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乗り物のおもちゃは、対象年齢の幅がとても広いものです。ここで扱うのはまたがって進むもので、手で走らせるミニカーや電車は別の枠になります。
分かれ目は、誕生日から数えた年齢ではありません。体の側に二つの関門があります。足が地面につくかと、足を交互に回せるか。この二つで、大人が押す/自分で蹴る/ペダルをこぐ、の三段階に分かれます。
同じ2歳でも、足がつく子とつかない子がいます。年齢より身長のほうが当てになります。
商品に書かれた対象年齢には、もう一つの顔があります。どの安全試験を受けたかの表示です。低い年齢に向けたものほど、部品がのどに詰まらない大きさで作られています。
そして家の中で使うなら、床と、音と、置き場所。渡したあとに相手が困りやすいのは、この三つです。
三輪車の対象年齢は、生後十か月から4歳ごろまでと幅広く設定されています(アイデス)。同じ一台の中で、その間に役目が移り変わります。
生後十か月ごろ、つかまり立ちを始めた時期は、まだ自分では進めません。この段階のものには、体を囲うガードと、大人が握る押し手棒が付いていて、後ろから押して動かします(ベルヴィ)。
歩き始めたら、ガードと押し手棒を外します。すると子どもが本体を前から押す形になり、手押し車として体を支える道具に変わります(エデュテ)。同じ商品が、押される道具から押す道具へ移ります。
またがって蹴る形へ移るのは、1歳半ごろからとされています。ただし移れるかどうかは、次の関門しだいです。
またがって進めるかは、サドルに座ったときに足が地面につくかで決まります。つけば蹴って前へ出せますし、止まりたいときも足で止められます(アイデス)。
2歳を過ぎると体が大きくなり、地面へ足がつきやすくなります(キッズアライズ)。
同じ月齢でも身長で変わるため、年齢より身長のほうが手がかりになります(楽天 Mama's Life)。
とはいえ、聞いた身長を照らす先が商品側にあるとは限りません。確実なのは、親に「またがって足がつくか」を確かめてもらうことです。それが聞ける間柄なら、迷いはそこで終わります。
ペダルをこげるようになるのは、早い子で2歳半。多くはそれ以降です(アイデス)。
蹴って進むのと、こぐのは別の動きです。蹴るのは足で地面を押すだけですが、こぐには足を交互に回し続ける必要があります。またがれるのは1歳半から2歳過ぎ、こげるのは2歳半から。あいだに一年近く空くこともあります。
だから、2歳の誕生日にペダル付きを渡すと、こげるまでは自分で進めません。押し手棒の付いたものなら、その間も大人が押して使えます。
こげるようになった子には、逆に押し手棒が要りません。そこから先は、こぐことだけを考えた形へ移れます。
商品に書かれている対象年齢は、遊べる目安であると同時に、どの試験を受けたかの表示でもあります。低い年齢へ向けたものほど、加わる試験があります。
STマークは「Safety Toy」の頭文字で、日本玩具協会の玩具安全基準に合格した玩具に付きます。対象になるのは14歳未満に向けて作られたものです(政府広報オンライン)。
見ているのは、形や強度といった機械の側と、塗料や素材といった化学の側です(品質検査.com)。またがって体重をかける道具なので前者が効きますし、まだ口へ入れる時期の子には後者も効きます。
マークの有無は商品ページで分かります。中身を手に取って確かめられない贈り物では、確かめられる数少ない手がかりです。
対象年齢が1歳半に満たないものには、赤ちゃんの口を模した試験板に部品を当てて、のどの奥まで達しないかを見る試験が入ります(ベビーカレンダー)。
3歳未満は誤飲の危険が高いため、小さな部品が規定の筒に入ってしまわないかも、より細かく見られます。合格したものは、のどに詰まらない大きさで、外れにくく、尖ったところがない作りになります。
上の年齢へ向けたものは、その年齢帯の試験は通っています。ただし、小さい子向けのこれらの試験は受けていません。まだ口へ入れる時期の子に早く渡すと、そこが確かめられていないものが手元に来ます。
先まで使えるものをと思うと、上の段階を選びたくなります。ところがこのジャンルでは、上へ寄せた分だけ、届いてから乗れるまでの間が延びます。
足が地面につかなければまたがれず、ペダルは回せるようになるまで回らず、部品が小さければ口へ入れる時期の子には渡せません。どれも、手前へ寄せておけば起きません。
押し手棒の付いたものがあるのは、乗れるようになるまでの期間を埋めるためです。届いた日から何かしら使える形にしておくと、そのまま置かれることがありません。
またがって進む道具は、家の中で場所と音を使います。渡したあとに相手が困るのはここで、しかも相手の家の様子は、こちらからは見えません。
硬いタイヤで走らせると、床材によっては傷が残ります。やわらかい素材のタイヤが付いたものもあり、そちらなら傷も振動も小さくなります(トイおもちゃ)。
素材は商品ページに書かれています。相手の家がフローリングだと分かっているなら、まずここが分かれ目です。
外で使うものなら、この条件は要りません。室内で使うかどうかが分かっていれば、見るところが半分に減ります。
子どもが動き回るときの音は重量床衝撃音と呼ばれます。ドスンと響く低い成分を含むため下の階へ伝わりやすく、減らしにくいとされています(ピアリビング)。
コルクマットやゴムマットは、細かい振動と床の傷には効きますが、この低い音は残ります。しかもマットを敷くのは受け取った家の仕事で、こちらからは頼めません。
走らせない形にすれば、床の上を移動する音は出ません。ただし、その場で弾むものは上下に床を打つので、下の階への音という点では入れ替わるだけです。その場で揺れるだけのものなら、そこも小さくなります。
またがれる大きさのものは、折りたためるものを除けば、使わない時間もずっと場所を取ります。
押し手棒が外せるものは、外した状態で細くなります。部屋の隅に立てられるかどうかで、収まり方が変わります。
外で使うものなら、玄関から出し入れできる重さかどうかも効きます。毎回持ち上げる道具になるので、重さは大人の負担としてそのまま残ります。
またがって足がつくか、置き場所、住まいの形、すでに持っているかどうかの四つです。どれも渡してからでは変えられません。
足がつくかは、親にまたがらせてもらうのがいちばん確かです。身長を聞いても、商品側に照らす数字があるとは限りません。ここが分かれば、三段階のどこを渡すかが決まります。
大きいものは、しまう場所ごと相手に引き受けてもらうことになります。広さは聞きにくいところですが、「置く場所はある」の一言なら聞けます。
集合住宅かどうかは、走らせる道具にするか、その場で揺れるものにするかを分けます。ここが分かっているだけで、選べる範囲が変わります。
乗るおもちゃは場所を取るので、二台あると片方が置かれたままになりがちです。手元にあるかどうかは、親に聞くのがいちばん早いところです。
決め手は誕生日から数えた年齢ではなく、体の側の二つの関門です。
足が地面につかないうちは、大人が押す形になります。体を囲うガードと押し手棒が付いたもので、歩き始めたら両方を外して、子どもが前から押す手押し車に変わります。
足がつけば、蹴って進む形へ。ここは身長で決まるので、親にまたがらせて確かめてもらうのがいちばん早い。
足を交互に回せるようになるのは、そのあとです。早い子で2歳半、多くはそれ以降で、またがれてから一年近く空くこともあります。それまでは押し手棒が期間を埋めます。こげるようになった子には、その棒はもう要りません。
上の段階へ寄せるほど、届いてから乗れるまでが延びます。先まで使えるものをという気持ちが、そのまま空白の期間に変わります。STマークの有無は商品ページで分かるので、手に取れない贈り物では数少ない手がかりになります。
床の傷と細かい振動は、やわらかいタイヤとマットで小さくなります。残るのは下の階へ響く低い音で、こちらは走らせない形を選ぶしかありません。
またがって足がつくか、置き場所、住まいの形、手元にあるかどうか。この四つは、聞けるなら聞いてしまうのが早い。渡してからでは動かせません。
迷ったら手前の段階へ。届いた日から何かしら使えることが、置かれないための条件です。
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