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スタイは毎日洗って毎日使うものなので、何枚あっても余りません。すでに持っている家に足しても無駄になりませんし、枚数が増えるほど洗濯の回し方に余裕が出ます。出産祝いに選ばれ続けているのは、そこが理由です。
ただし、スタイという名前で並んでいるものは二つに分かれます。よだれを受けるものと、食事のときに着けるもの。前者は一日中着けたまま少しずつ濡れ、後者は一食のあいだだけ着けて一気に汚れます。
よだれは布に吸わせたい。こぼした汁は布で弾かせたい。求める性質が逆を向くので、選ぶ生地も別になります。
よだれが出始めるのは生後二か月から三か月ごろ。量が増えるのは五か月ごろからで、六か月から一歳あたりが山になります。落ち着くのは二歳前後といわれますが、ここは子どもによってかなり違います。
よだれ用が毎日要るのは、生まれてすぐではなく数か月後からということになります。出産祝いに渡すなら、使われ始めるまで間が空きます。五か月から一歳ごろの首まわりに合う大きさを選んでおけば、いちばん要る時期にそのまま使えます。
食事用のほうは、離乳食が始まってから出番が来ます。着けている時間は一食のあいだ、十数分から二十分ほど。そのかわり、こぼれた汁や落ちた食べ物を一度に受けます。
手づかみで食べ始める時期になると、汚れる範囲が広がります。袖まで覆うものや、テーブルに留めるものが並ぶのは、その時期に合わせた形です。
よだれ用は、垂れたものを布に吸わせて、服まで届かせないための道具です。吸う力のある生地が向くのはそのためで、吸わない生地だとよだれが表面を伝って服に落ちます。
食事用は逆です。汁を吸ってしまうと生地の中に残り、においも色も落ちにくくなります。表面で弾いて、エプロンの裾に付いた受け皿へ落とすほうが後始末が早い。同じ並びに置かれていても、生地に求めるものが正反対です。吸う生地と弾く生地を取り違えると、渡したものが使われないまま引き出しに残ります。
商品名に「6重ガーゼ」と書かれているのは、綿のガーゼを六枚重ねた生地です。重ねただけ厚くなるので吸いますが、隙間に空気が入るので通気もよく、洗ってもすぐ乾きます。洗うほどふくらんで、当たりが柔らかくなります。
パイル地は、タオルと同じ輪の立った生地です。ガーゼより厚みがあって吸う量も多いので、よだれの山の時期に向きます。一日に何度も洗って回すならガーゼ、一枚で長く受けさせたいならパイル地、という分け方になります。
表と裏で生地を変えてあるものもあります。片面が吸う生地、もう片面が水を通さない生地という作りで、服まで抜けるのを止められます。首まわりの留め具が二段か三段に付いていれば、首が太くなっても掛け続けられます。
こちらは吸わせない側です。ポリエステルに防水の加工をしたものは軽く、畳んで持ち歩けます。シリコンで作ったものは柔らかくて丈夫で、洗ったあとの乾きが早い。シリコンなら、汚れたその場で水にくぐらせて落とせます。
エプロンの裾が受け皿の形に立ち上がっているものがあります。落ちたものが床まで届かず、この受け皿に残ります。手づかみで食べ始める時期の家では、受け皿があるだけで床の掃除が減ります。
袖の有無でも分かれます。袖なしは着け外しが早く、暑い時期でも蒸れません。長袖のものは腕まで覆うので、手づかみで食べ始めた時期に効きます。同じ子でも、時期によって要るほうが入れ替わります。
毎日使うものなので、洗濯機と乾燥機に入れられるかどうかは大きな差になります。ところが、防水の加工は熱に弱く、乾燥機に掛けると傷むものがあります。これは食事用だけの話ではなく、裏に防水の面を付けたよだれ用にも当てはまります。
商品ページに「乾燥機OK」と明記して売られているものは、そこを確かめたうえで出しています。シリコンのように素材そのもので水を通さないものは熱にも強いのですが、それでも商品ごとに違うので、表記のあるものを選ぶほうが確かです。保育園に毎日持って行く家や、洗濯物を回す時間の限られている家へ渡すなら、ここを確認してから選ぶと、渡した先で困らせません。
子どもが寝返りを打てば、首に掛けた布は横へ回ります。体を起こせばまた別の位置へ動きます。前だけに布のある形だと、よだれが落ちる場所と布のある場所がずれて、服が濡れます。
首まわりをぐるりと布にしてしまえば、どこが前になっても受けられます。「360度」「360°」と書かれているのは、その作りのことです。フリルや付け襟の形にしてあるものが多いのは、全周に布を回した形が、そのまま服の飾りに見えるからでもあります。
全周が布なので、濡れた部分を親が手で後ろへ回して、乾いた面を前に持ってくることができます。一枚で二度、三度と使えるので、一枚あたりの持ちが伸びます。
裏表のどちらでも使えるものなら、一枚で使える回数がさらに増えます。持ち歩く枚数が少なくても、外出の途中で替えが尽きにくくなります。
一枚あたりの持ちが伸びても、よだれの山の時期には一日に何度も替えます。洗って干して、翌日また使うので、手元に何枚あるかがそのまま親の余裕になります。三枚、五枚とまとめたセットで売られているのは、そういう使われ方をするからです。
すでに何枚か持っている家に足しても困りません。柄や色が違えば、その日の服に合わせて選べます。食事用のほうは一日に数回の食事に使うだけなので、こちらは一枚か二枚あれば回ります。
商品名に「名前タグ付き」「記名」と書かれたものがあります。園に持って行くものには名前を書くことになるので、書く場所が最初から付いているほうが手間が減ります。毎日持って帰って洗う品なので、枚数と、乾きの速さも効いてきます。
袖の有無や形に決まりのある園もあります。決まりが分かるのは園から持ち物の案内が配られてからなので、入園より前に渡すなら、袖のあるものと無いものを決め打ちしないほうが安全です。すでに通っている家へ渡すなら、いま使っている形を聞いてから選べます。
よだれが増えるのは生後五か月ごろからなので、渡してすぐには使われません。それでも、そのころ買い足す手間が省けるので、早すぎるということはありません。生まれてすぐの首まわりに合わせず、少し余裕のある大きさにしておくのが、この品の渡し方です。
決めるところは、よだれ用か食事用か、生地、全周が布かどうか、そして枚数です。
この二つは別の道具です。よだれ用は一日中着けて少しずつ濡れるので、吸う生地が要ります。食事用は一食のあいだだけ着けて一気に汚れるので、弾く生地のほうが後始末が早い。同じ並びにありますが、生地に求めるものが逆を向いています。
生地では、よだれ用が6重ガーゼかパイル地。ガーゼは通気と乾きの速さで、パイル地は吸う量で勝ります。食事用は防水のポリエステルかシリコンで、裾が受け皿の形に立ち上がっているものなら床まで落ちません。防水の加工をしたものは乾燥機に掛けられないことがあるので、毎日回す家には「乾燥機OK」と書かれたものを。
「360度」は、首まわりを全周ぐるりと布にした作りです。子どもが動いて前掛けが回っても受けられますし、汚れた面を後ろへ回して使えるので、一枚あたりの持ちが伸びます。それでも一日に何度も替えるので、よだれ用はまとめた枚数で渡すのが親切です。
生まれたばかりの家へ贈るなら、6重ガーゼの360度のものを何枚かまとめて。一日に何度も洗って回す時期が来るので、乾きの速い生地のほうが枚数を生かせます。離乳食が始まった家には、受け皿の付いた食事用を一枚か二枚。保育園に通い始める家には、名前を書く場所があって乾燥機に掛けられるものを、いま使っている形を聞いたうえで選ぶのがいちばん確かです。
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