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フェイスタオルは、家でいちばん枚数を使うタオルです。古くなったものから雑巾に下ろしていくので、受け取った家で置き場所に困りません。相手がすでに何枚も持っていても、そこへ新しい一組を足せます。
いちばん大きな分かれ目は、厚みです。厚いものはよく吸うかわりに乾きにくく、薄いものは早く乾くかわりに一枚では足りない。どちらを取るかを先に決めると、あとの選び方が早くなります。
商品ページに「240匁」のように書かれていることがあります。匁は江戸時代から使われてきた重さの単位で、1匁は3.75グラム。タオルでは12枚ぶんの重さをこの単位で表します。
240匁なら、240×3.75で900グラム。12で割って、1枚75グラムという計算です。数字が大きいほど、生地が詰まっていて重いということになります。
200匁から220匁は、家のふだん使いの厚み。240匁から260匁になると、美容院やホテルで使われる厚みです。200匁と240匁は並べても見分けが付きにくいのですが、光にかざすと200匁のほうが透けます。
同じ「フェイスタオル」として、「厚手」「薄手」「中厚手」と書かれたものが並んでいます。中厚手は、厚手と薄手の中間という意味です。
ただしこれは店ごとの言い方で、何匁から厚手と呼ぶという決まりはありません。ある店の厚手と、別の店の中厚手が同じ重さ、ということが起こります。匁の数字が書いてあるものどうしなら、そちらのほうが比べられます。
フェイスタオルの標準は約34×80センチです。実際には34×84センチ、86センチのものも多く、長さは75センチから90センチ前後まで幅があります。幅の34センチは、ほとんど動きません。
バスタオルは約60×120センチ。広げたときの面積で比べると、フェイスタオルはその半分以下です。そのぶん洗濯機に入れる量が少なく、乾くのも早くなります。顔にも、手にも、髪にも、台所にも使えるのがこの大きさです。
糸にほとんどよりをかけずに織ったものがあります。「むねんし」と読む言葉で商品名に書かれているのが、これです。繊維の間に空気を含むので、使い始めはふっくらして、水をよく吸います。
そのかわり、洗うと毛羽が落ちやすく、糸が痩せていきます。洗濯を繰り返すうちに、あのふっくらした感じが硬くなっていくのもこの糸の性質です。良い綿でないと作れないので、値段も上がります。
手触りの良さを渡したいのか、何年も同じ調子で使えるものを渡したいのか。よりのかかった普通の糸のほうは、ふっくら感では負けますが、毛羽落ちが少なく、長く同じ調子で使えます。
部屋干しの家では、乾くまでの時間がそのまま翌朝に響きます。厚手のものは、朝までに乾かないことがあります。
薄手か中厚手のものなら、部屋の中でも一晩で乾きます。マンションで外に干せない家、夜に洗う家には、そこが厚みの好みより先に来ます。厚手の一枚より、薄めの数枚のほうが、洗って干してまた使うという回転が止まりません。
日の当たるところに干せる家なら、厚手でも一日で乾きます。厚手の肌当たりは、乾かせる家でだけ持ち味になるものです。
風呂上がりに髪まで一枚で済ませる人なら、厚みがそのまま吸う量になります。バスタオルを使わない人がいるのは、フェイスタオルでも髪まで足りるからです。その場合は厚手か、長さのあるものが向きます。
洗面所、台所、風呂場。フェイスタオルは家の中の何か所かで同時に使われます。一枚だけ新しくしても、家の中の見た目は変わりません。
同じものを三枚、五枚とそろえたものが多いのは、そのためです。まとめて替えると、洗面所なら洗面所が一度に新しくなります。相手の家で一か所に何枚出ているかを思い出せば、渡す枚数の見当が付きます。
同じ色を何枚か渡すと、並べたときに整います。相手の洗面所の色を知っているときに選べる形です。
注文のときに色を指定するものは、こちらが決めることになります。相手の家の様子が分からないなら、白か生成りにしておくと、どの洗面所にも収まります。柄の入ったものは、相手の家を見たことがあるときにだけ選べます。
一枚だと、箱に入れても中で泳ぎます。三枚、五枚とまとめてあるものなら、重ねたときに束の厚みが出て、開けたときの見え方が変わります。
枚数で値段を刻めるのも、この品物の特徴です。内祝いのように、返す金額がだいたい決まっている場面では、枚数で寄せられます。
袋に入って届くものは、そのままだと日用品に見えます。内祝いや香典のお返しのように体裁を整えたい場面なら、箱に入って届くものを選ぶことになります。
圧縮して真空にしてあるものもあります。送るときにかさばらないのが利点ですが、手渡しでは平たいまま渡すことになります。改まった場面には向きません。
何人かに配る場面では、一枚ずつ包んであるものが要ります。まとめて入っているものをその場で分けると、一人ひとりの包みがありません。
配る品としては、重すぎず、軽すぎない大きさです。鞄に入れて持ち帰るのに邪魔にならず、それでいて日用品として確実に使われます。配る場面では、この大きさがちょうど収まります。
タオルは、もらっても使わずにしまう人がいます。「良いものだから普段には」という置かれ方です。毎日使ってほしいなら、いかにも贈答品という見た目のものより、無地で普通の作りのものを選ぶほうが、引き出しから出してもらえます。
逆に、来客のときに出してほしいなら、厚手で見た目の整ったものです。どちらのつもりで渡すかを決めてから選ぶと、渡したあとの置かれ方が変わります。
大丈夫です。新しい一枚が入れば、いちばん古い一枚が押し出されます。入れ替わりが起きる品物なので、持っている枚数は問題になりません。
そのうえで役割をずらすなら、今使っているものと厚みを変えるという手があります。厚手ばかりの家には、台所で使う薄手を数枚。外に干せる家で薄手しか無いなら、風呂上がり用に厚手を一枚。同じ厚みが増えるだけより、使い分けが生まれます。
相手が風呂上がりに何を使う人かで分かれます。バスタオルを使う人なら、大きいほうが役に立ちます。フェイスタオルで髪まで済ませる人もいて、その場合は大きいものを渡しても洗濯のかさが増えるだけです。
分からないときは、フェイスタオルのほうが外れにくくなります。顔にも手にも髪にも台所にも使えるので、使い道が一つに決まっていません。広げたときの面積がバスタオルの半分以下なので、洗濯機に入れる量も、乾くまでの時間も短くて済みます。
フェイスタオルは、厚み・糸・寸法の三つで決まり、最後に枚数と渡す場面で絞ります。「匁」は12枚ぶんの重さで表す単位で、数字が大きいほど生地が詰まっています。200から220匁が家のふだん使い、240匁から上は美容院やホテルで使われる厚みです。
「厚手」「薄手」は店ごとの言い方で、何匁からという決まりがありません。言葉より数字のほうが当てになります。
厚いほどよく吸うが乾きにくく、薄いほど早く乾くが一枚では足りない。よりをかけない糸はふっくらするかわりに、毛羽が落ちて糸が痩せます。相手の家が部屋干しなら薄手、外に干せるなら厚手が持ち味を出します。
部屋干しの家には、薄手を一か所ぶんまとめて。風呂上がりに髪まで一枚で済ませる人には、厚手か、長さのあるものを。返す金額が決まっている内祝いなら、枚数で刻めるものを選ぶと、端数まで寄せられます。
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