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マザーズバッグは、子どもを連れて出る日に肩へ乗る鞄です。おむつも着替えも飲み物も入るので、家を出るときの支度がこの一つに集まります。毎日使われて、そのぶん早く傷みます。
自分で買うと、荷物が増えてから慌てて選ぶことになりがちです。産む前は必要な量が読めず、産んでからは店に行く時間が取れません。人からもらえば、その手間が消えます。
選ぶときに最初に決まるのは、背負うか肩に掛けるかです。両手が空くリュックと、掛けたまま出し入れできるトート。子どもの月齢と、どこへ行く人かで、どちらが合うかが変わります。
商品名にはリュックかトートかの区別と、容量のリットル、それに機能の呼び名が並びます。この三つが読めれば、相手の暮らしに当てられます。
リュックは背負うので両手が空きます。歩き始めた子を追いかけるとき、上の子と手をつなぐとき、抱っこするときに、手が塞がりません。肩紐が長く伸びるものなら父親も背負えるので、夫婦で一つを使い回せます。
そのかわり、中身を取るたびに下ろすことになります。縦に長くて肩紐が飛び出ているので、ベビーカーのかごにも入れにくい形です。
トートは肩に掛けたまま口を開けられます。抱っこしたままガーゼやおしぼりを出せるので、赤ちゃんのうちはこちらが速く動けます。ベビーカーの持ち手にも掛けやすい形です。そのかわり、重さが片方の肩に集まるので、荷物が増えると長く持てなくなります。
赤ちゃんのうちはトート、歩き始めたらリュック、と持ち替える人もいます。両方を渡せないなら、相手の子がいま何歳かで決まります。
短い外出なら10から15リットル、半日以上出るなら15から20リットル、泊まりがけや荷物の多い人なら20リットル以上が目安です。
月齢でも変わります。生まれてから六か月ごろまでがいちばん荷物が多く、おむつも着替えも飲み物も予備が要るので、15から20リットルあると足ります。一歳を過ぎると持ち歩くものが減り始めて、12から15リットルでも回るようになります。
商品名の「大容量」だけでは、どれくらいかが読めません。リットルの数字が書かれているものなら、相手の子の月齢に当てられます。書かれていないものは、A4が入るかどうかで見当を付けることになります。
背面ポケットは、背負ったとき背中側に来る口です。財布や鍵をここに入れておけば、人の多い場所で後ろから手を入れられません。渡した相手が背負ったまま手を回せる位置に付いているものもあります。
保冷ポケットは、その部分だけ内側に断熱の生地を張ったものです。哺乳びんや飲み物を入れておけます。二層構造と書かれたものは、上下で中が分かれていて、汚れたものと清潔なものを分けて入れられます。
底板は、底を平らに保つ板です。荷物が偏らず、置いたときに自立します。外せるものなら、板を抜いて洗濯機に入れられます。ベビーカーフックが付いていれば、そのままベビーカーの持ち手に掛けられます。
飲み物はこぼれますし、外に置けば地面にも触れます。洗えるかどうかと、雨に強いかどうかが、そのまま使い続けられるかを決めます。
化学繊維の生地に水をはじく加工をしたものが並びます。急な雨で濡れても中まで通らず、表面の汚れも布でぬぐえます。生地そのものが軽いので、中身で重くなる鞄には向いた素材です。
丸洗いできると書かれたものなら、汚れがしみたときに洗濯機に入れられます。底板を外せる作りのものなら、板を抜いてそのまま回せます。
見た目は落ち着いた色に寄りがちです。黒や灰色、生成りに近い色が多く、父親が持っても浮きません。夫婦で使う一つとして渡すなら、この系統から選べます。
ヌビは韓国語でキルト、イブルは布団を指す言葉です。綿を挟んで細かく縫った生地で、この数年、鞄の形で並ぶようになりました。
綿でできているので手ざわりが柔らかく、軽く仕上がります。洗濯機で洗えて、凹凸のある生地なのでしわも付きにくくなります。畳んで鞄の中に入れておけるので、二つ目のサブバッグとしても使えます。
そのかわり、布なので雨には弱く、中身の形もそのまま出ます。晴れた日の近所や、保育園の送り迎えのように、決まった道を行き来する使い方に向きます。刺繍の入ったものやくすんだ色のものが多く、見た目で選ばれることも多い生地です。
同じ大きさでも、鞄そのものの重さが違います。300グラム台のものと、1キロ近いものでは、荷物を入れたあとの差がそのまま肩に乗ります。
「軽量」と書かれていても、実際の重さは商品ごとに違います。グラムの数字まで書かれているものなら、そこで比べられます。書かれていなければ、素材で見当が付きます。薄いナイロンは軽く、革や厚い帆布は重くなります。
相手がすでに重い鞄を使っているなら、軽さだけで渡す理由になります。子どもを抱っこしたまま背負うものなので、100グラムの差が毎日効いてきます。
この鞄は、生まれる前から使い始められます。ただし、渡す時期によって相手の見え方が変わるので、そこも選ぶうちに入ります。
出産のために入院するとき、荷物をまとめる鞄が要ります。陣痛が来てから病院へ向かうためのものと、入院中に使うもので、二つ用意する人もいます。
商品名に「陣痛バッグ」「入院バッグ」と書かれているのは、この用途を指しています。子どもが生まれる前に渡せる数少ない贈り物で、産んだあとはそのまま子どもの荷物用に回ります。
ただし、産む前は必要な量が読めません。入院の荷物と、産んだあとの子どもの荷物の両方に使うなら、15から20リットルのあいだで選んでおくと、どちらにも回ります。
産む前に明るい色や柄を選んでいた人が、産んだあとはシンプルな色に寄ることがあります。子どもを連れて歩く格好が変わるためで、産む前に会ったときの印象で選ぶとずれます。
迷うなら、黒や灰色、生成りのような色にしておくと外れません。相手が明るい色を好むと分かっているなら、そちらでも構いませんが、毎日使うものなので服を選ばない色のほうが出番が増えます。
産後は贈り物が集まって、家の置き場所が減っています。畳んで置ける布のものか、いま使っているものと役割の違うものだと、置き場所に困りません。
父親も背負う前提なら、肩紐が長く伸びるかどうかが効いてきます。体格の違う二人で回すので、持ち替えるたびに長さを直します。
背負う位置が変われば、背面ポケットに手が届く高さも変わります。低い位置で背負う人と高い位置で背負う人では、同じ鞄でも使い勝手が別になります。
男女兼用、ユニセックスと書かれたものは、この点を見て作られています。色も形も片方に寄っていないので、どちらが持っても収まります。夫婦のどちらが多く持つかが分からないときは、この表記のあるものから選べます。
形が違えば余りません。トートを持っている人にリュックを渡せば、上の子と手をつなぐ日や、長く歩く日に出番が来ます。リュックを持っている人にトートを渡せば、抱っこの多い時期や、ベビーカーに掛けて出る日に使われます。
大きさで分ける手もあります。20リットル台の大きいものを一つ持っている相手なら、近所へ出るための小さいものが足りていないことがあります。逆に小さいものしかないなら、泊まりがけの帰省で足りないことがあります。
洗って乾かしている間の替えも要ります。子どもの飲み物がこぼれた日は、その日のうちに洗うことになりますが、乾くまでのあいだにも出かける日は来ます。そこに二つ目が入ります。
背負うか肩に掛けるか、何リットル要るか、洗えるかどうか。この三つで、渡す一つが残ります。
リュックは両手が空くので、歩き始めた子を追いかける時期や、上の子と手をつなぐ相手に向きます。トートは掛けたまま出し入れできるので、抱っこの多い赤ちゃんのうちと、ベビーカーに掛けたい相手に。
容量は、短い外出で10から15リットル、半日以上で15から20リットル、泊まりがけなら20リットル以上。生まれてから六か月ごろまでがいちばん荷物が多く、一歳を過ぎると減り始めます。相手の子がいま何か月かで、当てられます。
素材は、撥水のナイロンが雨と汚れをはじいて丸洗いでき、韓国のキルティングであるヌビは綿で軽く、洗濯機に入れられます。布のほうは雨に弱いので、近所や送り迎えのための一つになります。背面ポケット、保冷ポケット、底板、ベビーカーフックは、どれも入れる場所と置き方の話です。
生まれる前の相手には、入院の荷物も入る15リットル前後を一つ。歩き始めた子のいる家には、肩紐の伸びる撥水のリュックを。すでに大きいものを持っている相手には、近所へ出るための小さいヌビのトートを。毎日肩に乗る鞄なので、軽さと洗えることが、そのまま使われる回数になります。
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