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赤ちゃんのいる家では、毎日のように写真を撮っています。ただ、その写真は画面の中にたまっていくばかりで、形にする道具までは手が回りません。人からもらって初めて、残す作業が始まる家があります。
このジャンルには、二通りのものが並んでいます。写真を収める冊子と、撮るときに一緒に写すもの。後者のほうが多く並んでいるので、冊子のつもりで見ると、欲しいものが見つかりません。
月齢の数字が書かれたカード、名前を並べた木の文字、生後何日と書いた札。これらは赤ちゃんの隣に置いて、一緒に写すために作られています。写真を保管する道具ではなく、写真の中身を作る道具です。
だから、渡したあとに相手が手を動かすことになります。並べて、赤ちゃんを寝かせて、撮る。その時間を作れる家なら喜ばれますが、上の子がいて手が回らない家では、贈ったものが袋のまま置かれることもあります。
写真を挟む冊子や、エコー写真をためるもの、サイズアウトした服を残すものも並んでいます。ただ、選べるほどの幅はありません。
台紙の形も、写真の入れ方も、アルバムのほうが揃っています。このジャンルを見るのは、赤ちゃんの時期だけに要るものが欲しいときです。
そのなかで、エコー写真のアルバムは少し性格が違います。病院でもらう写真は決まった大きさで出てくるので、その大きさに合わせた台紙が作られています。生まれる前から使い始められる、数少ないものです。
撮るときに写すものは、木で作ったものとアクリルで作ったものに分かれます。木のものは色があるので、白い布の上でも淡い背景でも、文字がそのまま読めます。色が濃すぎないぶん、写真の中で浮きすぎることもありません。
アクリルの透明なものは、背景の色をそのまま通します。色の付いた布の上なら文字が浮かびますが、白い布の上に置くと文字が消えます。相手が家のどこで撮るかまでは分からないので、迷うなら木のものが外れません。
生まれたばかりの姿を撮るものは、生後30日ほどで使い道が終わります。丸まった姿勢が残っていて眠っている時間が長いのは、なかでも生後7日から14日ごろ。それを過ぎると顔つきも肌も変わり、手足を動かすようになります。
天使の羽やおくるみのような、新生児の姿に添えるものは、この生後ひと月のあいだしか出番がありません。生まれてから探して注文すると、届くころには時期が過ぎていることがあります。生まれる前に用意しておくものだと考えたほうが確かです。
月齢カードは、毎月一枚ずつ使って一歳までに十二回使います。ほかに新生児用、百日用、ハーフバースデー用、一歳用が入っているものもあります。一度に全部使うものではなく、毎月の撮影が続く前提の道具です。
だから、渡す時期をそれほど選びません。生まれてすぐでも、三か月経ってからでも、残った月のぶんだけ使えます。相手がすでに月齢の記録を始めていても、揃いのものが増えるだけで邪魔になりません。
命名書は、お七夜と呼ばれる生後七日目から飾るものです。しまうのは、出生届を出す生後十四日ごろ、床上げの時期、お宮参りのころと、家によって分かれます。飾り始める日は決まっていますが、下ろす日に決まりはありません。
生後百日のお食い初め、生後六か月のハーフバースデー、一歳の誕生日。この三つの日に使うものは、その一日のために作られています。ケーキに立てる文字や、背景に並べる飾りがそれにあたります。日付が決まっているぶん、贈った品が一度も使われないことがあります。
相手の子が何か月かを知らないなら、日付の決まったもので外します。名前の文字を並べる飾りのように、日付の入っていないものなら、どの行事でも背景に置けます。
名前を彫ったり印刷したりするものは、注文を受けてから作ります。届くまでに一週間から二週間ほど見ておく必要があります。棚から取って送るものとは、そこが違います。
生まれてから名前が決まり、それから注文すると、お七夜には間に合いません。命名書のように飾り始める日が決まっているものを贈るなら、名前を聞いた日にすぐ頼むか、名前の欄が空いている形にします。生まれる前に贈るなら、後者しか選べません。
彫ってしまえば直せません。読み方が同じでも字が違うことはよくありますし、生年月日や身長体重まで入れるものだと、数字が一つ違うだけで作り直しになります。
相手に確かめるときは、口で聞かずに書いたものをもらいます。出生届の控えや、命名の紙を写真で送ってもらえば、字も数字もそのまま写せます。この確かめを省くと、届いてから気まずいことになります。
名前が入ると、その子専用になります。兄弟が生まれても使い回せません。名前の文字を並べる飾りは、行事を選ばずに使えるかわりに、その子の名前でしか使えないということです。
二人目、三人目を考えている家なら、何度も使うものは名前の入っていないものにする手があります。月齢のカードや数字の飾りは名無しにして、命名書のような一枚ものだけ名前を入れる。そう分けると、その子に残るものと、次の子に回せるものが揃います。
相手がすでに撮っているなら、押し付けにはなりません。月齢の写真を上げている家、行事のたびに写真を送ってくる家なら、道具が増えるだけです。撮っていない家に渡すと、始めるところから頼むことになります。
分からないときは、使う日が決まっていないものが無難です。月齢のカードなら、受け取った月から使い始められますし、使わなくても場所を取りません。一歳の飾りのように日付の決まったものは、撮ると分かっている家にだけ渡します。
相手の考え方によります。新生児の姿を撮るものや、名入れのものは、生まれてから注文すると間に合いません。先に渡しておけるなら、そのほうが使ってもらえます。
一方で、出産を待っている家に物を送るのを避ける考え方もあります。気にする相手なら、生まれた知らせを受けてから、月齢のカードのように使い始めが自由なものを渡すと角が立ちません。相手の親から先に渡っているかどうかも、聞ける間柄なら知っておきたいところです。
決めるのは、撮る道具か収めるものかと、使える期間と、名前を入れるかどうかの三つです。相手の子が今何か月かで、渡せるものが変わります。
生まれる前から渡せる間柄なら、新生児の姿に添えるものか、名前の欄が空いた命名書を選べます。すでに三か月、六か月と過ぎている家には、月齢のカードのように残りの月で使えるものを。一歳の飾りは、その日が近いと分かっているときだけ渡します。
二人目を考えている家なら、名前を入れるのは一枚ものだけにしておくと、カードや数字の飾りは下の子にも回せます。名入れのものは一週間から二週間かかるので、使う日から逆に数えて頼みます。
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