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ヘアバンドは、毎朝顔を洗うたび、風呂から上がるたびに使うものです。あれば楽になると分かっていても、無ければ手で髪を押さえて済ませてしまいます。買うのが後回しになりやすく、もらって初めて要るものだったと気づきます。
ヘアケアの並びには、額に巻くもの、髪を包んで水気を取るもの、濡らさないためにかぶるもの、髪をまとめる網が同居しています。名前は似ていますが、濡れてよいものか、濡らさないためのものかで役割が違います。
いちばん多い形が、額に巻いて髪を後ろへ寄せるものです。顔を洗うときや化粧をするときに、前髪が落ちてこないように留めるためのものです。同時に、こめかみを伝う水も受け止めます。
タオル地で作られているのは、その水を受け止めるためです。飾りとして着ける布とは、生地の厚みが違います。外出のために着けるものではないので、色や柄より先に、水を吸うかどうかで決まります。
二つ目が、髪ごとかぶってしまうものです。ヘアキャップ、タオルキャップと呼ばれます。濡れた髪を入れてしまえば、手を離しても落ちません。その間に体の水気を取ったり、着替えたりできます。
かぶっておく時間は5分から10分ほどです。それ以上は中が蒸れます。この短い時間で水を吸わせておくと、そのあと乾かす時間そのものが短くなります。髪の長い相手ほど、乾かす時間の差が大きく出ます。
三つ目に、シャワーキャップが混ざっています。こちらは吸うのではなく、水を通さないための道具です。髪を洗わない日に湯を浴びるとき、薬剤を塗って置いておくときに使います。
使い捨てのものがまとまった数で売られているのは、毛染めや手入れの薬剤に使うからです。アルミで作ったものなら、中の温かさが逃げません。同じ並びにあっても、吸うものと通さないものは真逆の道具です。渡す前に、相手がどちらを求めているかを先に決めます。
髪をまとめて留めるための網も、同じところに並んでいます。水とは関わりがなく、結った髪の形を崩さないための道具です。仕事や習いごとで髪をまとめる決まりのある相手には、網が要ります。
タオル地の糸は、ふつう繊維をねじって束ねてあります。ねじらずに束ねた糸で織ったものが、ふっくらしたヘアバンドになります。繊維と繊維のあいだに空気が残るので、水をよく吸います。
手に取ると違いが分かります。同じ厚みでも軽く、押すと沈みます。顔に当てたときの当たりもやわらかくなります。吸う力と肌ざわりの両方を求めるなら、この作りのものになります。この作りには名前が付いていて、商品名に書かれていることがあります。
ねじっていないぶん、繊維どうしの繋がりは弱くなります。洗うたびに毛羽が落ち、糸が痩せていきます。買ったときのふくらみが、一年後にも残っているとは限りません。
毎日使って毎日洗う道具なので、毛羽が落ちることは織り込んで渡します。長く同じ状態でいてほしいなら、しっかりねじった糸のもののほうが持ちます。ふくらみを取るか、持ちを取るかという選び方になります。
綿ではなく化学繊維で作られたものもあります。細い繊維で水を抱えるので、吸う力は綿より強く出ます。そのかわり、肌に当たる感じは硬くなります。
薄く作られたものは、吸う量は少なくなりますが、乾くのが早くなります。毎日使うものなので、翌朝までに乾いていないと二枚目が要ります。相手が一枚で回す人か、何枚か持っておきたい人かで、厚みの選び方が変わります。
絹で作られたものも並んでいます。吸う力では綿に及びませんが、肌に当たる感じがなめらかで、髪も引っかかりません。肌の弱い相手や、髪の傷みを気にしている相手には、この選択肢が効きます。
顔を洗って、水気を取って、化粧をする。そのあいだずっと額に巻いたままになります。短くても10分か15分、肌に触れ続けることになります。
そのため、当たりの硬いものだと跡が残ります。ゴムがきついと、外したあとに肌へ線が残ります。締め付けで頭が痛くなる人もいます。相手が肌の弱い人なら、生地のやわらかさと、締め付けの弱さの両方が効いてきます。
幅の広いものは、耳の上に乗ることがあります。乗ると音がこもりますし、眼鏡をかけている人なら蔓と重なります。耳を避ける形に作られているものもあります。
猫や熊の耳が付いたものも並んでいます。見た目のためのもので、耳が付いているぶん頭の上に高さが出ます。家の中だけで使うなら関係ありませんが、玄関先で宅配便を受け取ることまで考えるなら、大人しい形のほうが使う場面が広がります。
毎日使って、そのたびに濡れる道具です。使ったら干す場所が要りますし、乾かないと翌朝に使えません。厚みのあるものほど、乾きの遅さが効いてきます。
家族で使う家なら、何枚か入ったものが向きます。一人で使うにしても、洗い替えがあると毎日使えます。一つだけ贈るなら、薄手で乾きの早いものにするか、二枚組のものにするか。相手の家に干す場所があるかどうかまでは分からないので、乾きの早いほうに寄せると外れません。
変えたほうが当たります。髪の長い相手には、髪ごと包めるものが効きます。乾かす時間が長い人ほど、先に水を吸わせておく意味が大きくなるからです。
髪の短い相手なら、額に巻くものだけで足ります。包む必要がないので、洗顔と化粧のあいだ前髪を留められれば済みます。相手の髪の長さが分からないなら、額に巻くほうが外れません。
使えます。汗を止めるために着ける人もいますし、家事のあいだ髪をまとめておく人もいます。風呂上がりに髪を包んだまま体の水気を取って着替える、この使い方がいちばん時間を稼ぎます。
ただし、外出には着けません。タオル地のものは、外から見ると風呂上がりの姿になります。出かけるときにも使ってほしいなら、飾りとして作られた布のものを選ぶことになります。同じ「ヘアバンド」でも、行き先が違います。
決めるのは、吸うためか濡らさないためかと、糸の作りと、洗い替えの枚数です。相手が水をどう扱いたいのかで、最初の一つが決まります。
毎朝顔を洗う相手には、額に巻くタオル地のものを。糸をねじらずに織ったものなら、ふっくらして肌当たりがやわらかく、水もよく吸います。そのぶん毛羽が落ちて痩せていくので、長く同じ状態を求める相手には、しっかりねじった糸のものが向きます。
髪の長い相手には、包めるものを。5分から10分かぶるだけで、乾かす時間が短くなります。髪を洗わない日がある相手や、髪を染める相手には、水を通さないほうが役に立ちます。
毎日濡れる道具なので、洗い替えがあると回ります。一つだけ渡すなら、乾きの早い薄手のものにしておくと、干す場所の分からない家でも困りません。
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