掲載6商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
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一枚あれば便利だと分かっていても、自分のために買う人はあまりいません。無くても困らないからです。紙袋でも手提げでも用は足りるので、いつも後回しになります。もらって初めて手元に来る、という入り方をします。
そのかわり、来てしまえば出番はいくらでもあります。瓶を包む、荷物をまとめる、卓に掛ける、雨の日に鞄をくるむ。一枚で何をするかが決まっていないので、相手の暮らしのほうが使い道を決めます。
選ぶときに最初に決まるのは、大きさです。商品名には「大判」と書かれていても、指している大きさは一つではありません。数センチの違いで、包めるものが変わります。
商品名に「三巾」「二四巾」と書かれていることがあります。センチと並べて書いてあるので飛ばしがちですが、これが風呂敷の大きさの数え方です。
幅34センチを一巾(ひとはば)として数えます。その倍の68センチが二巾、三つぶんの100センチほどが三巾、という並びです。
包めるものが、この数でだいたい決まります。
「大判」という言葉はどの商品にも付きますが、指している大きさは同じではありません。巾の数か、センチの数字のほうを見ることになります。
包むものが決まっているなら、そこから逆に大きさが出ます。一升瓶やワインを包んで持って行く形なら、二四巾の90センチが下限です。二巾の70センチでは、瓶の高さに布が足りません。
卓に掛けてもらう、買い物のものを入れてもらうという使い方まで含めるなら、三巾の100センチ以上が要ります。大は小を兼ねるので、用途が読めないときは大きいほうに寄せます。ただし布の面積が増えるぶん、値段も上がります。
もう一つ、戸惑いやすいところがあります。風呂敷は正方形に作られていません。丈(縦)のほうが、幅(横)より2〜3パーセント長くなっています。
わざとそうしてあります。わずかに長方形にしておくほうが、結んだときに布の伸びが効いて使いやすいからです。100センチと書かれていても、測ると縦が数センチ長い。不良品ではありません。
同じ大きさで並んでいても、値段には何倍もの開きがあります。差は素材から来ていて、そこで手入れの仕方も変わります。
正絹は、絹だけで織ったものです。改まった場に持って行くならこちらで、値段も高いほうに並びます。ただし絹は水を吸うと縮むので、水洗いができません。汚したときは専門の店に出すことになります。
レーヨンも同じ扱いです。絹に似た光沢が出るので、ちりめんの風呂敷によく使われます。こちらも水に濡れると縮みます。
ポリエステルは水で洗えます。ポンジと書かれているのは薄手のポリエステルで、一越織と書かれているものは表面に細かい凹凸が出ます。値段が安いほうに並ぶのはこの素材です。
綿も水で洗えます。水を吸って、乾くのも早い。ふだんの持ち歩きに向くのはこちらです。
贈り物として渡すとき、この違いは大きく効きます。買い物や持ち歩きに使ってもらうつもりなら、洗えないものを渡すと出番が来ません。汚したときに手が止まるからです。
改まった場のためだけに渡すなら、正絹やちりめんが合います。ただしその場合は、相手にそういう場に出る予定があると分かっていることが前提になります。
ポンジは薄手なので、たたむと小さくなり、持ち歩くのに向いています。そのかわり、重いものを入れると布が傷みます。瓶を何本も包む、書類を詰めるといった使い方をするなら、もう少し厚みのある織りに寄せます。
厚みは商品名からは読み取りにくいところです。素材の名前が手がかりになります。ポンジと書いてあれば薄手、一越織や綿と書いてあればそれより厚みがあると考えて差し支えありません。
商品名に「撥水」と入っているものがあります。布の表面で水をはじく加工をしたもので、水を運べるほどの効き目があります。
ふつうの布だと、濡れたものを包めば水が外まで抜けます。撥水のものは水が布の内側で止まるので、濡れた傘や、汗を吸った着替えを入れて持ち帰れます。
雨の日に鞄ごとくるむ使い方もできます。急に降ってきたときに、鞄から出して掛けるだけで足ります。
草の上に敷いて座る、卓に掛けるといった使い方も、水をはじくぶん気楽になります。包む道具というより、一枚の布として働く場面が増えます。
同じ大きさの無地と比べると、撥水のものは何倍かの値段になります。加工が入るぶんの差です。
選び分けは、相手が外に持ち出す人かどうかで付きます。家の中で使うもの、贈り物を包んで渡すためのものなら、撥水は要りません。買い物や外出に持って行く人、車で出かける人には、この加工が効いてきます。
撥水の加工は、使っているうちに弱まります。ただし、洗って汚れを落とし、アイロンで熱を加えると戻ります。汚れが表面に乗ったまま残っているのが、効き目の落ちる主な原因だからです。
戻し方が商品の包みに書かれているものもあり、その場合は渡した相手が自分で調べずに済みます。一度きりの加工ではないので、長く持ってもらうつもりの相手にも渡せます。
包む形にしなくても使えるものです。卓に掛ける、棚の目隠しにする、椅子の背に掛ける。布として置くだけの使い道が先にあります。
包む使い方のほうは、覚えるのは二つか三つの結び方です。相手が興味を持てば自分で調べます。そこを心配して渡さないより、布としても使える大きさのものを渡しておくほうが、使い道が残ります。
逆です。汚れが表面に乗っていると水をはじかなくなるので、洗って汚れを落とすほうが効き目は戻ります。そのあとアイロンで熱を加えると、さらに戻ります。
そのため、外に持ち出す相手にも気兼ねなく渡せます。使って汚して洗う、という回し方ができる作りになっています。
無地は、包む中身のほうを主役にします。改まった場に持って行く、贈り物を包んで渡すという使い方では、こちらが収まります。色数を出しているものが多いので、相手の持ち物に合わせて選べます。
柄のあるものは、布そのものを見せる使い方に向きます。卓に掛ける、鞄として持つ、壁に掛ける。渡したあとに目に入る回数が多いぶん、相手の好みから外すと使われません。好みが読めているときの選び方になります。
相手がどこで使うかを一つ決めると、大きさと素材が続けて決まります。
買い物や外出に持ち歩いてもらうなら、三巾100センチほどで、撥水のものを。濡れたものを入れて帰れるので、雨の日にも出番があります。値段は高いほうになりますが、洗って熱を当てれば効き目が戻るので、長く持ってもらえます。
改まった場に出る予定があると分かっている相手には、正絹やちりめんの無地を。中身のほうを主役にする布なので、包んで渡す場面で収まります。ただし水洗いができないので、ふだんの持ち歩きには回りません。外で使ってもらうのか、しまっておいてもらうのかで、ここが分かれます。
どちらとも読めない相手には、三巾100センチの一越織の無地を。水で洗えて、値段も抑えられて、薄手のものより厚みがあるぶん、卓に掛けるところから瓶を包むところまで一枚で足ります。使い道を決めずに渡せるのが、この組み合わせです。
あちらは形が先に決まっていて、店の買い物かごに合わせた作りのものもあります。一枚の布のまま渡すか、袋の形で渡すかという違いです。
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