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アロマスプレーは、香りの品の中では値の張らないほうです。改まらずに渡せるので、礼のしるしや、手土産に添える一本になります。小さいので、すでに一本持っている相手にも足せます。
最初の分かれ目は、どこに吹くものかです。部屋の空気に吹くもの、枕やマスクといった布に吹くもの、肌に吹くもの。火も器具も要りませんが、吹く先によって、選ぶものが変わります。
精油は水に溶けにくいものです。そのままでは水と混ざらないので、先にアルコールに溶かしてから、水を足して作られています。アロマスプレーのほとんどに、アルコールが入っているのはそのためです。
「ノンアルコール」と書かれているものもあります。アルコールを使わずに作られているので、吹いたときにあの匂いが立ちません。寝る前や、顔のそばで使ってもらうつもりなら、アルコールが入っているかどうかを見ることになります。
火をつけるお香や、挿しておく品は、置いてあるあいだじゅう香ります。スプレーは違います。空気に向けて吹いた香りは、しばらくすると引きます。
部屋に香りを残したくない相手でも、空気に吹くだけなら使ってもらえます。寝る前だけ、出かける前だけという使い方ができます。逆に、部屋をずっと香らせたい相手は、何度も吹くことになるので向きません。
ただし、布にかかったぶんは残ります。枕やマスクに吹いたものは、洗うまで落とせません。同じ一本でも、吹く先によって、香りが消えるか残るかが変わります。
同じアロマスプレーでも、肌に吹くものは、部屋や布に吹くものより薄く作られています。精油の中には、直接つくと肌を刺激するものがあるためです。
そのため、布に吹くものを肌に使うという選び方はできません。アルコールの有無とは別の話で、商品名や商品ページに「ボディ」「ボディミスト」と書かれているかが、肌に使えるかどうかの境目です。
ルームスプレーと書かれているものは、部屋の空気に向けて吹くものです。合わなければ窓を開ければ済みます。
外したときの逃げ場があるぶん、香りの好みが読めない相手にはいちばん渡しやすい形です。リネン用と併記されているものもあり、そちらは布にもかけられます。
ピローミスト、リネンスプレー、マスクスプレー、ハンカチスプレー。呼び名は分かれますが、どれも布に吹くものです。
枕に吹けば、その晩じゅう、寝ている人の顔のそばにあります。マスクなら、外すまで鼻先にあります。布に使ってもらうつもりなら、好みを外していないという確かさが要ります。
一つの商品名に、部屋・枕・マスク・ハンカチと、吹く先がいくつも並んでいることがあります。どこに吹いてもよいという書き方です。
受け取った人が使い道を決められるので、相手の暮らしが読めないときには向きます。逆に「枕に使ってほしい」と決めて渡したいなら、用途を一つに絞って書いてあるもののほうが伝わります。用途がいくつも並んでいる一本は、渡すときにどう説明するかを、渡す側が考えることになります。
ラベンダーとカモミールは、寝具に吹く組み合わせとして知られています。ピローミストや寝香水と書かれているものには、この二つが入っていることがあります。
そこにゼラニウムが加わっているものもあります。ゼラニウムは本来、華やかで甘い香りですが、ほかの精油と合わせると、その甘さが落ち着いた方向へ寄ります。商品名に精油の名前が並んでいるものは、そこから寝る前向きかどうかの見当が付きます。
ホワイトセージのスプレーがあります。ホワイトセージは、もともと火をつけて焚かれてきたものですが、スプレーなら火も煙も出ません。
寮や賃貸で火を使えない相手、小さい子どものいる家。そうした相手には、焚くものより、こちらのほうが渡せます。お香を焚いている相手にも、焚けない日の代わりとして受け取ってもらえます。
ハッカ油の入ったものは、吹くとひやりとするので、暑い時期のものです。渡す時期が決まっているぶん、季節の挨拶に添えるとちょうど合います。
寝る前のものや、部屋に吹くものは、いつ渡しても使い道があります。渡す日が先まで決まっていないなら、季節を選ばないもののほうが外れません。
アロマスプレーの容量は、20ミリリットル前後から100ミリリットル台までです。香りの品の中では小さいほうで、そのぶん一本の値も張りません。鞄に入れて持ち歩ける大きさのものもあります。
ほかの品に添えるなら、一本で足ります。これ一つで渡すつもりなら、香りの違うものを二本、三本と組んだセットがあります。箱に入っているかどうかで、そのまま渡せるかが分かれます。
「種類を選べる」「五種類の香りから」と書かれているものがあります。渡す側が一つ決めて送る形です。
香りの好みは人によって差が大きいので、強く立つものは、好きな人と苦手な人がはっきり分かれます。読めないうちは、癖の少ない、やわらかいものが無難です。すでに香りの品を使っている相手なら、その人が置いているものと同じ系統を選べば外れません。
精油はそのままでは使えません。器具に落とす、湯に垂らす、自分で薄める。受け取った人の側に、道具か手間が要ります。
スプレーは、蓋を外して吹くところまでが済んでいます。香りを楽しむ習慣が無い相手なら、こちらのほうが最初の一本になります。
**好みが合えばいちばん喜ばれますが、外したときに引っ込みが付きません。相手が何を置いているか知っているときに向きます。
スプレーなら、使わない日は香りません。家族と住んでいる相手なら、ほかの人がいない時間に使うこともできます。好みが読めないうちは、こちらのほうが安全です。
アロマスプレーは、吹く先で選ぶものが決まります。空気に向けるだけなら、外しても窓を開けて終わりです。枕やマスクへ回るものは、その人の顔のそばに一晩とどまります。そこまで踏み込むなら、相手の好みを知っていることが前提になります。
アルコールが入っているかどうかと、肌に使えるかどうかは、別々に見ます。前者は吹いたときの匂いの立ち方、後者は「ボディ」と書いてあるかどうかで決まります。精油をアルコールに溶かして作るのがこの品の作りなので、「ノンアルコール」はそこから外れたものです。
火を使う品は、置いておくだけで香ります。こちらは、吹いた人が香らせる時間を決められます。火を使えない部屋の相手にも渡せますし、部屋に香りを残したくない人にも使ってもらえます。
一本の容量が小さいぶん、単体で渡すと手応えが軽くなります。香りの違うものを組んだセットか、箱に入っているものなら、それだけで形になります。
好みが読めない相手には、部屋に吹く、癖の少ないものを二本組んで。火を使えない部屋に住んでいる相手には、ホワイトセージのスプレーを。暑い盛りの挨拶に添えるなら、ハッカ油の入った一本が、渡した日から出番が来ます。
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