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夫へのプレゼント

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旦那さんへの贈り物で最初にぶつかるのは、「自分で買うからいい」という返事です。遠慮しているのではなく、自分の基準で選びたいという意味であることが多く、何を渡しても本人が買ったほうが良い物になってしまいます。欲しい物があれば、たいてい先に買ってしまっています。

そこで実用的な物を選ぶと、今度は仕事の延長になります。通勤に使う物や職場で使う物は、確かに毎日働きますが、記念の日に渡すと業務の備品を補充した形に近くなります。役に立つことと、贈り物として届くことは別の話です。

抜け道は、本人が自分では選ばない領域にあります。誰でも、後回しにしたまま何年も更新していない持ち物が一つや二つあるはずです。そこを埋める品であれば、自分で買う習慣のある人とも重なりません。むしろ買う理由がなかった場所ほど、渡した意味が残ります。

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夫へのプレゼントの選び方ガイド

「自分で買うからいい」と言われたら

この返事は断りではなく、選ぶ基準を自分で持っているという意味です。そこを踏まえると、渡し方のほうを変えるだけで話が進みます。

最後の一つは本人に決めてもらう

こちらで一つに決めきらず、本人が最後を選べる形にしておくと受け取ってもらえます。同じ種類のなかで色や中身が分かれている物なら、選ぶ楽しみが残ります。決めきってしまうと、気に入らなくても言い出せません。

ここで言う余地は、あとで交換できることではありません。飲み比べの詰め合わせのように、渡す時点で中身に幅があるという意味です。最後の一つを本人が決められれば、その人の基準を壊さずに済みます。

減っていく物なら基準がぶつからない

こだわりが出るのは、長く使う物です。使えばなくなる物には強い好みが働きにくいので、ふだん口にしている物や、身のまわりで消耗している物なら、自分で買う人とも重なりません。いつも同じ物を買っているなら、その系統で少し良い物を選ぶ手もあります。基準を外さずに、質だけを一段上げる形です。切らさないようにしている物であれば、届いた日から自然に減っていきます。

先に買われないタイミングを狙う

欲しい物があれば自分で買ってしまう相手には、買う前に渡すしかありません。話に出てから実際に買うまでには、たいてい間があります。値段を調べていた、店で見ていたという段階で動けば、先に手当てできます。

家の会話のなかで、その手がかりは何度か出ているはずです。買おうかどうか迷っている物こそ、贈られると助かる物です。

聞いてから買っても構わない

驚かせることにこだわらなければ、欲しい物を尋ねるのが最も確実です。自分で選びたい人にとっては、選ばせてもらえること自体が嬉しい形になります。毎年これで済ませる必要はなく、年によって使い分ければ十分です。

仕事の延長にしない

実用的な物を選ぶと外れにくいのは確かですが、そちらへ振りすぎると業務の道具になります。渡した日から毎日使われるのに、贈り物として残らないという結果になりかねません。

職場で使う物は備品に近づく

通勤の鞄、書き物の道具、身なりを整える物。どれも役に立ちますが、使う場面が仕事だけだと、会社の持ち物と変わらなくなります。休みの日に一度も触らない物は、その傾向が強く出ます。同じ実用でも、家に帰ってから使う物なら性格が変わります。仕事を終えたあとの時間に働く物は、渡した相手のための物として残ります。

消耗しているかどうかで判断する

仕事で使う物であっても、明らかに傷んでいるなら贈り物として成立します。本人が買い替えを面倒がっているだけなら、そこを埋めるのは筋が通っています。判断は使い込み具合で付きます。まだ十分に使える物を新しくしても、古いほうを使い続けて終わります。

休みの日に使う物を探す

一週間のうち、仕事をしていない時間に何をしているかを思い出します。出かける先、家で過ごす時間、体を動かす習慣。そこで使う物なら、仕事とは切り離されます。休みの日の過ごし方が決まっていない相手なら、これから使い道を作る物より、いま既にやっていることを支える物のほうが確実です。新しい習慣を始めさせる品は、続かないまま置かれることが多くなります。

早く終わることを売りにしない

作業が短く済む、手間が減る。そうした利点は仕事の話と結びつきます。同じ物でも、楽をするためではなく心地よく過ごすための物として選ぶと、受け取り方が変わります。言い方も同じで、便利さを説明するより、使っている場面を思い浮かべて選んだことが伝わるほうが響きます。

本人が自分では選ばない領域から

自分で買う習慣のある人ほど、買う分野が偏っています。関心の外にある領域は、何年も同じままになっていることが多く、そこが贈り物の入口になります。

順番が回ってこない持ち物

好きな分野には惜しまず使う一方、それ以外は最低限で済ませている人がほとんどです。関心がないので不便も感じておらず、買い替える理由がいつまでも生まれません。

家の中を見渡すと、何年も同じ物がそのままになっている場所が見つかります。そこを埋める品は、本人が買う可能性が低いぶん、贈り物として意味を持ちます。

寝るときと、家でくつろぐとき

外に出るときの持ち物には気を配るのに、部屋着やスリッパ、枕や布団は後回しという人が多くいます。人目に触れないので、くたびれても使い続けられます。それでも毎日必ず使う場所なので、新しくなると差がはっきり分かります。買い替える発想がなかったぶん、受け取ったときの驚きも大きくなります。

身なりを整える細かい物

整髪料や洗顔の品、爪や髭の道具は、こだわる人とまったく気にしない人に分かれます。気にしない側の人でも、良い物を渡されれば一度は使ってみるものです。ただし押し付けにならない範囲は守ります。今より整えるべきだという意味に読めると、贈り物ではなく指摘になってしまいます。すでに使っている物と同じ用途に収めておけば、その心配はありません。

自分では贅沢だと思って避けている物

欲しくないのではなく、自分で買うには大げさだと感じて手を出さない物があります。値段そのものより、自分のために買うことへの抵抗が理由で、家族の物なら同じ額でも迷わず出す人がほとんどです。

こういう品は、贈られて初めて手元に来ます。買わない理由が「要らない」ではなく「自分では買いにくい」なら、渡す価値があります。使い始めれば手放さなくなることも多く、翌年からは本人が買い足すようになります。

渡せば、次は自分が受け取る番になる

夫婦のあいだでは、贈り物が一方通行になりません。渡せば次は自分が受け取る側に回るので、その往復を含めて考えると無理がなくなります。

相手に負担を返さない

こちらが大きな物を渡すと、次の機会に同じくらいの物を返さなければと思わせます。金額の釣り合いを気にする人ほど、その負担が重くなります。喜ばせるつもりが、宿題を渡すことになりかねません。

続けられる範囲に収めておけば、相手も気楽に受け取れます。長く続く関係だからこそ、一回の大きさより続けやすさが効きます。

同じ日に贈り合うなら、片方は食べ物にする

結婚記念日のように二人で迎える日は、両方から渡すことがあります。同じような物が行き交うと、交換した形になって印象が薄れます。片方が形に残る物、もう片方はその日に一緒に味わう物というように、性格が違えば重なりません。相談しなくても、片方が食べ物を選べば自然に分かれます。

一緒に使う物を選ぶという手

二人で使える物にすれば、贈り合う手間そのものが減ります。家に置いて両方が触れる物なら、どちらから贈っても形になります。ただし完全に共用にすると、誰への贈り物か分からなくなります。主に使うのが本人であることが分かる物に留めておくと、贈った意味が残ります。

返さなくていいと伝えておく

負担を感じさせたくないなら、その場で言葉にしておくのが早い方法です。次に何かを返さなくていいと伝えるだけで、受け取る側の構えが変わります。

言いにくければ、額を抑えた物にしておけば同じ効果があります。金額が控えめであれば、返す側も気負いません。毎年続けるつもりなら、最初の一回で基準ができることも頭に置いておきます。

場面ごとに選ばれてきたジャンル

同じ旦那さんでも、渡す日によって収まる物が変わります。関心の外にある持ち物を探しながら、この方向も見ておきます。

誕生日

本人のための日なので、毎日持ち歩く物へ踏み込めます。使い込んだメンズ財布キーケース眼鏡ケース、カードケース。腕時計もこの日に選ばれますが、いま着けている物と同じ大きさかどうかだけ見ておきます。

クリスマス

家で過ごす日なので、家の中で使う物が向きます。メンズパジャマルームウェアタオルケット、枕。人目に触れない場所ほど買い替えが後回しになっているので、新しくなると差がはっきり分かります。

バレンタイン

甘い物が得意でないなら、菓子に限らなくて構いません。日本酒ワインの飲み比べセット、ビールの飲み比べ、西京漬やハムの詰め合わせ。その日のうちに一緒に食べてしまえば、返礼を考えさせずに済みます。

仕事の道具にしたくないとき

職場でしか使わない物は業務の備品に近づきます。同じ実用でも、水筒やタンブラー、弁当箱のように休みの日にも持ち出せる物なら性格が変わります。台所に立つ人なら、ホットサンドメーカー電気ケトルも家の時間に働きます。

体を楽にしてほしいとき

座っている時間が長い相手には、その場所で使える物が向きます。クッションマッサージャーハンディマッサージャー、ネックピロー。身支度の分野なら、シェーバーのように毎朝必ず触れる物も買い替えの機会が来ています。

旦那さんへのプレゼントのよくある質問

欲しい物を聞いても答えてくれません

自分で買う習慣のある人は、その場で思いつかないことが多いようです。欲しい物を尋ねるより、最近何を買ったかを聞くほうが答えが返ってきます。買った物の系統が分かれば、次に必要な物も見当が付きます。

買おうか迷って保留にしている物があれば、それが最も確実な候補です。話に出てから実際に買うまでには間があるので、そのあいだに動けば重なりません。

趣味の物を選んでも大丈夫でしょうか

詳しくない分野は、選んだ時点で相手に伝わります。道具を避けて、その趣味の合間に口にする物や、出かけた先で身につける物を選ぶと外れません。

どうしても道具を渡したいなら、本人がいま使っている物と同じ作りにします。持ち方や重さが変わると、良い品でも手が伸びなくなります。

一緒に使う物を選ぶのはどうですか

二人で使う前提なら、選ぶときに一緒に見に行けるという利点があります。買ってから好みが違ったということも起きません。

ただし置き場所が家の共用部分になると、家具を買い足したのと同じ扱いになります。旦那さんが主に触れる場所に置ける物かどうかで判断すると、贈り物として成立します。

記念日を忘れられていました

その場で指摘しないほうが、あとの空気が悪くなりません。何の日かを尋ねると、答えられなかった側に負い目だけが残ります。

責める代わりに、次の年から渡す時期を自分で固定してしまう手があります。毎年決まった月に同じ形で届けば、相手のほうも身構えずに覚えていきます。

まとめ

旦那さんに贈るとき、いちばん効くのは品の当てっこをやめることです。自分の基準を持っている相手なら、こちらが一つに決めきるほど余地が狭まります。色や中身が分かれている物を渡して最後だけ委ねるか、そもそも消えてなくなる物にしておけば、基準どうしがぶつかりません。

実用品を選ぶときの注意も同じところにあります。職場でしか触らない物は業務の備品に近づくので、帰宅後の時間や休みの日に働く物を探すほうが、贈られた物として残ります。

そして本当の入口は、関心の外にある持ち物です。人目に触れない場所で使う物ほど傷んでも放置され、買い替える理由が生まれません。ここを埋めれば、自分で買う人でも重なりようがありません。自分のために買うのは大げさだと感じて避けている品も同じで、贈られて初めて手元に来ます。

あとは往復する関係であることを頭に置いて、続けられる大きさに収めておきます。大きな物を渡せば、次は相手が同じだけ返す番になります。渡す日によっても収まる物は動きます。誕生日は毎日持ち歩く物、クリスマスは家のなかで使う物、バレンタインは甘い物にこだわらない。日と品の性格さえ合っていれば、選ぶところで長く止まりません。

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