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パジャマや部屋着は、古びても人前に着ていかないので、自分では買い替えが後回しになります。外から新しい一枚が届くと、そこでようやく入れ替わります。
先に決まるのは、寸法を聞ける相手かどうかです。上下のそろったものは寸法が要りますが、聞かずに渡せる形もあります。
そのうえで、肌に直接触れるかどうかと、毎日洗えるかどうか。寝るときに下着を着けずに使うものも、同じ名前で並んでいます。
上下のそろったパジャマは、寸法が合わなければ着てもらえません。聞ける間柄でないなら、寸法で外さない形から選びます。
風呂上がりに、そのままかぶるものです。ゆったり作られていて、寸法の刻みがありません。上下に分かれていないので、丈さえ合えば着られます。
ガーゼでできたものは、体に残った水気をそのまま吸います。ふききらなくても着られるので、髪を乾かすまでの時間を、これ一枚で過ごせます。寸法を聞けない相手に渡せる形の一つです。
前が開いていて、体に沿わせない作りのものがあります。紐で結ぶだけなので、体つきが変わっても着られます。
産前産後の相手や、体重の変わりやすい時期の相手には、そこが効きます。上下のそろったものを渡すと、一年後には着られないこともあります。
M・L・LLと寸法の刻みがあるものは、合わなければそれきりです。聞けない相手に渡すなら、大きいほうへ。寝る服は体に沿わせるものではないので、大きいぶんには困りません。
「ゆったり」「大きいサイズ」と書かれたものは、そこを見越して作られています。普段の服よりひとつ上を選んでおけば、寝返りで突っ張りません。
かぶって着るものと、ボタンで前が開くものがあります。前開きは、腕を抜かずに肩から下ろせます。
入院する相手や、肩の上がりにくくなった相手には、そこが要ります。商品名に「前開き」「入院」と書かれているのは、その場面を見込んだものです。
寝るときにかぶるシルクのナイトキャップが、この並びに多く入っています。着るものを探して見ていると、そこで手が止まります。
人は一晩に二十回から四十回ほど寝返りを打ちます。そのたびに髪が寝具とこすれて、表面が傷みます。シルクの筒に髪を入れておくと、そのこすれが減ります。
髪の長い相手ほど、朝のもつれ方が変わります。「ロングヘア用」と書かれたものは、長い髪が収まるように筒の丈が長く作られています。頭の寸法で外すことがほとんどないので、渡しやすい形でもあります。
シルクには「匁(もんめ)」という単位が付きます。数字が大きいほど厚く、つやも出て、丈夫になります。
衣類では十六匁前後が標準です。寝具や寝間着には二十二匁あたりが使われるので、寝るときにかぶるものなら、そのあたりが目安になります。厚いほど値も上がるので、そこが価格の差になります。
商品名によく付く「6A」は、もともと織るときに糸切れやムラの出にくい生糸を指す言い方だとされています。
ただし、その基準がはっきりしないまま使われていることもあります。最高級という意味に読める書き方をされていますが、そこだけを頼りにすると、同じ表記のもの同士でも手ざわりが違ってきます。匁の数字のほうが、届いたときの違いに近くなります。
濡れた髪のままかぶると、かえってこすれやすくなります。乾かしてからかぶるのが前提の道具です。
そこまで伝わっていないと、一度使って終わりになります。渡すときに一言添えられる相手なら、そのまま毎晩使ってもらえます。
同じ並びに、下着に近い作りのものが入っています。中に何も着ずに使うものなので、渡せる間柄が変わります。
胸のところにカップが入っていて、寝るときに下着を着けずに済む作りのものがあります。楽に眠れる代わりに、寸法も体つきも合っている必要があります。
下着を贈られることを嫌う人もいます。親子や姉妹のように、寸法を知っている間柄でなければ、この形は外しておくほうが穏やかです。「授乳」「産前産後」と書かれたものも同じで、相手の今の体つきの話になります。
夏用の薄い生地のものは、そのままでは人に会えない見え方です。ごみ出しや宅配の受け取りで玄関に立つ場面が、毎日あります。
厚みのあるものや、上に一枚羽織れるものなら、そこで足が止まりません。一人で暮らす相手ほど、玄関まで出られる格好かどうかが効いてきます。
「疲労回復」「血行促進」と書かれた上下が並びます。同じ並びの中で、値が大きく開きます。
名の通ったものが多いので、もらった側が調べれば値も分かります。改まった相手や、返しを気にする相手には、そこが重荷になることもあります。気の置けない相手か、体を休めたいと言っている相手にだけ、この形が向きます。
寝る服は毎日洗います。洗濯機で洗って乾かせるかどうかが、そのまま使う回数に出ます。
シルクのものや、飾りの付いたものは、手で洗うことになります。手入れを面倒がる相手なら、綿のものへ。ダブルガーゼの綿は、洗うほどやわらかくなるので、毎日洗う前提の生地です。
寸法の刻みがないものへ。湯上がりのワンピースや、前を紐で結ぶ形は、体つきが変わっても着られます。シルクのナイトキャップも、頭の寸法で外すことがほとんどありません。
刻みのあるものしか気に入ったものが無いなら、大きいほうへ。小さくて着られないことはあっても、大きくて着られないことはありません。
前がボタンで開くものです。腕を抜かずに肩から下ろせるので、点滴の管が付いていても着替えられます。商品名に「入院」「病院着」と書かれているものは、その場面のために作られています。
生地は、洗って早く乾く綿のものへ。病室では洗い替えを何枚も置けないので、乾きの遅いものだと間に合いません。厚手のシルクや、飾りの多いものは、その場面には向きません。
寸法を聞けるか、肌に直接触れるか、そして洗い方。順に当てていくと、選ぶものが決まってきます。
寸法が先に来ます。聞ける間柄でないなら、寸法の刻みがない形へ。刻みのあるものは、小さいと着てもらえないので、迷ったら大きいほうに寄せます。入院する相手には、腕を抜かずに着替えられる前開きを。
肌に直接触れるものは、間柄で決まります。カップの付いたものは下着の側なので、寸法を知っている相手にだけ。薄い生地のものも、玄関に立てる格好かどうかで、毎日の出番が変わります。
洗い方は、使う回数をそのまま決めます。毎日洗うものなので、洗濯機に入れられるかどうか。シルクや飾りの付いたものは手で洗うことになるので、手入れを面倒がる相手には綿のものへ。
服ではないものも同じ名前で並んでいます。シルクのナイトキャップは、寝返りのときの髪の摩擦を減らす道具です。寝るときに使うものなら、二十二匁あたりが目安になります。「6A」の表記だけでは、手ざわりまでは読めません。
**そちらは人に会える格好であることが前提になっているので、選ぶところが変わります。
寸法を聞けない相手には、湯上がりのガーゼワンピースを一枚。髪の長い相手には、匁の数字が書かれたシルクのナイトキャップが、寸法を外さずに渡せます。
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