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ベビーチェアは、毎日の食事で一日に三度使ってもらえます。値の張る買い物なので親の側では後回しになりがちですが、離乳食が始まると急に必要になります。何人かで出し合って贈られることの多い品です。
まず分かれるのは、どこに座らせる椅子かです。大人と同じ食卓を囲む高さのもの、床に置く低いもの、食卓の天板に留めて使うもの。この三つのうちどれになるかは、贈る相手の家の食事の風景で決まります。
もう一つ、足が着くかどうかがこの椅子の中心にあります。座面と足置きの両方が動くものなら十年以上使えますが、どちらも動かないものは数年で出番が終わります。
いちばん数が多いのがハイチェアです。座面が高く、大人と同じ目線で食卓を囲めます。椅子そのものが自立しているので、食卓の形や高さにあまり左右されません。
ハイチェアのうち、座面と足置きの両方が動くものは、学童になっても座れます。前に付く安全ガードと、専用の天板を外して、足置きの板を座面として使うと大人用の椅子になる設計もあり、体重100キロを超える人まで支えるものがあります。長く使ってもらう前提で選ぶなら、板が両方動くものを探すことになります。
床に座って食べる家や、低いテーブルを使っている家に向くのがローチェアです。座面が低いので、落ちたときの落差も小さくなります。折りたためるものが多く、使わないときは片付けられます。
ただし、体が大きくなると座れなくなるものがほとんどです。両方の板が動くハイチェアが十年使えるのに対して、こちらは数年で出番が終わると思っておくほうが確かです。そのぶん値段は下がるので、いま要るものとして選ぶ形になります。
食卓の縁に金具で固定して、赤ちゃんを宙に座らせる形です。椅子の脚がないので場所を取らず、折りたたんで外食先へ持ち出せます。
ただし、贈り物として選ぶには引っかかりが一つあります。相手の食卓に付かないことがあるのです。金具は天板の厚みに対応する範囲が決まっていて、薄すぎても厚すぎても留まりません。ガラスの天板、縁の丸い天板、飾りの付いた縁、折りたたみの薄い天板は、どれも取り付けの対象から外れます。相手の食卓を見たことがないなら、この形は避けておくほうが安全です。
商品には生後六か月ごろからと書かれていることが多いのですが、月齢より先に決まるのは腰がすわったかどうかです。支えなしで数秒お座りができるようになってから、というのが条件になります。腰がすわるのは生後五か月から七か月ごろです。
まだ安定しないうちに座らせると、体に負担がかかりますし、姿勢が崩れて椅子ごと倒れることもあります。出産祝いとして渡すなら、使い始めるのは六か月ほど先だと見込んでおくことになります。
足が床や足置きに着くと、両足で踏ん張れるので骨盤が起きて、体が安定します。この状態で食べると噛む力が二割ほど上がるといわれていて、あごの発達にも関わってきます。食事の椅子で足置きが重く見られるのは、この一点があるからです。
足がぶらついたままだと、体を支えるために背中や腕へ力が回って、口のほうに力が入りません。座面の高さだけが変わって足置きが動かない椅子は、成長のどこかで足が届かなくなります。そこで見るのが、座面と足置きが別々に動くかどうかです。
商品名に「十一段階」「七段階」「三段階」と入っているのは、座面や足置きの板を留められる位置の数です。数が多いほど、体の伸びに細かく合わせられます。段が少ないものは、合う時期と合わない時期がはっきり出ます。
座面の奥行きまで動くものもあります。背中を背もたれに預けたときに、膝の裏が座面の縁に食い込まない位置を保てるので、脚が伸びても座り心地が変わりません。工具なしで動かせるものなら、成長に合わせて何度でも動かせます。
腰と股だけで留めるのが三点式、肩まで通すのが五点式です。高い位置に座らせるハイチェアやテーブルチェアでは、五点式のほうが立ち上がりにくく、身を乗り出したときにも体が止まります。
腰まわりを支えるガードや、股の間に立つ板が付いているものもあります。このガードと板が外せる作りだと、大きくなってから普通の椅子として使い続けられます。外せないものは、体が大きくなった時点で使われなくなります。
木製のハイチェアは箱が大きく重いので、受け取るだけでも一苦労です。玄関先で受け取れるか、置く場所が決まっているかは、渡す前に考えるところです。里帰り先へ送ると、自宅へ戻るときに箱ごと運んでもらうことになります。
組み立ては、板とねじを留めていく程度のものが多いのですが、それでも一時間ほどはかかります。産後すぐの家には、その手間ごと渡すことになります。手の空いている日に届くよう、日を選んで送ると親切です。
ベビーチェアの並びには、椅子そのものと、椅子に足すものの両方が入っています。チェアベルトやお食事クッションだけのものと、木製のハイチェア一式では、値段が二十倍以上違います。同じ言葉で検索すると両方が出てきます。値段の幅がここまで広いのは、中身が別物だからです。
椅子どうしで比べると、木のものは値が張ります。プラスチックのものは軽くて手入れが楽で、色柄も多く、値段も下がります。素材の差に、調整できる段の数と、保証の年数が乗ります。三年の保証を付けている店があるのは、何年も動かして使う道具だからです。
座面が動くハイチェアなら、届いてから食卓の高さに合わせて座らせる位置を変えられます。自立する椅子なので、食卓の形にも左右されません。天板に金具で留めるテーブルチェアだけは相手の食卓の厚みと縁の形に左右されるので、そこが分からないうちは候補から外れます。
同じ並びに、椅子に足すものが売られています。座面に敷いて高さを出すお食事クッション、外食先で使うチェアベルト、洗い替えのクッションカバー。どれも今ある椅子に重ねて使うものなので、椅子そのものとぶつかりません。すでに一脚あることが分かっている家や、二人目が生まれた家には、こちらのほうが実際に使ってもらえます。
決めるところは、置く場所と、足が着く作りかどうかと、何年使うかです。
置く場所で、形が三つに分かれます。大人と同じ食卓を囲むならハイチェア、床や低い卓に合わせるならローチェア、外食にも持ち出すならテーブルチェア。ただし天板に金具で留めるものは、相手の食卓の厚みや縁の形によっては付きません。食卓を見たことがないなら、自立するものを選んでおくほうが確かです。
足が着く作りかどうかは、噛む力に関わります。両足で踏ん張れると体が安定して、噛む力が二割ほど上がるといわれています。座面だけでなく足置きも動くか、動かすのに工具が要らないかを見ることになります。
何年使うかは、動かせる幅で決まります。段の数が多く、ガードと天板を外せるものなら、学童になっても座れます。両方の板が動かないものは数年で出番が終わり、値段もそのぶん下のほうに収まっています。
出産祝いに渡すなら、座面と足置きが別々に動く木のハイチェアを。箱が大きいので、相手の手が空いている日に届くよう日付を指定しておけば、受け取りと組み立てで困らせません。
すでに一脚ある家や二人目の家には、高さを足すお食事クッションやチェアベルトを。外食の多い家には天板に留めるものが向きますが、相手の食卓が分からないうちは、まず自立する椅子から選ぶのがいちばん外しません。
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