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バレッタは、身につけるものの中では小さく、値段も張りません。ちょっとした礼に添えられるのはそのためです。髪をまとめる場面が多い相手なら、いくつあっても使い分けてもらえます。
最初の分かれ目は、相手の髪の量です。バレッタは髪を挟んで留めるので、髪の量に対して小さすぎると、まとまらないうえに金具が壊れます。飾りの見た目より、髪の量のほうが先に来ます。
バレッタは、髪を挟んで留める道具です。留め具の横に開いた穴へ、上の板の先を差し込んで引っかける作りになっています。「パチン」と留まるのは、この仕組みです。
フランス語で「小さな棒」という言葉から来た名前です。横に長い形でまっすぐ押さえるので、留めたところが一本の線になります。きちんとした見え方になるのはそのためで、ドレスの日にも、式典にも、和装にも合わせられます。
わにの口のような形をした「バンスクリップ」は、留める力が強いぶん、見た目が道具寄りになります。どちらも「ヘアクリップ」という広い呼び方の中に入ります。商品名にどちらの言葉が使われているかで、押さえる力を取ったものか、見せる形を取ったものかが読めます。
髪の量が少ない人には、小ぶりのものが向きます。挟む髪が薄いので、小さくてもしっかり留まります。髪がやわらかい人も、まとまりにくいぶん、小ぶりのほうが押さえられます。
髪の量が多い人が小さいものでまとめようとすると、まとまらないか、金具が壊れます。板と穴で留める作りなので、挟んだ髪の厚みがそのまま金具にかかるためです。髪の量が多い相手には、大きめを選ぶことになります。
金具で、挟む量を一段階、二段階と変えられるものがあります。挟む側の板を外せる作りのものも。髪の量が季節や年で変わっても、同じ一つが使い続けられます。
相手の髪の量が分からないなら、この調節のあるものが逃げ道になります。大きめを選んでおくのも手です。髪の量が少ない人が大きいものを使っても、留まらないだけで壊れません。
前髪や横の髪を一房だけ留めるなら、挟む量が少ないので、髪の量が多い人でも小ぶりのもので足ります。
まとめ髪に使うのか、部分的に留めるのか。そこで大きさの見方が入れ替わります。贈るときにどちらのつもりかを決めておくと、大きさで迷いません。
バレッタに網(シニヨンネット)が縫い付けてあるものがあります。一つに結んだ髪の上でバレッタを留め、余った毛束を網の中に押し込むだけで、まとめ髪ができます。
丸めて、ピンで留めて、崩れないように押さえる。その手順が要りません。髪をまとめるのに慣れていない相手でも、結んで押し込むところまでで形になります。
網が毛束を包むので、毛先の傷みが外から見えません。染めた色が伸びてきているところも、まとめて覆われます。
髪を下ろしているときより、後ろ姿がすっきりします。人の前に立つ日、写真に写る日なら、そこが効きます。
結婚式、入学式、卒業式。仕事の日、就職の活動。和装のとき。網の付いたものは、この幅で使われています。
髪をまとめることになっている場面が、その人の暮らしにどれだけあるか。そこが多い相手なら、一つでは足りずに替えを持ちます。
逆に、髪をまとめる場面がほとんど無い相手なら、この形は箱のまま残ります。髪を下ろしたままで過ごす人には、前髪や横を留めるもののほうが出番があります。
網の付いたものには、黒や紺、茶といった落ち着いた色があります。飾りとして選ぶなら明るい色もありそうなものですが、落ち着いた色のほうが求められています。
きちんとした場面で使うものだからです。黒か紺なら、着ていく服の側を選びません。明るい色や柄のものは、相手のふだんの服を知っているときにだけ渡せます。
弔いの席では、光る素材を避けます。つやを抑えた黒で、飾りが大きすぎないものにします。
網の付いたバレッタは、長い髪をまとめるのに使われます。髪を下ろしたままにしない、という場のきまりに合うためです。弔いの席のために渡すなら、色とつやを先に見ることになります。
それ以外の場面で使ってもらうつもりなら、色とつやは条件になりません。リボンの付いたものも、張りのある生地のものも選べます。どちらの場面を想定して渡すかで、選べる範囲が変わります。
和装のときは、髪をまとめて後ろを見せます。そこに何を留めるかが、後ろ姿の印象を決めます。
大きめのものは、後ろ姿に一つの形を作ります。飾りの控えめなものは、まとめる役に徹します。着物を着る機会のある相手なら、そこも渡す理由になります。
手のひらに載る大きさなので、単体だと包みが薄くなります。ほかの品に添える一つとして渡すか、箱に入っているものを選ぶことになります。
使ううちに金具が緩むものでもあるので、替えとして持っておけるのがこの品物のいいところです。すでに持っている相手にも、色違いや大きさ違いを足せます。
髪を短くした相手には、まとめ髪の道具は使い道がなくなります。網の付いたものは、まとめられる長さがあってこそです。
最近髪を切ったと聞いている相手なら、前髪や横を留めるものへ寄せることになります。まとめる長さが要らない形を選んでおけば、髪型が変わっても手元に残ります。
渡せます。網の付いたバレッタは、就職の活動や仕事の場でも使われています。髪を下ろしたままにしないという決まりのある職場なら、むしろそこで役に立ちます。
そのときは、黒か紺で、飾りの控えめなものが無難です。リボンの大きいものや、光る飾りの付いたものは、場によっては使えません。まとめる役に徹した形なら、決まりの厳しい職場でも通ります。
重なっても構いません。金具で挟むものなので、使ううちに緩んだり折れたりします。替えが手元にあれば、そのまま入れ替わります。
そのうえでずらすなら、今持っているものと役割を変えるという手があります。まとめ髪用を持っているなら、前髪を留める小さいものを。小さいものばかりなら、網の付いたまとめ髪用を。同じ役割が二つ並ぶより、使い分けが生まれます。
バレッタは、髪の量・網が付いているか・使う場面の三つで決まります。留め具の横の穴へ、上の板の先を差し込んで引っかける作りなので、挟んだ髪の厚みがそのまま金具にかかります。髪の量の多い相手に小さいものを渡すと、まとまらないうえに壊れます。
髪の量が分からないなら、大きめか、挟む量を調節できるものを。前髪や横を一房だけ留めるなら、髪の量が多くても小ぶりで足ります。
網(シニヨンネット)の付いたものは、一つに結んだ髪の上で留めて、余った毛束を網へ押し込むだけでまとめ髪になります。毛先の傷みや、染めた色の伸びたところも覆われます。結婚式、入学式、卒業式、仕事、就職の活動、和装まで使われる形です。
弔いの席で使うなら、つやを抑えた黒で、飾りの大きすぎないもの。光る素材は避けます。
まとめ髪の場面が多い相手には、網の付いた黒か紺のものを。髪の量が分からない相手には、挟む量を調節できるものを。最近髪を短くしたと聞いている相手になら、前髪を留めるものが、長さに関わらず使ってもらえます。
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