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ベビーローションは、赤ちゃんが生まれた家で毎日減っていくものです。風呂上がりに全身へ塗るので、少なくとも一日一回は手に取ります。出産祝いは同じ物が重なりやすいものですが、これは減りが速いので、二本届いても開けたほうから順に使い切れます。
ただ、この贈り物には他と違うところがあります。買うのは自分、毎日それを手に取るのは親、肌に触れるのは赤ちゃんです。三人が別々なので、渡す前に見るところも変わってきます。
赤ちゃんの保湿に使うものには、いくつもの呼び名が並びます。ローション、ミルク、クリーム、オイル、ワセリン。この並びには意味があって、左から右へ行くほど水分が減り、油分が増えます。
ローションは水分がいちばん多く、化粧水に近いさらりとした手ざわりです。ミルクはそこに油分が少し入って、乳液のようになります。クリームは水分と油分が拮抗して、指で伸ばすとしっとり残ります。オイルは水分をほとんど含まず、肌の表面に膜を作ります。ワセリンは油分の側の端で、いちばん固く、いちばん長く残ります。
実際に多く並んでいるのは、ローションとミルクの間にあたるミルクローションです。「ミルキーローション」「ボディミルク」「乳液」と書かれているものも、この位置に入ります。さらりとしていて全身に伸ばしやすく、新生児から使えるものが揃っています。
「ベビーローション・オイル」という名前で並んでいても、オイル単体はあまり見つかりません。贈るつもりで探すと、ほとんどがミルクローションになります。
もう一つ知っておくと選び方が変わるのが、この並びのものは、どれか一つを選ぶ物ではないという点です。
ローションで水分を入れてから、その上にクリームを重ねる。この順で塗ると、入れた水分が閉じ込められます。オイルも同じで、ローションのあとに使う膜として働きます。
すでにクリームを持っている家に、ミルクローションを贈っても重なりません。役割が違うので、両方に出番があります。同じミルクローションが二本になった場合も、減りが速いので順番に使えます。
商品名を見ていくと、「薬用」と書いてあるものが混ざっています。これは化粧品ではなく医薬部外品で、あせもや肌荒れを防ぐための有効成分が入っています。
普通のベビーローションは化粧品の側で、乾いた肌に水分と油分を足すのが役目です。荒れやすい肌の子には、防ぐ側の働きを持つ薬用が向きます。
ただし、贈り物として選ぶときは慎重になったほうがいいところでもあります。赤ちゃんの肌の具合は、家族でないと分かりません。荒れやすいかどうかを知らないまま薬用を渡すと、いま要らないものになります。相手から聞いていないなら、化粧品の側の無香料のものを選ぶほうが外れません。
並んでいる容量は、150ml前後と、350mlから400ml前後の二段構えです。ほかに、80ml前後のお試しサイズが少しあります。
減り方の目安があって、150mlで赤ちゃん一人がひと月からふた月。400mlに近いものだと、きょうだい二人で使ってふた月から三か月が目安です。一人だけなら、そのぶん長く持ちます。全身に毎日塗るので、大人の化粧品と比べると減る速さがまるで違います。
その家がもう使っている物と同じなら、大きいほうが喜ばれます。つめかえ用が別に売られているものなら、そのあとも同じ容器で続けてもらえます。まだ何を使うか決まっていない家では、大きさが逆に重くなります。合うかどうか分からないものが400ml届くと、置き場所だけ取ることになります。
肌に触れるのは赤ちゃんのほうですが、毎日それを手に取るのは親です。合わないと感じたら、その日から使われなくなります。
見るところは、赤ちゃんの肌そのものより、親が安心して使い続けられるかどうかです。無添加、低刺激、無香料といった表示が並んでいるものが多いのは、選ぶ側が気にする順番がそこにあるからです。
オーガニックの認証が付いているものと、付いていないものがあります。付いていれば審査を通った証しになりますが、無いから劣るという話ではありません。相手が普段からそこを見て買い物をする人なら、印が付いているだけで受け取り方が変わります。
赤ちゃんのそばで使うものなので、香りは強くないほうが選ばれます。甘い香りも、木の香りも、好き嫌いがはっきり出ます。
親が普段どんな香りのものを使っているかは、外から見て分かりません。贈るなら無香料というのが、いちばん外れの少ない選び方になります。実際、並んでいるものの多くに「無香料」と書かれています。
香りのあるものを渡してよいのは、相手がその香りを好きだと知っているときだけです。出産祝いのように、相手の暮らしぶりをよく知らないまま渡す場面では、香りは足さないほうが確実です。
どれだけ丁寧に選んでも、赤ちゃんの肌に合わないことはあります。低刺激と書かれていても、その子に合うかどうかは使ってみないと分かりません。
ここで効いてくるのが、容量の選び方です。相手がいま使っている物が分かっていて、それと同じものを渡すなら、大きいもので構いません。その家に合うことが分かっているからです。
分からないまま渡すなら、小さいものや、ソープと組み合わせたもののほうが受け止めやすくなります。
合わなかったときに引き返せる量かどうか。大人向けの化粧品を贈るときには考えないところですが、赤ちゃんに使う物ではここが分かれ目になります。
このジャンルには、ベビーソープと組み合わせた形があります。理由ははっきりしていて、洗ってから塗るまでが一続きの場面だからです。
風呂から上がって、体をふいて、そのまま塗る。どちらも洗面所に置くものなので、二つ渡しても置き場所は一か所で済みます。片方だけ渡すより、風呂上がりの流れごと受け取ってもらえます。
全身シャンプー、ヘアシャンプー、ローション、クリームを小さい容器でひと通り詰めた形もあります。相手がまだ何も揃えていない時期なら、こちらのほうが助かります。
気をつけたいのが、上の子がいる家です。一人目のときに肌に合うものを見つけていれば、二人目も同じものを使います。
ここに別の会社のものを渡すと、置いてはもらえても、開ける順番が後ろになります。悪い物ではないのに、出番が来ないという形で残ります。
上の子がいると分かっているなら、すでに使っているものを聞いてから、同じものの大容量やつめかえを渡すほうが確実です。聞ける間柄でないなら、タオルやガーゼなど、肌に残らないものへずらす手もあります。
商品名に「赤ちゃんから大人まで」と書かれているものがあります。同じ物を親の手や体にも使える作りです。
これが効くのは、赤ちゃんの肌に合わなかったときに、そのまま親が使えるからです。捨てることにも、しまい込むことにもなりません。行き先が二つある物は、贈り物として無駄になりにくくなります。
抱っこやおむつ替えで、親の手も乾きます。親のぶんまで含めて減っていくので、大きいものを渡しても持て余しません。
早すぎることはありません。並んでいるものの多くに「新生児から」「生まれてすぐから」と書かれていて、退院したその日から使えるように作られています。
赤ちゃんの肌は大人より薄く、水分が逃げやすくできています。乾いてから慌てるより、乾く前から塗り始めるほうがよいとされていて、生まれた週から毎日続ける家も珍しくありません。出産祝いとして届いた日から出番があります。
一つだけ線があります。保湿剤は、すでに出ている湿疹やかゆみを治す物ではありません。荒れを防ぐところまでが役目で、その先は塗り薬と医師の話になります。「毎日使うものだから」と手渡すだけで足ります。効き目の説明を添えると、その線を越えてしまいます。
水分と油分のどのあたりを渡すか。薬用か化粧品か。香りを付けるかどうか。そして、どれだけの量を渡すか。ベビーローションは、この四つを順に決めていくと一本に絞れます。
並んでいるものの多くは、水分の側に寄ったミルクローションです。全身に伸ばしやすく、新生児から使えます。クリームやオイルはもっと油分の多い側にあって、重ねて使う物なので、相手がすでにクリームを持っていても、ミルクローションの出番は別にあります。
「薬用」と書いてあるものは、あせもや肌荒れを防ぐ有効成分が入った医薬部外品です。荒れやすい肌の子には向きますが、その具合は家族でないと分かりません。聞いていないなら、化粧品の側の無香料のものが無難です。
香りは、届いた時点で決まってしまいます。容量が合わなければ次から変えられますし、薬用にするかどうかも使いながら決められますが、匂いだけは開けた瞬間に合うか合わないかが出ます。知らないなら足さないほうが確実です。
量を決めるのは、その家に合う物が分かっているかどうかです。分かっていれば大きいものが喜ばれ、分からないなら引き返せる量にしておく。お試しサイズや、ソープと組んだものが、その逃げ道になります。
上の子がいる家には、いま使っているものを聞いてから、同じ物の大容量やつめかえを。初めての子が生まれた家には、無香料のミルクローションを、まずは小さいほうから。どちらとも分からないときは、親も一緒に使えると書いてあるものを。赤ちゃんの肌に合わなくても、抱っこで乾いた親の手が使います。
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