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手を動かすたびに、着けている本人の目に入ります。身につけるもののうち、自分で何度も見るのが指輪です。
そのかわり、号数が合わなければ一度もはめられません。内周が1ミリ違うだけで号数が変わるので、贈るときはサイズをどう扱うかが最初に来ます。
指輪の大きさは号で表します。もっとも小さい1号が内周40.8ミリで、そこから内周が1ミリ増えるごとに号数が一つ上がります。刻みが細かいぶん、当てるのが難しい単位です。
女性向けでよく出るのは8号から11号のあたりとされます。ただしこれは薬指や中指に着ける場合の話で、指ごとに太さが違うので、同じ人でも着ける指を変えれば号数が変わります。
同じ指でも、朝と夕方、夏と冬で太さは動きます。ぴったりの号数で選んだものが、むくんだ日には入らないということが起きます。
糸や細く切った紙を指に巻いて長さを測れば、内周が分かります。多くの人は関節がいちばん太いので、まずそこを通る大きさが要ります。
ただし、関節を通る大きさにすると、付け根では緩みます。指輪はその両方が成り立つところで決まるので、一か所だけ測っても号数は出ません。そのうえ、1ミリずれれば号数が一つ変わります。紙の巻き方や引き具合で1ミリは簡単に動くので、家で測った数字は目安にとどまります。
小さければ入りません。大きければ抜け落ちます。どちらの場合も、直しに出すか、そのまま引き出しに入るかのどちらかになります。
直しに出すには店へ持って行くことになり、料金と日数がかかります。受け取った側にその手間をかけさせるくらいなら、はじめからサイズを当てずに済む形にする、という考え方が出てきます。
号数を当てられないなら、当てなくてよい形に寄せます。小指に着けるもの、輪が閉じていないもの、あとから直せるもの。それぞれ、外れたときの逃げ方が違います。
小指に着けるものはピンキーリングと呼ばれます。小指はほかの指より細いので、この用途で売られているものは3号から5号あたりに集まっています。選択肢が狭いぶん、当たる確率は上がります。
ただし、小指用にも号数はあります。細い指なら1号や2号のこともありますし、抜け落ちやすい指でもあるので、大きすぎるものは向きません。当てなくてよいというより、当てる幅が狭い、という言い方が近くなります。
一周つながっていない、端の開いた形があります。フリーサイズと書かれているものにはこの形が多く、指に当てて少し広げたり狭めたりできます。
そのかわり、力を加えて曲げるので、細いものは繰り返すうちに形が変わってきます。毎日着け外しするより、しばらく同じ指に着けたままにする使い方に向きます。
金属の輪で、石が全周に並んでいないものは、店で号数を直せることがあります。逆に、全周に石が並んだものや、模様が一周つながっているものは、直すと柄が途切れるので受けてもらえないことがあります。
商品ページにサイズ直しができると書かれていれば、外したときの逃げ道が残ります。ただし直しは有料で、日数もかかります。逃げ道があること自体は、当てなくてよい理由にはなりません。
サイズを直せる形なら、渡してから一緒に店へ行くという段取りが取れます。その場で号数を測ってもらえるので、当てる必要がなくなります。
そこまでの間柄でないなら、小指用か、輪の開いた形に寄せることになります。ふだん顔を合わせない相手ほど、号数を当てにいく危険が大きくなります。
同じように光っていても、何でできているかで値段の桁が変わります。商品名に並ぶ言葉を読めると、そこが分かります。
K18や18金と書かれていれば、金を75パーセント含む合金です。K10なら41.7パーセントまで下がります。金の割合が高いほど値段は上がり、そのぶん柔らかくもなります。
18Kコーティングと書かれているものは、別の金属の表面に金の色の膜を付けたものです。中身はステンレスや真鍮で、値段はずっと下がります。使ううちに膜が薄くなると、下の色が出てきます。毎日着けてもらうものか、そのときどきで着け替えてもらうものかで、選び分けることになります。
サージカルステンレスと書かれたものは、医療の器具にも使われる合金です。表面にできる膜が金属を覆っているので、汗に触れてもニッケルが溶け出しにくいとされます。316Lという番号が商品名に入っていることもあります。
18金も反応が出にくいとされますが、体質によっては出ることがあります。コーティングのものは、膜が擦れて下の金属が出たときに何が現れるかで決まります。
どの素材なら絶対に大丈夫とは言えません。相手が過去に金属で肌の荒れた経験があるなら、そのときの素材を聞けるかどうかが、いちばん確かな手がかりになります。
透明な石には、ダイヤモンド、モアサナイト、キュービックジルコニアがあります。傷の付きにくさを表すモース硬度は、ダイヤモンドが10、モアサナイトが9.25、キュービックジルコニアが8.25です。
光り方も違います。ダイヤモンドは白く鋭い光を返し、モアサナイトは光を色に分ける度合いがダイヤモンドの2倍以上あるので、虹色に強く光ります。値段は、モアサナイトが同じ大きさのダイヤモンドの十分の一ほど、キュービックジルコニアはさらに下がります。
毎日着ければ、石より先に枠の金属が擦れてきます。それでも、硬い石ほど表面の曇りが出にくいので、長く着けてほしいなら硬いほうへ。装いに合わせて何本か持ってほしいなら、値段の下がる石を何色か、という選び方もできます。
指に着けるものなので、左手の薬指に合う号数を選ぶと、婚約や結婚の意味に取られることがあります。そのつもりがないなら、そこは避けたほうが無難です。
小指用のものや、石の付いていない細い輪なら、その心配は小さくなります。重ねて着けられるものも同じです。間柄がそこまででないなら、装いに足す小物として渡せる形にしておくと、受け取る側も気を回さずに済みます。
いちばん確かなのは、過去にどの金属で荒れたかを聞くことです。それが分かれば、その素材を避けるだけで済みます。
聞けないなら、サージカルステンレスと書かれたものが候補になります。コーティングのものは、膜が擦れたときに下の金属が出るので、そこから先が読めません。
ただし、どの素材でも反応が出ないとは言い切れません。肌が弱いと聞いている相手なら、交換や返品を受け付ける店で買っておくほうが安心です。
サイズをどう扱うか、金属は何か、石は何か。この三つで、渡す一本が絞れます。
号数は内周が1ミリ増えるごとに一つ上がります。女性向けでよく出るのは8号から11号のあたりですが、着ける指によっても、その日の指の太さによっても変わります。関節を通り、付け根で緩まないところが号数になるので、家で一か所だけ測っても数字は出ません。
号数が読めないなら、当てずに済む形へ。3号から5号に集まっている小指用、端の開いたフリーサイズ、あとから直せる作り。三つ目は直しの料金と日数がかかるので、逃げ道にはなっても、はじめから当てにするものではありません。
金属は、K18なら金が75パーセント、K10なら41.7パーセントの合金です。18Kコーティングは別の金属に金の色の膜を付けたもので、擦れれば下の色が出ます。肌が弱い相手なら、過去に荒れた素材を聞くのが先。聞けないなら、表面の膜で守られたステンレスのものへ。
石は、傷の付きにくさがダイヤモンド、モアサナイト、キュービックジルコニアの順。長く着けてほしいなら硬いほうを、何本か持ってほしいなら値段の下がるほうを選べます。ふだん顔を合わせない相手には号数を当てにいかず、小指用か端の開いた形が手堅いところです。
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