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毎朝、身支度のときに手が伸びます。耳元のものは、服が変わっても着け替えずに済むぶん、出番が多い贈り物です。小さくて、しまう場所も取りません。
分かれ目は、相手の穴がどの段階にあるかです。穴を開けた直後と、落ち着いたあとでは、着けられるものが違います。商品名にも、その段階を指す語が入っています。
そして軸の太さが、もう一つの関門です。商品名に「14G」「16G」「18G」「20G」と書かれた数字がそれで、大きい数字ほど細いという読み方をします。細い穴に太い軸は通りません。
商品名には「ファーストピアス」「セカンドピアス」という語が付きます。穴を開けてからの時間で、着けられるものが分かれるからです。
ファーストピアスは、穴を安定させるために着けるものです。ピアッサーに付いてきたり、医療機関で入れてもらったりして、そのまま外さずに過ごします。
この時期は、何を渡しても着けてもらえません。穴が落ち着くまで外せないからです。「開けたらしい」と聞いて急いで渡すより、落ち着くころに合わせて渡すほうが、そのまま使われます。
耳たぶなら、穴を開けてから一か月から一か月半ほど。軟骨なら、二か月から三か月ほどが目安とされます。ただし個人差があります。
動かしたときに痛みやかゆみがある、血や分泌液が出る。そういう状態なら、まだ落ち着いていません。そこは本人にしか分かりません。
穴が落ち着いたあとに着け替えるものです。市販のものから選べるようになるので、贈り物として渡せるのはここからになります。
ただし、穴はできたばかりです。耳に負担のかからないものを選ぶことになります。重い飾りの付いたもの、大きく揺れるものは、まだ早い段階です。
開けてから長い相手なら、このジャンルのどれでも渡せます。揺れるものや大ぶりのものは、この段階の人に向けた作りです。
相手の耳元を思い出せるかどうかが、そのまま判断の材料になります。いつも同じ小さなものを着けているなら、大ぶりのものは着けてもらえません。
商品名に「14G」「16G」「18G」「20G」という表記が出てきます。Gはゲージの頭文字で、軸の太さの単位です。数字が大きいほど細く、小さいほど太い。普通の感覚とは逆に動きます。
市販のピアッサーで耳たぶに開けた人は、20Gか18Gが基本とされます。耳たぶ用として売られるものも、この二つが中心です。
16Gや14Gは、ボディピアスでよく使われる太さです。軟骨に開けた人なら、こちらのこともあります。相手が耳たぶだけなら、太いほうは合いません。
穴より太いものを無理に入れれば、痛みが出ますし、穴も傷みます。逆に細い軸なら通りますが、そのまま着け続けると、穴のほうが細く戻っていくことがあります。
相手のゲージが分からないなら、耳たぶ用として並んでいる18Gか20Gへ。そこが外しにくいところです。
ゲージとは別に、ミリの数字が商品名に出ることがあります。石の大きさなのか、軸の長さなのかは、商品名だけでは決まりません。
「ロングポスト」と書かれていれば、軸が長めという意味です。厚みのある耳たぶなら、そちらが合います。何のミリなのかは、商品ページの説明まで見ることになります。
「両耳用」「両耳セット」と書かれたものと、「片耳」と書かれたものがあります。
軸の太いものや、こだわりのあるものは、片耳で売られていることがあります。二つ届くつもりで注文して一つだけ来ると、渡す当日に困ります。そこは商品名の中に書かれているので、最後まで読みます。
商品名には「サージカルステンレス」「316L」「純チタン」「18Kコーティング」「S925」といった素材の名前が入ります。「金属アレルギー対応」はほとんどのものに付くので、そこでは絞れません。
316Lと書かれたものは、メスなどの医療の道具にも使われる鋼です。汗や水に強く、錆びにくい。つけっぱなしにする使い方が成り立つのは、この性質によります。
ただし、鉄にクロムやニッケルなどを混ぜた合金でもあります。ニッケルに敏感な人には、合わないことがあるということです。「金属アレルギー対応」と書かれていても、そこは変わりません。
チタンは、医療用の埋め込みにも使われる素材です。ステンレスより軽く、錆びにくい。商品名では「純チタン」と書き分けられます。
穴を開けて間もない相手、肌が荒れやすい相手なら、こちらへ。素材の名前が商品名に出ているので、そこで選べます。
「18Kコーティング」「K14 コーティング」「K18GP」と書かれたものは、表面に金の色を乗せたものです。下地は別の金属になります。
長く使って表面が擦れると、下地が出てきます。毎日着けたままにする相手なら、中身まで同じ素材のほうが確かです。「S925」「シルバー925」と書かれたものは銀で、時間がたつと黒ずむので、時々磨いてもらうことになります。
穴の中にずっと入っているのは軸のほうです。ここがいちばん肌に触れ続けます。そのうえで、キャッチも耳の裏に当たります。
軸が安全な素材でも、キャッチが別ということがあります。肌が弱いと分かっている相手へ渡すなら、両方の素材が書かれているかを見ておくところです。
ゴールド、シルバー、ピンクゴールドの三つをそろえた売り方が定番です。同じ形で色だけ選べるので、形を先に決めて、色は最後にという順で進められます。
相手が普段着けているものの色を思い出します。時計や指輪、ネックレスと並んだときに浮かないか。思い出せないなら、手持ちに混ざりやすいシルバーへ寄せておくと、合わせる相手を選びません。
商品名には「キャッチレス」「キャッチ付き」「ネジロック式」「落ちない」といった語が入ります。小さいものなので、失くす心配がいちばん出るところです。
ネジを回して締めるもの、つまんで外すロック式のもの。この形は、外すのに一つ動作が要ります。そのぶん、気づかないうちにピアスごと落ちることが少ない。
「落下防止機構」と書かれた、キャッチだけを売っているものもあります。大事な一組を持っている相手なら、そこだけを渡すという選び方ができます。
フープのように、輪の先を本体にはめる形です。外れる小さな部品がないので、キャッチだけ流しに落として失くすということが起きません。
そのかわり、留まる力はネジ式ほどではありません。寝ている間も外さない相手なら、ネジで締まるほうが確かです。着け外しの多い相手なら、手早いキャッチレスが向きます。
商品名に「つけっぱなし」と書かれたものが多く並びます。外さずに寝る、風呂にも入るという使い方です。汗や水に強い素材でないと、この使い方はできません。
外す習慣のない相手へ渡すなら、素材と留め具の両方を見ることになります。片方だけでは、朝に無くなっているという結末を避けられません。
「ガラスピアス」「透明ピアス」「リテーナー」「スキンカラー」と書かれたものがあります。穴が塞がらないように入れておくだけのもので、飾りがありません。
仕事中は外す決まりの職場、校則のある学校。そういう事情のある相手には、飾りのあるものと一緒に、この形も添えるという渡し方ができます。外している時間のほうが長い相手なら、こちらのほうが実際に耳に入っています。
そこを確かめるのが先です。開けていない人に贈っても着けられません。このジャンルは、好みや金額より先に、穴の有無が来ます。
聞けない間柄なら、イヤリングへ移ります。同じ意匠のまま、穴が無くても着けられるものがあります。「痛くない」「ピアス見え」と添えられたものは、そこを狙った作りです。
衛生上の理由で、返品や交換を受けない店があります。耳に入れるものなので、開封した時点で戻せないという扱いです。
商品名に返品の保証を書き添えたものもあります。ゲージや軸の長さに自信がないなら、そう書かれたものから選んでおくと、外したときの逃げ道が残ります。
誕生石、パール、一粒の石を使ったもの。その人のために選んだことが伝わるので、贈り物としては収まりのいい形です。
誕生石は、月が決まれば石も決まります。相手の生まれ月を知っているだけで選べるのが、この形の強みです。パールは改まった場にも使えるので、式に出る機会のある相手なら出番が増えます。
このジャンルだけは、相手に穴があるかどうかが先に来ます。無ければ着けられない。好みも金額も、その次です。
穴があっても、段階があります。開けた直後に入れたものは、落ち着くまで外せません。その時期に渡しても、しまわれるだけです。耳たぶで一か月から一か月半、軟骨で二か月から三か月。急いで渡すより、落ち着くころへ日をずらすほうが、そのまま耳に入ります。
軸の太さは、数字の読み方が逆です。大きい数字ほど細い。市販のピアッサーで耳たぶに開けた人なら20Gか18G、軟骨なら16Gや14Gのこともある、という当て方になります。
素材の表示は、ほとんどのものに同じ言葉が付きます。そこでは絞れないので、鋼か、チタンか、表面だけの金か、銀かまで下りることになります。肌が弱い相手なら、迷わず純チタンへ。
開けて間もない相手には、落ち着くころを待って、純チタンの小ぶりなものを。外さずに寝る相手には、ネジで締まるものを。すでにたくさん持っている相手には、落ちにくいキャッチだけを。相手の耳元を思い出してから、見くらべてみてください。
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