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ベビークリームは、毎日、朝と風呂上がりに使うものです。何本あっても余らず、同じものが二本届いても、洗面所と居間に分けて置けます。値の張るものは親が自分では買いにくいので、いいものが一本入ると、そこから先に使われます。
選ぶときに最初に決まるのは、どこに塗るものかです。顔だけのもの、全身のもの、おしりのものが、どれもベビークリームとして並んでいます。
「フェイスクリーム」「顔専用」と書かれたものがあります。赤ちゃんの顔は、よだれと食べこぼしで一日じゅう濡れては乾きます。そのため、口のまわりだけが荒れることがよくあります。
顔だけに使うものは量が少なく、一本の値段も抑えられます。手のひらに広げてから顔へ置いていく塗り方になるので、伸びのよさが効きます。すでに口のまわりが赤くなっているなら、そこだけ油分の多いものを重ねることになります。
「全身」「ボディ」と書かれたものは、風呂上がりに体じゅうへ塗るためのものです。毎日使うので、300ミリリットルや400ミリリットルの大きい容器で売られています。片手で押せるポンプの付いたものが多いのは、もう片方の手で赤ちゃんを支えるためです。
つめかえの用意されているものもあります。気に入って続けている家では、容器を残して中身だけ買い直せます。長く使ってもらうつもりなら、つめかえのあるものを選んでおくと、同じものが二本目、三本目と続きます。
「ボトムクリーム」「おしり」と書かれたものがあります。おむつの中は蒸れて、そこへ尿や便が触れるので、荒れやすいところです。おしりに塗るものは、水分の多いものより油分の多いもののほうが向きます。
かぶれているところに水分の多いものを塗ると、しみることがあります。荒れてから慌てて塗るより、荒れる前から覆っておくほうが効きます。毎日の保湿は全身のもので済ませて、口のまわりとおしりだけ油分の多いものを重ねる、という使い分けをしている家が多くあります。
25グラムほどの小さいものから、400ミリリットルの大きいものまであります。重さで書かれたものと容量で書かれたものが混ざっていますが、どちらも中身の量です。小さいものは部位に塗るため、大きいものは全身に塗るためのものです。
同じ量でも、原料をうたったものは値が上がります。国産と書かれたものや、有機の原料を使ったものがそちらです。つめかえのあるものは、二本目からの値段が下がります。
生まれたばかりの赤ちゃんの首や脇には、白いものが付いています。胎脂と呼ばれるもので、お腹の中にいるあいだ、肌を守っていたものです。これが、生まれてから24時間ほどで無くなります。
つまり、生まれた翌日にはもう、外から守っていたものが無い状態になります。皮膚の厚みも大人の半分ほどしかありません。産院で保湿をすすめられるのは、ここが理由です。
生まれてしばらくは皮脂がよく出るので、見た目には乾燥が目立ちません。三か月ごろまではその状態が続きます。ところが、そこを過ぎると皮脂の量が急に減ります。
目立たなかったものが急に目立つので、それまで何もしていなかった家は、ここで慌てることになります。すでに使っている家では、ちょうど一本目を使い切るころです。渡す時期は、生まれてすぐでも、三か月を過ぎたころでも出番があります。
商品名に「産院監修」とあるものや、胎脂に似せた成分を入れたとうたうものがあります。作っている会社が、生まれた直後の肌をどう考えているかが、この表記に出ます。
ただ、こうした言葉そのものに決まりがあるわけではないので、表記の有無だけで中身の良し悪しは決まりません。それでも、初めての子を迎える家では、こうした言葉が付いていると手に取りやすくなります。何を選べばいいか分からない相手に渡すなら、迷いを一つ減らせます。
馬の脂から作った馬油も、ベビークリームとして並んでいます。赤ちゃんが口に入れても差し支えのない成分とされていて、乳頭に塗ったまま授乳できます。ふき取る一手が要らないので、授乳のたびに使えます。
授乳が始まったころは、乳頭が乾いて切れることがあります。同じものを、赤ちゃんのおしりや口のまわり、ほおにも使えるので、赤ちゃんにも母親にも一つで足ります。母親のほうが自分のものを後回しにしがちなので、渡す側から見ると、ここが効きます。
赤ちゃんを一日に何度も洗うので、そのたびに親の手も水にさらされます。冬でなくても荒れます。赤ちゃんに使えるものは、当然ながら大人にも使えるので、大きい容器のものを渡すと、そのまま親の手にも回ります。
一本で家じゅうがまかなえると、あれこれ買い足さずに済みます。赤ちゃん用と大人用を分けている家もありますが、初めての子を迎える家では、まず一本を共通で使い始めることが多くなります。
紫外線を防ぐものが、ベビー用として並ぶことがあります。乳液の形をしていて、見た目は保湿のものと変わりません。散歩や外遊びのためのもので、毎日の保湿とは役目が違います。
保湿のつもりで日焼け止めを渡すと、夏のあいだしか使われません。逆に、外に出る機会の多い家には、こちらも要ります。商品名に日焼けや紫外線の語が入っていれば、そちらのものだと分かります。
肌に触れるものなので、合うかどうかは使ってみるまで分かりません。ただ、これは家族が選んでも同じことです。合わなければ別のものに変えればよいので、そこを恐れて何も渡さないより、一本渡すほうが役に立ちます。
心配なら、大きい容器より小さいものにします。合わなかったときに使い切れずに残る量が減ります。すでに使っているものがあると聞いているなら、同じ会社の別の部位のものを足すという渡し方もできます。
生まれた翌日から使うものなので、生まれる前に届いていても困りません。産院から帰ったその日に手元にあれば、初日から使えます。
ただし、生まれる前は何かと落ち着かない時期でもあります。荷物を増やしたくないと聞いているなら、生まれてからにします。三か月を過ぎて皮脂が減るころは、家のほうが保湿を始める時期に重なるので、そこに合わせても遅くありません。
決めるのは、どこに塗るものかと、誰が使うかです。部位で中身が変わり、使う人の数で選ぶ量が変わります。
毎日の保湿を任せたいなら、全身用の大きい容器を。ポンプで押せて、つめかえのあるものなら、気に入ったあとも同じものを続けられます。
口のまわりやおしりが荒れやすいと聞いているなら、その部位のものを。全身用より油分が多く、荒れる前から覆っておけます。顔だけ分けたい家には、顔専用の小さいものが合います。
母親のほうにも回してほしいなら、馬油を。乳頭に塗ったまま授乳できて、赤ちゃんのおしりにも使えます。一本で家じゅうがまかなえます。
外で遊ぶ時間の長い家なら、日焼け止めも要ります。毎日の保湿とは役目が違うので、保湿のものと両方渡しても重なりません。
クリームと書かれたものは油分が多いぶん、乾く季節と荒れた場所に強くなります。
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