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サングラスの出番は、日差しの強い屋外と、運転席です。夏のあいだは掛けない日のほうが少ないくらいで、贈った相手が手に取る回数はとにかく多くなります。
選ぶときに最初に決まるのは、レンズに何をさせるかです。光の量をただ落とすのか、反射だけを切るのか、明るさに合わせて濃さが動くようにするのか、鏡のように跳ね返すのか。この四つで、向く場面が変わってきます。
もう一つ、相手が普段から眼鏡を掛けているかどうかで、選べるものが変わります。掛けている人には、眼鏡の上から重ねられる形の商品が別に用意されています。
カラーレンズは、レンズそのものを着色して光の量を落としたものです。数がいちばん多く、値段も抑えめで、普段使いの一本はたいていこれになります。
調光レンズは、紫外線の量や気温でレンズの色そのものが変わります。屋外では濃くなり、屋内に入ると薄くなります。
偏光レンズは、乱反射だけを切り落とすものです。水面や路面で跳ね返った光が消えるので、水の下や路面そのものが見えるようになります。
ミラーレンズは、表面が鏡のように光を跳ね返します。四つのなかでは抑える力がいちばん強く、そのかわり掛けると外から目元がまったく見えなくなります。
紫外線を切っているのは、レンズの色ではありません。薄い色でも紫外線は切れますし、真っ黒でも切れていないものがあります。商品ページの写真で色の濃さだけを見て選ぶと、紫外線を切っていない一本を選んでしまいます。
「UV400」と書かれていれば、紫外線を99%以上切ります。その表記が無く、紫外線透過率が数字で出ている場合は、1%以下が目安になります。
紫外線を切っていない濃いレンズは、暗いだけで守られていないので、かえって目の負担になります。濃さを決めるのは、切れているかどうかを確かめたあとです。
可視光線透過率は、目に見える光をどれだけ通すかの数字です。0%なら真っ暗で何も見えず、100%なら素通しになります。街で使うものは30%から60%あたりに収まります。
10%を切ると、かなり暗いレンズです。強い日差しは抑えられますが、屋内に入ったときや曇りの日には見えにくくなります。海や雪山のような場面を想定したものです。
夜の運転にも掛けてもらうつもりなら、可視光線透過率が75%以上のものになります。日本の規格でも、75%を下回るレンズは薄暗い時間帯と夜間の運転には使えないと決められています。商品名に夜間運転用と書かれているものが、この線を越えたレンズです。
多くのサングラスには「52□20-140」のような数字が付いています。つるの内側に刻んであるもので、左からレンズ幅、ブリッジ幅、つるの長さを表します。単位はミリです。
ブリッジ幅は、左右のレンズのあいだの距離です。レンズ幅とブリッジ幅を足した長さが顔幅に合っていると、掛けたときの姿が自然に収まります。三つ目のつるの長さは、耳までの距離に効きます。
デザインを見比べる前に、この数字が出ているかどうかを確認してみてください。書かれていないものは、写真から大きさを読むしかなくなります。
見落としやすいのが、レンズの上端と眉のあいだの距離です。ここが空きすぎていると、掛けた顔がちぐはぐに見えます。フレームの縦幅や鼻当ての高さで、この距離は変わってきます。
商品名に「アジアンフィット」「ジャパンフィット」と書かれたものは、アジアの人の顔立ちに合わせて作られたモデルです。鼻の付け根が低めであることを前提に、鼻当てが高く作ってあります。その表記が無いものは、そこを見込まずに作られています。
ウェリントンは、縦に長い四角から台形にかけての形で、角を丸めてあります。ボストンは逆三角形で下が丸い形。ラウンドは丸型で、スクエアは縦幅の浅いシャープな四角です。
丸顔にはスクエアが挙がります。四角い輪郭にはラウンドやオーバルで、曲線のあるフレームが顔全体の印象をやわらかくします。面長には横幅の広いもの、顎に向かって細くなる輪郭にはボストン。
顔の形は相手を思い浮かべれば分かるので、この軸だけは数字を聞かずに決められます。大きさで迷っているあいだも、形のほうは先に絞っておけます。
贈るときに困るのは、相手がどこで掛けるのかを全部は知らないことです。通勤に使うのか、休みの日の外出だけなのか、車に乗るときだけなのか。そこが読めないまま一本に絞ることになります。
調光はその読めなさを引き受けてくれます。明るいところでは濃く、暗いところでは薄くなるので、場面を決めずに渡せます。
反対に、釣りに通っているとか、毎日長く運転しているとか、場面がはっきりしている相手なら偏光を名指しできます。ミラーは強い日差しに合わせたものなので、海や雪山の予定が分かっているときに絞られます。
サングラスには度が入っていません。眼鏡を外して掛ければ見えなくなるので、掛けている人にそのまま渡しても使いようがありません。
そこで、眼鏡の上からそのまま掛けるオーバーサングラスと、今使っている眼鏡に留めるクリップオンがあります。クリップオンの跳ね上げ式なら、眼鏡から外さずにレンズだけを上へ跳ね上げられます。
どちらも相手の度数を知らないまま渡せます。眼鏡を掛けている相手だからサングラスは無理だ、とはなりません。
濃いレンズほど、まぶしさは強く抑えられます。そのかわり屋内や曇りの日には見えにくくなるので、そのつど外すことになります。
薄い色は逆で、まぶしさを抑える力はほどほどですが、掛けたままでいられます。外して置き場所を探す手間が出ません。
一日中屋外にいる相手なら濃いほうへ、出たり入ったりする相手なら薄いほうへ。相手が屋外で過ごす時間の長さが、そのまま濃さの目安になります。
子どもの目は大人より紫外線を通しやすく、屋外で過ごす時間も長くなります。背が低いぶん、地面からの照り返しも余計に浴びます。守る道具としては、大人より要る場面が多いくらいです。
何歳からという線は引かれていません。年齢で決めるより、外で過ごす時間が長いか、外でやるスポーツをしているか、日差しの強い土地に住んでいるかで決まります。
選ぶときは、目元が見えなくなるほど濃いものを避けます。色合いは自然なままに、フレームは軽いものを。紫外線カットの足りない濃いレンズは、暗いだけで守られていない一本になります。顔に合っていないものも、掛け続けてはもらえません。
紫外線を切っているか。光をどれだけ通すか。四つのレンズのどれか。大きさと形はどうか。この順に当てていけば、渡す一本は絞れます。
紫外線と色の濃さは、切り離して考えるところです。「UV400」か、紫外線透過率1%以下か。色が薄くても濃くても、そこに書いてあるかどうかだけで決まります。
光の通し方は可視光線透過率の数字に出ます。街で使ってもらうなら30%から60%。夜も掛けてもらうなら75%以上で、それを下回るレンズは暗い時間帯の運転に使えません。
レンズの種類は、相手の一日で決まります。まぶしさを落とすだけでよいならカラー、場面が読めないなら調光、運転や釣りがはっきりしているなら偏光、強い日差しに向かう予定があるならミラー。
大きさは、つるの内側の三つの数字で読みます。形のほうは輪郭に合わせて、丸顔ならスクエア、四角い輪郭ならラウンド、面長なら横幅の広いもの。
昼の運転が中心の相手には、路面のぎらつきが消える偏光を。夜も掛けてもらうなら、それとは別に75%以上の明るいレンズを。場面が一つに決まらない相手には、濃さの動く調光を。どれを選ぶときも、紫外線の表記だけは先に見てからです。
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