掲載1商品 / 楽天ランキングを90日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
ペアアクセサリーは、渡した側の手元にも同じものが残ります。贈り物として差し出したのに、自分も身につけることになる。渡した日から、離れているあいだも同じものを着けているという形になるのが、ほかの贈り物と違うところです。
選ぶときにまず決まるのは、体のどこに着けるものにするかです。首、手首、指。同じお揃いでも、どれだけ人の目に触れるかがまるで違います。
そのうえで、相手がお揃いをどう思う人かが効いてきます。受け取る側が身につけたがらないという場合が、このジャンルにはあります。
ペアネックレスは、服の下に入ります。襟元から出さなければ、職場でも人に気づかれません。隠せるので、お揃いの最初の一つとしていちばん選ばれます。
ペアブレスレットは、袖口から見えたり隠れたりします。腕時計と重ねて着けられるので、普段から腕時計を着けている人には差し出しやすい形です。手を動かすたびに視界に入るので、着けている本人には存在がはっきりします。
ペアリングは、手元に出たままになります。話しているあいだも、物を渡すときも見えます。そのぶんいちばん特別感が出るのがこの形です。
相手が人前でどこまで出せる人かによって、選ぶ場所が決まります。
首と手首は長さに幅がありますが、指は号数を当てないと着けられません。号数は指輪のサイズを表す番号で、1号ずつ内側の太さが変わります。しかも二人ぶん要ります。
よく挙がる範囲は、女性が8号から10号、男性が13号から18号。ただしこれは幅であって、その中のどれかを引き当てないと着けられません。相手のサイズを知らずに贈るなら、手立ては二つ。相手が今持っている指輪の内側を紙や紐で測るか、誕生日の贈り物を選ぶ体で一緒に店へ行き、その場で測ってもらうかです。
厄介なのは、指の太さが時間帯や体調で変わることです。朝と夜、暑い日と寒い日で入り方が違います。店で測れば、この動く幅まで見込んだ号数を出してもらえます。紙や紐で自分で測ると、そこまでは分かりません。サプライズにこだわるほど、サイズを外す見込みが上がります。
ペアネックレスはサイズフリーと言われます。号数を測らなくても着けられるので、その呼び方は間違っていません。
ただし、チェーンの長さには男女で標準があります。女性は40センチ、男性は50センチあたり。40センチだと首に沿う位置で止まり、45センチになると鎖骨の下まで下りて、襟の開いた服に合わせる長さになります。男性用の50センチ前後は、ニットやスウェットの上から見せる長さでもあります。
同じ長さの二本を渡すと、どちらかの首で収まりが悪くなります。女性の首に50センチを掛けると、思ったより下まで垂れます。男性の首に40センチだと、詰まって見えます。長さの違う二本を組にして売っているものは、ここを見込んだ作りです。
ペアのものを「重い」と感じる人がいます。理由として挙がるのは、物が気に入らないことではなく、カップルであることを外に出すことのほうです。
二十代から三十代の男性に多いとされていて、「職場で着けていたらどう思われるか」「友達にからかわれるのではないか」という不安につながります。もらったものが嫌なのではなく、それを着けて人前に出る場面が想像できないということです。
服や菓子なら、気に入れば使われます。ペアのものは、気に入っても着けないという結末があります。値段や意匠を詰めるより、相手が人目をどう思う人かのほうが結果に効きます。
一目でお揃いと分かる作りがあります。同じ形が二つ、ハートを半分ずつ、合わせると一つの絵になるもの。分かりやすいほど、身につけたときに説明が要ります。
一方で、外から見ても分からない作りもあります。同じ素材で形だけ少し変えたもの、内側にだけ印を入れたもの、色を変えたもの。二人には分かるが、他人には二本の別々のアクセサリーに見えます。
お揃いだと分かることを、どこまで求めるか。そこを下げれば、身につけてもらえる見込みが上がります。人前で見せたいのは渡す側で、着けるのは相手という食い違いが起きやすいところです。選ぶ段で相手の側に寄せたほうが、渡したあとが収まります。
相手がアクセサリーに慣れていないなら、抵抗がいちばん小さいのは首です。服の下に隠れるので、着けたまま職場へ行っても誰にも気づかれません。
手首は、腕時計と重ねられるところが効きます。単体で浮かないので、アクセサリーとしての主張が薄まります。普段何も着けない人でも、時計の隣なら受け入れやすくなります。
指から入ると、いちばん人目に出るところから始めることになります。特別感が強いぶん、着けない日が続くと、それが目に見えます。相手がすでに指輪を着けている人なら話が別ですが、そうでないなら、首か手首から始めて、あとで指へ進むという順番があります。
ほかの贈り物は、選ぶ人と受け取る人が分かれています。ペアのものは違います。受け取る側も同じものを持つので、一緒に選びに行くという道が最初からあります。
一人で選んで渡すなら、開けるまで分からない驚きが残ります。そのかわり、形もサイズも当てにいくことになります。二人で選ぶなら、当てにいく必要がなくなります。相手が着けたくない形は最初から外れますし、指輪ならその場で測ってもらえます。ただし、驚きは無くなります。
どちらが上ということはなく、相手が驚かされたい人かどうかで決まります。選ぶ時間そのものを楽しむ人もいます。渡す日が決まっているなら、その日に一緒に選びに行くという形も取れます。
誕生日、交際の記念日、一年目や三年目の節目。日付が決まっていると、渡す理由の説明が要りません。
説明が要らないぶん、相手も受け取りやすくなります。何でもない日に急にペアのものを渡されると、受け取る側が意味を考えます。記念日なら、そこで渡ることがその日の流れに乗ります。
改まった形にしたくないときの逃げ道は、日付ではなく選び方のほうにあります。二人で出かけた日に店へ寄って一緒に選べば、渡す理由は「その日そこにあったから」で済みます。近ごろは「お揃いが欲しくなったから」という軽いきっかけでも選ばれます。どこまで改まらせるかは、二人の間合いで決まります。
「付き合って何年なら渡してよいか」という問いが立ちがちですが、そこよりも先に見るところがあります。
相手が普段からアクセサリーを着ける人かどうかです。日ごろ何も着けない人にリングを渡すと、着ける習慣がないところへ物だけが増えます。交際が長いことは、その習慣を作ってはくれません。逆に、毎日ネックレスを着けている人なら、付き合いが浅くても一本増えるだけです。
渡す側の気持ちの高まりではなく、相手の手元と首元を見て決める。そこが、このジャンルでいちばん外さない考え方です。
最初の行き先は、買った店です。買った店なら直しを受け付けている場合が多く、ほかの店に持ち込むより安く上がります。通販で買ったなら、その店がサイズ直しを扱っているかどうかが、注文履歴の案内に書かれています。
ただし、形と素材によっては直せません。全周に模様や彫りが入ったもの、石を一周ぐるりと留めたものは、輪を切って詰めたり足したりすると模様が途中で噛み合わなくなります。ステンレス、チタン、タングステンは加工の手が入りにくく、直しを受け付けていない店が多い金属です。この場合は、同じ品の号数違いに交換できるかどうかが次の分かれ目になります。
直せる場合でも、手元を離れる期間が二週間から四週間ほどかかります。渡した直後に預けることになると、二人で着ける日が先へずれます。買うときにサイズ直しを受け付けているかを見ておくと、外したときの逃げ場が先に用意できます。
体のどこに着けてもらうか、相手が人目に出せる人か、一人で選ぶか二人で選ぶか。渡す一組は、この順で決まります。
首、手首、指の順に人の目へ出ます。ネックレスは服の下に隠れるので、お揃いの最初の一つとして選ばれやすい形。ブレスレットは腕時計と重ねられるぶん、単体で浮きません。リングはいちばん特別感が出るかわりに、号数を二人ぶん当てるという関門が付いてきます。
「サイズフリー」と言われるネックレスにも、長さの標準はあります。女性が40センチ、男性が50センチあたり。二本の長さが違う組み合わせで売られているものは、そこを見込んで作られています。
受け取る側が着けたがらないことがあるのは、このジャンルの特徴です。理由は物ではなく、カップルであることを外に出す場面のほうにあります。同じ素材で形だけ変える、内側にだけ印を入れる。他人には別々のアクセサリーに見える作りなら、着けてもらえる余地が残ります。
渡し方が二通りあるのも、ほかの贈り物にはないところです。一人で選べば開けるまでの驚きが残り、二人で選べば形もサイズも当てにいかずに済みます。驚きと確実さのどちらを取るかという選び方になります。付き合いの長さより、相手が普段アクセサリーを着ける人かどうかのほうが効きます。
普段アクセサリーを着けない相手には、服の下に隠れるネックレスを。腕時計をいつも着けている相手には、隣に並べられるブレスレットを。人前に出すことを相手が気にしそうなら、内側にだけ印を入れたものを。相手の好みが読めないなら、二人で選びに行く日をつくるのが、いちばん外れません。
この記事の更新日