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毎朝と毎晩、鏡の前で使ってもらえます。相手が自分で買うときは顔用のもので済ませてしまいがちで、目元だけのものは値段が上がるぶん後回しになりやすい。その後回しになっているものを一つ渡すと、相手の手順に一段足せます。
選ぶときに最初に分かれるのは、まつ毛に塗るものか、目のまわりの皮膚に塗るものかです。同じ名前で並んでいますが、触れる場所がまったく違います。
そのうえで、相手の手順と渡す季節に合わせて、かたさと容量を決めます。一回に使う量が少ないので、小さな容器でも二か月ほどもちます。
同じジャンルに、まつ毛と生え際に塗るものと、目のまわりの皮膚に塗るものが並んでいます。名前だけでは見分けが付きません。
見分けは容器の口です。まつ毛に塗るものは、筆やチップの付いた細い容器で、根元をなぞって使います。皮膚に塗るものは、指ですくう瓶か、金属の先で押し当てるチューブです。取り違えると、相手は使い道の無いものを一つ受け取ることになります。贈る前に写真で容器の口を確かめておきたいところです。
顔用のもので足りそうに思えますが、まぶたの皮膚はおよそ0.6ミリ。体の平均が2ミリほどなので、三分の一しかありません。
薄いだけでなく、皮脂を出す腺も汗を出す腺もほとんど無いので、水分が抜けやすい場所です。そのうえ、まばたきで一日じゅう動きます。薄いこと、腺が無いこと、動き続けること。目元専用のものが別に作られているのは、この三つが重なっているからです。顔全体に使うものを目のまわりにも塗っている人には、ここが渡す理由になります。
水分の多いジェル状のものは、伸びが軽く、化粧の前にも使えます。手順を増やしたくない相手や、朝に時間をかけない相手はこちら。
油分の多いこってりしたクリームは、塗ったあとに膜が残ります。乾燥が気になっている相手には、こちらのほうが向きます。冬に渡すならクリーム、夏に渡すならジェル、という寄せ方もできます。
15グラムほどの容器で、およそ120回分あります。朝晩使っても二か月ほどもつという計算です。小さい容器で数千円するのは、量ではなく中身の作りで値段が決まっているからです。
開けてからは六か月ほどで使い切るのが目安になります。容量にはグラムで書いたものと、「約30日分」「約70日分」と日数で書いたものがあり、グラム数より、日数のほうが渡すときには読みやすい表記です。
同じところに並んでいても、[医薬部外品]と書かれたものと、書かれていないものがあります。書かれているほうには、承認された成分が入っていて、「シワを改善する」といった言い方が箱に載ります。書かれていないほうには、その言い方は出てきません。
成分の名前で言えば、ニールワン、純粋レチノール、ナイアシンアミド。この名前が箱にあるかどうかで、その品が何を狙って作られたかが読めます。ただし、効き目をこちらから言い添える必要はありません。箱に書いてあることは、相手が自分で読みます。
化粧水から乳液まで並べて使っている人には、そこへ一つ足す形になります。今使っているものと同じ会社のものなら、並べて置いても浮きません。相手の洗面所に何が並んでいるか知っているなら、それが手がかりになります。
分からないなら、どの手順にも入りやすいジェル状のものへ。こってりしたクリームは、今の化粧水や乳液の合間に割り込む形になるので、相手が使う順を組み直すことになります。
まつ毛の手入れを日課にしている相手なら、まつ毛に塗るものが向きます。すでにある毎日の手順に、そのまま置き換えて使ってもらえるからです。
このとき見ておきたいのが、まつ毛のエクステやパーマをしているかどうか。「まつエクOK」と書かれたものなら、続けている相手にもそのまま渡せます。書かれていないものは、使えるかどうかが商品ページから読めないので、知らないうちは避けておくほうが確かです。
化粧品には好みが強く出ます。香りの付いたものは、それだけで使われないことがあります。もらい慣れていない相手ほど、無香料と書かれたものへ寄せておくと、置かれたままになりません。
肌に合うかどうかは、こちらには分かりません。初めて渡す相手なら、大きな容器より、日数の短いものから。約30日分と書かれたものなら、合わなかったときにも重くなりません。
目のまわりの悩みは、こちらから触れる話ではありません。「使ってみて」と渡して、あとは箱に任せるのがいちばん収まります。
だからこそ、箱の見え方は選ぶところです。年齢や悩みを大きく書いたものは、渡された側が身構えます。同じ中身でも、年齢や悩みが前に出ていない箱を選んでおけば、そのまま使ってもらえます。
1,000円台から2,000円台には、まつ毛に塗るものが並びます。ほかの贈り物に添える一つとして選びやすく、使い切りも早い品です。
3,000円台から5,000円台には、皮膚に塗るものが入ってきます。一つで渡す形になるのがこのあたりで、箱に入って届くものも多くなります。10,000円ほどから上は、化粧品を自分で選んで買う習慣のある相手向け。その人がすでに何を使っているかを知らないうちは、ここまで上げなくて構いません。
容器が小さいので、包んでも手のひらに載る大きさです。その場で渡すには、物足りなく見えることもあります。
気になるなら、日数の書かれたものを選ぶと中身が伝わります。「約70日分」と書いてあれば、その日数ぶんを渡したことになるからです。あるいは、ほかのものと組にして箱を作る手もあります。
問題ありません。値段のわりに中身は本体と同じで、むしろ合うかどうか分からない相手には、こちらのほうが親切です。使い切ったところで、気に入れば相手が自分で買い足せます。
ただし、箱に「お試し」「トライアル」と大きく出ているものは、渡すときに見え方が変わります。同じ日数のものでも、そう書かれていないものを選べるなら、そちらへ。
化粧品は、開けてしまうと返せません。肌に合わなかったときに交換を受けている店かどうかは、注文の前に商品ページで見ておきたいところ。
まつ毛に塗るものは、目に入る場所で使うものでもあります。相手が目のまわりにできものや傷を抱えている時期だと分かっているなら、渡すのを少し先へずらすほうが親切です。
片方だけ選ぶなら夜のほうです。朝は化粧下地やファンデーションが上に重なるので、今使っているものとの並びを相手が組み直すことになります。夜なら、寝る前の手順にそこだけ足せば済みます。
両方が組になったものが用意されているなら、そちらのほうが迷いません。片方だけを渡すと、相手はもう片方を自分で買い足すことになります。
目元だけに塗るものを持っていない人のほうが多いので、そこはあまり心配が要りません。
すでに使っているらしいと分かっているなら、かたさをずらす手があります。ジェル状のものを使っていそうなら、乾く季節に足せるクリームを。逆でも同じで、二つあれば季節で使い分けてもらえます。同じかたさのものが二つあっても、片方は箱のまま残ります。
塗る先、かたさ、容量。この三つの順に決めると、一つに絞れます。
塗る先は、写真の容器で見分けます。筆やチップの付いた細い容器はまつ毛と生え際へ、指ですくう瓶や金属の先で押し当てるチューブは目のまわりの皮膚へ。同じ名前で並んでいるので、ここを外すと使われないまま残ります。
かたさは、季節と手順で決まります。ジェル状のものは軽く、朝の手順にも入ります。こってりしたクリームは、乾燥が気になる相手と、冬に渡す場合へ。
容量は、日数に直して読みます。15グラムで120回分、朝晩使って二か月ほど。開けてから六か月ほどで使い切れる量かどうかで見ると、大きい容器ほど良いという買い方にはならないと分かります。
まつ毛の手入れを続けている相手には、まつエク対応と書かれたまつ毛用を。手順が決まっている相手には、そこへ足せるジェル状のものを。初めて渡す相手には、約30日分の小さいものから選んでみてください。
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