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眼鏡を作れば、たいてい入れ物が一つ付いてきます。眼鏡ケースを自分で買い足す人が少ないのはそのためで、何年も同じものを鞄に入れたままになりがちです。角が擦れて色が抜けていても、閉まるうちは使い続けてしまいます。
眼鏡を掛けている相手なら、眼鏡ケースは置き場所を分けていくつでも使えます。鞄に入れる一つ、家の枕元に置く一つ、車の中に置く一つ。掛け替える眼鏡が何本かある相手なら、手元にすでに一つあっても行き先が残ります。毎日開け閉めする道具なので、渡したあとに使われないということが起きにくい小物です。
選ぶときに最初に決まるのは、どれだけ硬いものを選ぶかです。硬いほど中の眼鏡を守りますが、そのぶん重くなり、鞄の中でかさばります。守る力と薄さが逆を向いているので、そこから先に決めることになります。
硬さ、相手の眼鏡が入る寸法、出し入れの形。この三つが決まれば、渡す一つが出てきます。
眼鏡ケースは、外側の硬さでハード・セミハード・ソフトの三つに分かれます。商品名にそのまま書かれていることが多いので、見分けはすぐ付きます。三つのどれを選ぶかは、その眼鏡が一日のうちどこに置かれているかで変わります。
金属や硬い殻でできたものが、外からの力と衝撃にいちばん強い形です。鞄に本や書類を一緒に入れて、上から押さえつけるような持ち方をする相手なら、この硬さが要ります。
そのかわり、重くてかさばります。中身の眼鏡より入れ物のほうが重い、ということも起きます。鞄が小さい相手や、持ち物を軽くしたい相手には、そこが負担になります。
アルミなどの金属を使ったものは、硬さのわりに軽く仕上がっています。硬さは欲しいけれど重さは避けたい相手が選ぶところです。
芯を入れて形を保ちつつ、外側を革や生地で包んだものが、この段階にあたります。上から強く押されれば形が変わりますが、鞄の中でほかの荷物に当たるくらいでは中身に力が届きません。
商品名に「薄型」「スリム」と書かれたものは、この段階に多く集まっています。軽くて鞄の中で場所を取らないので、通勤や通学で毎日持ち歩く相手には、この硬さで足ります。
芯を入れず、革や布だけで作ったものが、いちばん軽い形です。使わないときは畳んで平たくなるので、鞄の中でほとんど場所を取りません。
衝撃から守る力は落ちます。踏んだり、上から重いものを載せたりすれば、中の眼鏡まで力が届きます。守れるのは、ほこりと細かい傷からレンズを守るところまでです。
家の中で置き場所を決めて使う相手や、眼鏡を鞄に入れて持ち歩く時間が短い相手なら、この軽さが働きます。
レンズが直接触れるのは内側なので、そこに硬い素材がむき出しだと、出し入れのたびに擦れます。スエード調の起毛を張ったものなら、レンズが当たっても傷みにくくなります。
金属の殻のものでも、内側には布が張ってあるのが普通です。ただ、何をどう張ってあるかは商品によって違うので、内側を写した画像があるかどうかが手がかりになります。
硬さが決まっても、中身が入らなければ意味がありません。眼鏡ケースを贈るときにいちばん外しやすいのがここで、しかも相手の眼鏡の寸法は聞き出しにくい、という厄介さがあります。
眼鏡の横幅は、レンズ二枚分の幅にブリッジの幅を足した長さで表されます。これがフレーム幅で、117ミリ以下なら小さめ、118から125ミリで中くらい、126ミリ以上になると大きめの部類です。
対して眼鏡ケースの内寸は、横がおよそ150ミリ、縦がおよそ50ミリというあたりが一つの目安になっています。横の数字を見れば分かるとおり、大きめのフレームでも横幅だけなら収まります。
引っかかるのは、たたんだときの厚みのほうです。縁の太いフレームや、ふちの立体的なものは、閉じたときの高さが出ます。商品ページに内寸が書かれているケースなら、この縦の数字が手がかりになります。
日射しを避ける眼鏡は、レンズが大きく、たたんだときの形も普通の眼鏡とは違います。同じケースにそのまま収まらないことがあるので、大きめのものが要ります。
商品名に「大きい」「サングラス」と書かれたものは、この寸法に合わせて作られています。相手がサングラスを掛けるかどうかが分かっているなら、そこで絞れます。
反対に、手元を見るための眼鏡は小ぶりなものが多く、それに合わせて細身に作られたケースもあります。鞄の中で場所を取らない形ですが、入るものは限られます。相手が手元用の眼鏡しか持っていないと分かっているときの選び方です。
相手がどの眼鏡を入れるか読めないこともあります。その場合に選べるのは、大きめのケースです。小さい眼鏡を大きいケースに入れることはできますが、その逆はできません。
大きめを選ぶと、鞄の中で少し場所を取ります。ただ、薄型と書かれた大きめのものなら、厚みのほうは抑えられます。横に長いぶんは、鞄の底に沿って入ります。
眼鏡を何本か掛け替えている相手なら、いちばん大きい一本を思い浮かべて選べます。そこが入れば、ほかは自然に収まります。
眼鏡は一日に何度も掛け外しする道具です。そのたびにケースを開けるので、開け方と、ケースをどこに置いておくかが、そのまま毎日の手間になります。
蓋が大きく開く形なら、眼鏡をそのまま落とし込めます。手探りで押し込む必要がないので、眼鏡を使い始めたばかりの相手にも扱いやすい形です。
マグネットで留めるものは、指を掛ければ開き、押さえるだけで閉まります。金具を外したりはめたりする動作が要らないので、片手のまま扱えます。外出先で手元用の眼鏡をさっと出したい場面では、この速さが効いてきます。
反対に、口が狭くて差し込むように入れる形は、鞄の中で場所を取りません。ただ、慌てているときには引っかかります。相手が急いで開ける場面が多いなら、口の広いほうです。
ストラップやフックの付いたものは、鞄の持ち手やベルト通しに留めておけます。鞄の底を探らずに開けられるので、掛け外しの回数が多い相手ほど働きます。
ただし、留める場所は相手の持ち物次第です。持ち手のない鞄なら紐は通りませんし、リュックを背負う相手なら、外に下げたものは背中側に回ります。相手が普段どんな鞄を使っているかが分かっていないと、この仕掛けは眠ります。
取り外せる紐なら、要らないときに外して普通のケースとして使えます。付け外しができるかどうかは、商品ページの写真で見当が付きます。
眼鏡ケースの並びには、壁に掛けて何本かまとめて置く形の収納もあります。持ち出すものではなく、家の中に定位置を作るためのもので、商品名に「壁掛け」「収納ボックス」と書かれています。
眼鏡を何本も使い分けている相手や、外した眼鏡を家のあちこちに置いてしまう相手には、こちらのほうが働きます。鞄に入れる一つを渡すか、家の定位置を渡すかは、相手が眼鏡をどこで見失っているかで分かれます。
自転車やバイクに乗る相手向けに、フックで引っ掛ける作りのものもあります。こちらは屋外で使う前提なので、硬い側に集まっています。
毎日鞄に入れて持ち歩くものなので、傷や擦れは出てきます。ただ本革は、使い込むほど色に深みが出る素材です。そこを持ち味として作られているものが多く、時間が経つほど渡した相手の持ち物らしくなります。
傷そのものを目立たせたくないなら、シュリンク革と書かれたものです。表面に細かい凹凸があるため、擦れた跡が模様に紛れます。革の見た目は欲しいけれど、きれいに使う自信がないと言う相手には、こちらが渡しやすいところです。
変化そのものを望まない相手もいます。その場合は金属です。色が変わらないので、何年経っても渡した日と同じ見た目のままになります。
外側の硬さ、入る寸法、出し入れの形。この三つを当てていくと、渡す一つが残ります。
硬さは、相手が鞄に何を一緒に入れているかで決まります。本や書類と一緒に押し込むならハード、運ぶだけならセミハード、家の中や短い持ち歩きならソフト。内側にスエード調の起毛が張ってあるかどうかも、あわせて見ておけます。
寸法で引っかかるのは横幅より厚みです。縁の太いフレームやサングラスを掛ける相手なら、大きめと書かれたもの。どれを入れるか読めないときも、大きめの側から見れば行き場が残ります。
出し入れの形は、掛け外しの回数で決まります。一日に何度も外す相手なら、口が大きく開くものか、マグネットで押さえるだけのもの。鞄に持ち手のある相手なら、そこへ留められる紐付きという手もあります。
本や書類と一緒に鞄へ押し込む相手には、内側に起毛の張られたハードを、大きめの寸法で。一日に何度も掛け外しする相手には、マグネットで閉まる薄型のセミハードを。外した眼鏡を家のあちこちに置いてしまう相手には、持ち歩く一つではなく、壁に掛けて定位置を作る収納を。眼鏡を掛けている限り毎日開ける道具なので、渡したその日から手に取られます。
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