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ボストンバッグは旅行のたびに引っ張り出すものなので、一つ良いものがあると何年も使ってもらえます。その割に、自分で買うときは「今あるもので足りる」と後回しにされがちな鞄でもあります。旅の支度をする日に、去年より軽い鞄が出てくるのは、それだけで気分の変わることです。
選ぶときに最初に決まるのは、何泊のために使う鞄かです。ここで容量のリットルが決まり、そこから鞄の寸法も決まります。寸法は、飛行機に持ち込めるかどうかを分けます。
そのうえで、スーツケースに載せて運ぶ使い方をするかどうかを決めます。載せるなら、背面側に付いた通し口の幅が、相手のスーツケースの持ち手に合っている必要があります。
商品ページに出てくる容量の数字は、一日ぶんの着替えを10リットルから15リットルで数えると泊数に直せます。目安は、30リットル前後で一泊から二泊、40リットル前後で三泊、50リットルから上で四泊以上。
同じ泊数でも、冬は服がかさばるので一段大きいほうへ寄ります。夏の一泊なら、30リットルでも中に余りが出るくらいです。相手がいつ旅に出る人かで、要る数字は上下します。
機内に持ち込める鞄には上限があります。大手の航空会社なら、縦55センチ・横40センチ・厚み25センチの枠に収まり、なおかつ三辺の合計が115センチ以内。座席の少ない小型機だと合計100センチまで下がり、格安の航空会社では90センチから100センチ、重さも7キロまでという決まりが多くなります。
ここで効いてくるのが、この鞄がほとんど布でできていることです。詰めれば膨らむので、寸法どおりに買っても、荷物を入れた状態では超えることがあります。飛行機に乗る相手へ渡すなら、上限ぎりぎりではなく、一回り小さいものを選んでおくほうが確実です。
背面側に筒状の口が付いたものがあります。ここへスーツケースの持ち手を通して、上に載せて運ぶ作りです。合わない形は三つあります。
通し口が持ち手より狭ければ、そもそも通りません。広すぎれば、通っても左右にぐらつきます。もう一つ、口の幅が合っていても、本体がスーツケースからはみ出せば、載せたときに傾きます。相手が今使っているスーツケースの大きさを知らないなら、肩に掛けられる紐の付いたものを選んでおく手があります。
生地はこの二つがほとんどです。ナイロンは軽くて摩擦に強く、擦れても破れにくいのが持ち味。旅先で床に置いたり、荷室に積まれたりする使い方に向きます。
ポリエステルは型崩れしにくく、水を吸いにくいので乾きが早いのが持ち味です。雨に降られる場面や、濡れたものを入れて帰る使い方ならこちらへ。どちらにも「撥水」と書かれたものがあり、その表記があれば少しの雨は弾きます。
小さく畳んでしまえるものは、旅先で増えた荷物のために、鞄の中へ入れて持っていくという使われ方をします。芯が入っていないので、空のときはほとんど場所を取りません。
その代わり、詰めたときに形が保てません。中身が偏れば横に倒れ、下に硬いものを入れないと底が沈みます。旅のたびに出して使う一つとして渡すなら、底に板の入ったものや、生地の厚いもののほうが立ちます。畳めることと、立つことは両立しません。
週末に出かける相手なら、30リットル前後で足ります。着替えと洗面のものと、少しのお土産まで入る大きさで、電車移動でも肩に掛けて歩けます。
この大きさなら、機内持ち込みの枠にも余裕が出ます。寸法を見たうえで選んでおけば、飛行機に乗る旅にもそのまま持って行ってもらえます。
三泊を超えてスーツケースで出かける相手なら、荷物の本体はそちらが持ちます。そこへ足す一つとして選ぶなら、通し口の付いたものが、そのまま移動の楽さになります。
このとき容量は、20リットルから30リットルに抑えるほうが扱いやすくなります。載せたときに奥行きが出ると、歩くたびに脚へ当たるからです。本体はスーツケース、こちらは手回りのもの、という役の分け方です。
汗をかいたものや、濡れた靴を入れる場面があるなら、靴を別に入れられる仕切りの付いたものを。濡れたものと乾いたものを分けられる作りのものも並んでいます。
仕切りが無いものだと、結局は袋を別に持ち歩く形になります。帰りに何を入れて帰るかが決まっている相手なら、その置き場が最初から作ってあるものを。
病室で使う鞄は、ベッドの脇に置いたまま出し入れする形です。口が大きく開いて、中身が上から見えるものなら、起き上がらずに探せます。
この場面では、畳めるものより自分で立つものが向きます。脇に置いても倒れず、そのまま物入れとして使えるからです。持ち手のほかに肩紐が付いていれば、退院の日に片手が空きます。
旅の鞄は、その人の服装と一緒に人前に出ます。普段の鞄が黒や紺なら、旅の鞄もその並びに入れておくと使ってもらえます。明るい色は荷物置き場で見つけやすい利点がありますが、好みが割れるところでもあります。
柄物は、相手の好みが分かっているときだけ。無地で、金具の色がそろっているものなら、どんな服装のときでも持って出られます。
3,000円前後には、畳めるものや、旅先で増えた荷物を運ぶための一つが並びます。すでに鞄を持っている相手への、二つ目として渡す買い方がこのあたりです。
5,000円ほどから上は、生地が厚くなり、底や口まわりの作りがしっかりしてきます。毎年の旅行で使ってもらう一つとして渡すなら、この価格帯から。畳めるものと違って場所は取りますが、詰めたときに形が崩れません。
学校の行事や合宿で使う相手には、名前を入れられるものが役に立ちます。同じ形の鞄が荷物置き場に並ぶ場面では、外から見て分かる目印がそのまま効きます。
大人が旅先で持つ鞄では、話が変わります。預け先やロビーで、名前が知らない人の目に触れるからです。人前に置く場面のある相手なら、名前は入れずに、引き手に付けた紐やタグで見分けられるようにしておくほうが向きます。
ボストンバッグは箱に入ると大きくなります。畳めるものなら小さく届きますが、形の決まったものは箱ごと場所を取ります。手渡しするつもりなら、自分が当日それを提げて行ける大きさかどうかを先に見ておくところです。
送るかどうかは、届いた箱をそのまま置いておける相手かどうかでも決まります。すぐに使う予定のある相手なら、旅の日取りに間に合う日を指定して送ると、そのまま持って出てもらえます。
大きさが違えば使い分けてもらえます。30リットルのものと50リットルのものでは、入る泊数が二泊ぶん違います。持っているものが一泊用なら、その上の大きさへ。旅行のたびに大きいほうを出している相手なら、逆に小ぶりなほうへ。
畳めるものを選べば、重なりはさらに小さくなります。大きい鞄に着替えを詰めて、現地で使う手回りの鞄として畳んだほうを入れておくという持ち方ができるからです。この使い方なら、持っている鞄も、渡した鞄も同じ旅で出番があります。
手で提げるほかに、肩紐を付け替えてリュックにできるものがあります。両手が空くので、子どもを連れて移動する相手や、駅の階段を上る場面の多い相手には効きます。
ただし、背負う形にすると鞄は体の後ろに回ります。人前に出る場面で持つ鞄としては、形が崩れて見えることもあります。旅の移動そのものが目的なら付け替えられるものを、身なりを整えて持つ鞄としてなら、提げる形の決まったものを選ぶほうが向きます。
泊数、飛行機に乗るかどうか、スーツケースに載せるかどうか。この三つの順に決めると、一つに絞れます。
泊数はリットルに直せます。一日ぶんの着替えが10リットルから15リットル。一泊二泊なら30リットル前後、三泊なら40リットル前後、四泊以上なら50リットルから上です。
飛行機に乗る相手なら、三辺の合計まで見ます。大手なら115センチ以内、格安の会社なら90センチから100センチ。布の鞄は詰めれば膨らむので、上限ぎりぎりのものは選ばないほうが安全です。
スーツケースに載せる形にするなら、通し口の幅を合わせます。持ち手より狭ければ通らず、広すぎればぐらつきます。相手のスーツケースを知らないなら、肩紐の付いたものにしておくと、載せられなくても使えます。
旅の荷物を全部入れるなら、鞄よりスーツケースの側になります。
週末に出かける相手には、30リットル前後で三辺の合計まで見たものを。スーツケースを使う相手には、その上に載せられる小ぶりなものを。入院の備えとして渡すなら、自分で立って口の大きく開くものを選んでください。
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