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スタイは、赤ちゃんが一日じゅう首に着けているものです。よだれが出る時期には何枚も取り替えるので、洗い替えが何枚あっても足りません。首元に見えるので、服の一部としても目に入ります。
選ぶときに最初に分かれるのは、人に見せる一枚を渡すか、日々の洗い替えを足すかです。同じスタイでも、この二つでは選ぶ売り物が変わります。
商品名にこの三つが並んでいることがありますが、指しているものは同じです。よだれかけが日本語、ビブが英語、スタイは和製英語として広まりました。
一方、お食事エプロンは別のものです。スタイがよだれから服を守るのに対し、お食事エプロンは食事の汚れから服を守ります。覆う範囲も広く、袖の付いたものやポケットの付いたものがあります。
離乳食が始まる時期に必要になるのは、お食事エプロンのほうです。スタイは、それより前から使い始めます。
形は大きく二つです。U字型は、首から胸元へ広がる昔ながらの形。横幅があるので安定します。
360度の形は、布が首の周りを一周しています。円形やドーナツ型と呼ばれるもので、回ってもずれても、そのまま使えます。
この違いが効くのは、赤ちゃんが動き出してからです。寝返り、はいはい、つかまり立ち。U字型だと横や背中に回ってしまい、そのたびに親が直すことになります。
もう一つ、回して新しい面を出せるのもこの形です。濡れたところを後ろへ回せば、替えるまでの時間が延びます。
商品名には、6重ガーゼ、パイル、リブ、テレコ、ワッフルと素材の言葉が並びます。選び分けに効くのは、ガーゼとパイルの二つです。
ガーゼは、織り目が粗いぶん空気が通ります。水はよく吸いますが、布そのものが薄いので、吸った水が早く抜けます。洗ってもすぐ乾くのはこのためです。6重ガーゼは、織り目の違うガーゼを六層に重ねたもの。厚みが出るぶん一枚ものより乾きは遅くなりますが、パイルほどは水を抱えません。
パイルは、タオルと同じ織り方です。輪になった糸が水を抱え込むので、たくさん吸っても表に出てきません。そのかわり、乾くのに時間がかかります。
肌に当たる感じで選ぶなら、暑い時期はガーゼ、寒い時期はパイルです。ただし、梅雨や冬は洗濯物が乾きにくい時期でもあります。パイルを選ぶなら、乾くまでのあいだをしのげる枚数が要ります。
裏に防水や撥水の加工が入ったものがあります。よだれが染み通って服まで届くのを止める作りです。
よだれの量が多い子には、これが効きます。一日に何度も服まで濡れるようだと、着替えの回数が増えます。防水があれば、スタイを替えるだけで済みます。
そのかわり、防水の層があるぶん、通気は落ちます。暑い時期に一日じゅう着けていると、首元に熱がこもります。服まで守るか、首元の風通しを取るか。そこで分かれます。
スタイは、出産祝いでもらってうれしいものの上位に入ります。同時に、いらないものの上位にも入ります。同じジャンルが両方に出るのは珍しいことです。
理由ははっきりしています。何枚あっても使うから、うれしい。そして、みんなが同じことを考えるから、重なる。二十枚以上もらったという話まで出てきます。
役に立つのは間違いないのに、同じことを考えた人が何人もいると、まとめて余ります。選ぶ立場からは、そこが読みにくいところです。
重ならないほうを取るなら、名前を刺繍したものです。名入れができる商品があり、その子の名前が入れば、ほかの誰かの贈り物と同じにはなりません。使う回数が少なくても、手元に残る一枚になります。
枚数のあるセットを避けて、一枚に手をかけるという手もあります。三枚組や五枚組は実用に寄っていて、ほかの人も選びます。素材や作りの違う一枚なら、その一枚が残ります。
実用を取るという選び方もあります。親しい間柄で、自分は数を出す役だと決めているなら、洗い替えのきく枚数組がいちばん助かります。ほかの人が見た目のいい一枚を渡すなら、そこと重なりません。
商品名につけ襟という言葉が出てきます。服の首元だけを飾る襟のことで、首を一周する形のスタイが、そう見えるためにこう呼ばれます。フリル、無地、柄。選ぶ言葉が、服のそれに近づきます。
これは、スタイが一日じゅう着いていることから来ています。写真にも写りますし、外へ出れば人の目にも入ります。
お宮参りやフォーマルの語が付いたものもあります。改まった場に出るとき、首元だけ普段のスタイでは合いません。この「見える」側に寄せると、実用の枚数組とは違うものが渡せます。
スタイの出番は、よだれが出る前から始まります。生まれてすぐの数か月は、ミルクの吐き戻しを受けるためのものです。
この時期は、まだ自分で首を支えられません。抱き上げるたびに頭を支えることになるので、首元にかさばらない薄いものが向きます。厚みのあるパイル地や六層のガーゼより、一枚仕立ての薄いガーゼのほうが扱いやすくなります。
本番は生後四か月あたりからです。よだれの量が一気に増え、一日に何枚も替えることになります。
このころには寝返りやはいはいが始まるので、360度の形が効いてきます。動いてもずれない、ずれても使える。枚数も、この時期がいちばん要ります。
よだれが落ち着くのは二歳ごろとされていて、そこまで一年以上使い続けます。首まわりが太くなっていくので、留め具の位置を選べるものだと長く持ちます。
出産祝いとして生まれてすぐ渡すなら、まだ吐き戻しの時期です。薄いガーゼのものが早く出番を迎えます。
よだれの時期に合わせるなら、四か月ごろです。このころに渡すと、まさに足りなくなっている時期に当たります。
その子のよだれの量は、四か月を過ぎないと分かりません。出産直後は物が集まって重なりやすい時期でもあるので、あえて時期をずらすと、重複も避けられて、量に合ったものを選べます。
よだれの量は子どもによってまるで違います。一日に何枚も替える子もいれば、ほとんど濡れない子もいます。よだれ受けとしての出番が少ない子がいるのは本当で、これが「出産祝いにスタイはいらない」と言われる理由の一つです。
ただ、よだれが出ない子でも、生まれてすぐの吐き戻しは受けます。首元を汚さないために着ける場面は、どの子にもあります。使う期間が短くなるだけで、一度も出番が来ないわけではありません。
心配なら、枚数を絞るのが早いです。五枚組を渡して半分が使われないより、一枚か二枚を選んで渡すほうが残りません。名前を刺繍したものなら、たとえ数回しか着けなくても手元に残ります。
四か月を過ぎてからにすると、量が見えたうえで選べます。多い子には防水のものを、少ない子には薄いガーゼのものを。時期をずらすことが、そのまま外さない手になります。
見せる一枚を選ぶのか、日々の洗い替えを足すのか。スタイは、まずここで分かれます。そのうえで形と素材、そして渡す時期を合わせていきます。
形はU字型と360度。動き回るようになった子には、回ってもずれても使える360度が効きます。素材は、早く乾くガーゼと、多く抱え込むパイル。首に肌が触れる物なので、その季節にまとわりつかないほうを選ぶことになります。
裏に防水が入っていると、よだれが服まで届きません。よだれの多い子には効きますが、通気が落ちるので暑い時期は蒸れます。
出産祝いで重なりやすいジャンルでもあります。「もらってうれしいもの」にも「いらないもの」にも上位で入る、珍しい立ち位置です。名前を刺繍したものか、一枚に手をかけたものなら、同じ日に何枚届いても、その一枚だけは見分けが付きます。
使う時期は段階で変わります。生まれてすぐは吐き戻し、四か月ごろからよだれ、二歳ごろまで。出産直後は物が集まるので、少し置いてから渡すと、重複を避けたうえで、その子のよだれの量に合わせられます。
生まれてすぐに届けるなら、一枚仕立ての薄いガーゼを。四か月を過ぎてから渡すなら、その子のよだれの量に合わせて防水の有無を決められます。改まった場に出る予定があると聞いているなら、襟のように見える一枚を。抱かれた赤ちゃんを写真に収めれば、首元がそのまま画に入ります。
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