還ることから、満六十歳を祝います。赤いちゃんちゃんこに代表される「赤」がテーマカラーで、赤ちゃんに還る・魔よけといった意味が込められています。
古希より先のお祝いは、本来は数え年(生まれた年を一歳とし、正月ごとに歳を重ねる数え方)で祝うのが伝統です。ただ、近ごろは分かりやすい満年齢で祝う家庭も増えています。どちらでも構わないので、家族の都合のよいほうで決めます。
贈り物には、その年のお祝いのテーマカラーを取り入れると、いっそう気がきいています。色そのものの品でなくても、ラッピングや花、添える小物にその色をあしらうだけで、お祝いの趣が伝わります。
長寿祝いの金額は、相手との間柄で決まります。下の表をおおよその出発点にしてください。いずれも「目安」であって、自分の年齢や付き合いの深さによっても変わります。
贈る相手 | 金額の目安 |
|---|---|
ご両親へ(子から) | 30,000〜50,000円 |
おじいさん・おばあさんへ(孫から) | 学生は数千円/社会人は10,000〜30,000円 |
親戚・おじ・おばへ | 5,000〜10,000円 |
知人・上司へ | 5,000〜10,000円 |
ご両親の長寿を祝うなら、3万円から5万円ほどが目安です。少なくとも1万円から、間柄や、きょうだいで出し合うかどうかで調整します。兄弟姉妹みんなでお金を出し合い、まとまった予算で旅行や上等な品を贈るのも、よく選ばれる形です。
おじいさん・おばあさんへ、孫の立場で贈るときは、自分の年齢に合わせます。まだ学生なら数千円ほどで十分。むしろ、手紙や似顔絵のほうが喜ばれます。社会人になっていれば、1万円から3万円ほどを目安に、無理のない範囲で考えます。
おじ・おばや、親しい知人へは、5,000円から1万円ほどが目安です。あまり高価にすると、相手に気をつかわせてしまいます。間柄に見合った範囲で、お祝いの気持ちが伝わる品を選びます。
きょうだいや親族で出し合って贈るときは、一人あたりの負担を抑えつつ、まとまった予算で記念に残るものが選べます。誰がまとめ役になるか、何を贈るかを早めに相談しておくとスムーズです。全体の金額に四や九が入らないよう、気を配ります。
長寿祝いにも、お金にまつわる決まりごとがあります。あわせて、予算の生かし方も知っておくと安心です。
現金を包むときは、「4」(死)と「9」(苦)を連想させる金額を避けます。 4,000円や9,000円は、ちょうどよい額に思えても用いません。長寿を祝う席では、縁起の悪い数を避けるのが心づかいです。
お祝いには、折り目のない新札を用意します。前もって準備していた、という心づかいを表します。急なときは銀行などで用意できるので、早めに整えておくと安心です。
長寿を祝う相手は、自分より目上であることがほとんどです。現金や商品券は、目上の方への贈りものとしては失礼にあたるとされます。子から親へなど、ごく近しい間柄なら問題ありませんが、気になるときは品物や、相手が選べるカタログ式の贈りものにすると無難です。現金を渡す場合も、品物に添える形にすると、まろやかになります。
長寿祝いは、金額の多さより、これまでの感謝と、これからの健康を願う気持ちが主役です。高額にしすぎると、相手が恐縮してしまいます。間柄に見合った範囲で、相手の好みやその年のテーマカラーに合った品を選ぶほうが、ずっと心に残ります。
品物や現金のほかに、家族で温泉旅行や食事会を計画し、その費用を持つという祝い方もあります。形に残らなくても、みんなで過ごす時間そのものが、何よりの贈りものになります。予算は、参加する家族で分担すると無理がありません。
金額の目安が決まったら、その帯でどんな品が選べるかを思い描いてみます。長寿祝いは、その年のテーマカラーを取り入れると、いっそうお祝いらしくなります。
親戚や知人へのお祝いにちょうどよい価格帯です。テーマカラーの花やプリザーブドフラワー、上等なお菓子や名入れのタオルなど、気持ちが伝わる品が選べます。色をあしらった小物を添えるだけでも、お祝いの趣が出ます。
社会人の孫から、あるいは親戚へのお祝いにふさわしい帯です。少し上等なお酒や、名前を入れられる器、肌ざわりのよいひざ掛けや羽織りものなど、長く使える記念の品が選べます。本人の好みやテーマカラーに合わせると、喜ばれます。
ご両親へのお祝いや、家族で出し合うときの帯です。記念に残る上質な品や、家族での食事会・旅行など、思い出になる祝い方が選べます。名入れや、生まれた日のことを記したものなど、その人だけの特別感を添えると、いっそう心に残ります。
品そのものがテーマカラーでなくても、ラッピングのリボンや、添える花、メッセージカードにその色を取り入れるだけで、お祝いの気持ちが伝わります。還暦なら赤、古希・喜寿なら紫、というように、その年の色をさりげなくあしらうのが、気のきいた心づかいです。
Q. 長寿祝いは、数え年と満年齢のどちらで祝うのですか。
A. 還暦は満六十歳で祝います。古希より先のお祝いは、本来は数え年で祝うのが伝統ですが、近ごろは分かりやすい満年齢で祝う家庭も増えています。どちらでも構わないので、家族の都合や、本人の気持ちに合わせて決めるとよいでしょう。
Q. 還暦に、赤いちゃんちゃんこは必ず用意すべきですか。
A. 必ずではありません。赤いちゃんちゃんこは還暦の象徴ですが、形式にこだわる必要はなく、贈り物やラッピングに「赤」を取り入れる程度でも、お祝いの気持ちは伝わります。本人が照れるようなら、無理に着てもらわず、赤い小物やお花を添えるくらいがちょうどよいこともあります。
Q. 兄弟みんなでお金を出し合うときの金額は。
A. きょうだいや親族で出し合うなら、一人あたりの負担を抑えつつ、まとまった予算で記念に残るものが選べます。全体でいくらにするかを相談し、四や九が入らない金額に整えます。まとめ役を決めて、贈る品や祝い方を早めに話し合っておくとスムーズです。
Q. 長寿祝いは、いつ贈るのがよいですか。
A. 本人の誕生日に贈るのが基本ですが、敬老の日や、お正月・お盆など家族が集まる日に合わせる家庭も多いものです。みんなで顔をそろえてお祝いできる日を選ぶと、いっそう喜ばれます。遠方で当日に会えないときは、前もって品を届けておきます。
Q. 現金を贈るのは、失礼になりますか。
A. 子から親へなど、ごく近しい間柄なら問題ありません。ただし、目上の方への現金は失礼にあたるとされるので、気になるときは品物や、相手が選べるカタログ式の贈りものにすると無難です。現金を渡す場合も、ちょっとした品に添える形にすると、角が立ちません。
長寿祝いの金額は、相手との間柄で決めるのが基本です。ご両親へは3万円から5万円、おじいさん・おばあさんへは孫の立場や年齢に合わせて無理のない範囲で、親戚や知人へは5,000円から1万円ほど。きょうだいや親族で出し合って、まとまった予算で贈る形もよく選ばれます。
お金のマナーでは、「4」と「9」を避け、新札を用意すること。目上の方への現金は控えめにし、品物やカタログ式の贈りもの、あるいは家族での食事会や旅行という祝い方も喜ばれます。還暦の赤、古希・喜寿の紫といったテーマカラーを取り入れると、いっそうお祝いの趣が深まります。高額にしすぎず、これまでの感謝とこれからの健康を願う気持ちを大切にします。
金額の見当がついたら、その年のお祝いの色や、相手の好みを思い浮かべて品を選んでみてください。相手と予算が決まったら、還暦・長寿祝いのテッパンギフト一覧で具体的な品を見くらべてみてください。