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バスタオルは、へたっても使い続けてしまうものです。自分では買い替える踏ん切りがつかないぶん、新しい一枚が届くと、そこで入れ替わります。毎日洗うものなので、枚数があるほど楽になります。
最初の分かれ目は、大きさです。いわゆるバスタオルは60×120センチほどですが、このジャンルには、それより小さいものが並んでいます。40×100、45×100、50×100センチ。
もう一つ、同じくらいの大きさに、呼び名が三つあることです。ミニバスタオル、ビッグフェイスタオル、バスタオル卒業宣言。言葉は違っても、指しているものは近いところにあります。
ミニバスタオル。ビッグフェイスタオル。バスタオル卒業宣言。
この三つは、どれも同じくらいの大きさを指しています。言い方が違うのは、どちら側から名前を付けたかの違いです。「バスタオルを小さくした」と考えればミニバスタオルになり、「フェイスタオルを大きくした」と考えればビッグフェイスタオルになります。
卒業宣言のほうは、大判を使うのをやめる、という言い方です。行き着く寸法は、ほかの二つと同じところになります。
名前が三通りあるので別々のものに見えますが、大きさの数字を見れば見分けられます。
小さいほうに並ぶ数字は、33×100、40×100、45×100、50×100。動いているのは幅だけです。
長さが100センチで止まっているのは、偶然ではありません。体に回したり髪に巻いたりするのに要るのが、長さのほうだからです。ここを削ると届かなくなります。幅のほうは、一度に当てられる面積を決めています。
従来の60×120と比べると、面積はおよそ半分強。ただし120が100になり、60が40になるので、削られ方が大きいのは幅のほうです。
家族が増えて洗濯の回数が上がると、大きなタオルが乾ききらないうちに次の洗濯が回り始めます。生乾きのまま重なると、洗ったのににおいが残ります。幅を40から50センチほどに替えると、乾きは半日ほどで終わります。
たたんだときの厚みも変わります。40×100を一枚たたむと、フェイスタオル二枚ぶんくらいの薄さに収まります。同じ引き出しに、より多く入るということです。
濡れた髪に巻くにも、細いほうが扱いやすい。長さ100センチが残っているので、巻いて留めるだけの長さは足りています。
小さいほうだけになったわけではありません。60×120の中厚手や、今治の超厚手といった、従来の大きさのものも残っています。
大判にしかできないこともあります。一枚で体をぐるりと包めるのは、幅が60センチあるからです。細くなるほど、羽織るための一枚から、水気を取るための一枚へ寄っていきます。
どちらが上ということはありません。乾かす場所と洗濯の回り方で、その家に要るほうが決まります。ただし贈るとなると、決め方が変わります。
小さいほうは、慣れている人には楽ですが、慣れていない人には物足りません。
大判を使ってきた人は、幅40センチを「足りない」と感じます。逆に、すでに小さいほうへ移っている家に大判を渡すと、その一枚だけ乾きが遅れます。
相手の家がどちらなのか分からないときは、大判のほうが無難です。大判は昔からある大きさなので、受け取った側が迷いません。小さいほうを選ぶのは、相手の家で見たことがあるか、本人が「小さいのにした」と言っていたか。そのどちらかがあるときだけです。
小さいほうがはっきり効くのは、一日に出るタオルの枚数が多い家です。
大判ばかりだと、物干しの場所を先に使い切ってしまいます。幅が細いぶん、同じ物干しにかけられる枚数が増えます。
洗濯機の中でも同じです。大判は一枚でかさがあるので、ほかの洗濯物と一緒に回しにくい。小さいほうは、そのまま日々の洗濯にまぎれます。
幅が細くても、長さ100センチが残っていれば、髪に巻いて留められます。髪に使うぶんには、幅は要りません。
ただし33×100まで細くなると、体に巻いて留めるには足りません。水気を取るだけなら、この細さでも成り立ちます。そのぶん、羽織って歩くような使い方は外れます。
寸法の数字が書かれていないものは、避けたほうが早い。「ミニ」「ビッグフェイス」という言葉だけでは、33なのか50なのかが分かりません。
一枚だけだと、洗った日はその一枚が乾くのを待つことになります。
同じものが二枚あると、片方を干している間にもう片方が使えます。このジャンルに同色の2枚組や4枚組が多いのは、そのためです。
家族に渡すなら、人数ぶんでは足りません。人数より多めにして、色を分けておくと、誰のものかが分かるうえに、洗い替えも残ります。
パイルは、糸を輪の形に立てて織ったものです。輪が肌に当たるので、あのふわりとした当たりになります。バスタオルの大半はこれです。
ガーゼは、糸を粗く平らに織ったものです。軽くて薄く、乾きは早い。ただし、水をよく吸う生地ではありません。
このジャンルにはガーゼのバスタオルも並んでいます。軽さと乾きの早さを買って選ぶものなので、パイルの代わりのつもりで渡すと、思っていたものと違います。
「ガーゼパイル」と書かれているものは、片面がガーゼ、片面がパイルという作りです。
当てる面を変えれば、両方の性質が使えます。軽さと乾きの早さはガーゼ側から来て、水を吸う役目はパイル側が持ちます。どちらか一方に決めきれないときの選び方として置いておくと、迷いが減ります。
「超厚手」「中厚手」「薄手」という言葉が並びます。これは店ごとの言い方で、共通の決まりがあるわけではありません。
厚手と書かれたものどうしを並べても、同じ厚みとは限りません。言葉のほうはそのまま信用できません。
一方で、40×100や60×120という数字だけは、どの店で見ても同じものを指します。厚みの言葉は同じ店の中で比べるぶんには使えますが、店をまたぐと基準が変わります。
今治、泉州、おぼろタオル。この三つが、このジャンルによく出てくる名前です。
今治は愛媛、泉州は大阪の産地で、どちらも長く続いています。それぞれに検査や作り方の決まりを持っています。おぼろタオルは三重の会社の名前で、産地名ではありません。産地の呼び名と会社の名前が、同じ並びに出てくるということです。
産地の名前が付くと、値段は上がります。そのぶん渡したときに何のタオルか伝わるので、贈り物では選ばれやすい。ただし名前と大きさは別の話なので、産地は最後に決める条件にします。
失礼にはなりません。ただし、相手がまだ大判を使っている家だと、出番が来ないことはあります。気にすべきは、失礼かどうかより、そちらのほうです。
「小さくて安いもの」と受け取られる心配をする人がいますが、小さめのものにも、厚手のものや産地の名前が付いたものがあります。値段は、大きさだけでは決まりません。
子どもがいる家は、小さめが働きやすいほうです。
大人向けの大判は、幅60センチが子どもの体には広すぎて、床に引きずります。幅40センチほどなら、子どもが自分で持って自分で広げられます。園や学校に持たせるものも、たたんだかさが小さいほうが荷物に入ります。
贈れます。ただし、パイルの代わりにはなりません。
風呂上がりに体の水気を取る一枚として渡すなら、パイルか、ガーゼとパイルを重ねたもののほうが合います。ガーゼだけのものは、赤ちゃんをくるんだり、寝ているところに掛けたりするほうに寄っています。
大きさが相手の家に合っていれば、外れにくい名前です。
ただし、今治のものにも、60×120の大判と、45×100のミニバスタオルの両方があります。名前だけで選ぶと、寸法のほうが合わないことがある。産地は、大きさを決めたあとで見る条件です。
バスタオルという名前のジャンルに、バスタオルより小さいものが並んでいます。
呼び名は三通りありますが、指しているのは同じくらいの大きさです。小さいほうは幅だけが動いて、長さは100センチでそろっている。体に回す長さを残したまま、幅のほうを削っています。
削った理由は、乾きとかさです。洗濯の回数が多い家では、大判が乾ききらないうちに次が回り始めます。幅を40から50センチに替えると、乾きは半日ほどで終わり、たたむとフェイスタオル二枚ぶんくらいの薄さに収まります。
使っている家にとっては、小さいほうへ移る理由が十分にあります。ただし贈り物は、相手の家の都合で決まります。大判を使ってきた家に細いものを渡すと、使われないまま置かれることがあります。迷ったら昔からある60×120センチにして、相手がすでに細いほうへ移っていると知っているときだけ、そちらへ寄せます。
大きさが先で、生地と産地はそのあとです。水を吸うのはパイルの側で、ガーゼは軽いかわりに、吸う力はパイルほどではありません。今治や泉州といった産地の名前は、渡したときに何のタオルか伝わるぶん、値段に乗ります。
毎日洗うものなので、同じものが二枚あって、はじめて回ります。
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