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ミキサーは、あれば作るものが増えると分かっていても、自分では後回しになる道具です。なくても包丁とすり鉢で何とかなりますし、台所の置き場所も取ります。もらってはじめて、朝の一杯や離乳食が台所の手順に入ります。
すでに一台持っている相手でも、重なるとは限りません。ミキサーという名前で並んでいるものは、する仕事が四つに分かれているからです。台に置いて回すもの、手に持って鍋に入れるもの、容器に入れて刻むもの、持ち歩けるもの。
選ぶときに最初に決まるのは、相手が何をしたいかです。液体にしてなめらかに飲みたいのか、固いものを刻んで料理の下ごしらえに使いたいのか。ここで渡す形が別れます。
同じ場所に並んでいますが、ミキサーとフードプロセッサーは別の道具です。分かれ目は、回すときに液体が要るかどうかにあります。
ミキサーは、食材と一緒に水や牛乳を入れて回します。刃が高い速さで回り、切りながら混ぜるので、最後は飲めるくらいのなめらかな液体になります。スムージーや、野菜を裏ごししたようなスープを作る道具です。
フードプロセッサーは、水を足しません。食材そのものの水分だけで回せる作りで、玉ねぎのみじん切りや、ひき肉をこねる作業に向きます。粒の形が残る仕上がりなので、飲むものではなく、料理の途中の下ごしらえに使います。
見た目も違います。ミキサーは背の高い容器の底に刃があり、フードプロセッサーは浅めの容器の中で刃が回ります。写真を見れば、どちらの仕事をする道具かの見当が付きます。
手に持って使う棒の形をしたものがあります。先に刃が付いていて、鍋やボウルに直接差し込んで回せます。作った料理を容器に移す手間がないので、熱いスープをそのまま潰せます。
先に付ける部品を替えると、する仕事が変わります。潰す、刻む、泡立てる。商品名に「1台4役」「1台7役」と書かれているのは、この部品が何種類付いているかの話です。
そのかわり、手で持ち続けることになります。量の多いものを一度に回すのは向きません。一人ぶんや、鍋一つぶんくらいまでの道具です。
商品名に出るワット数は、力の強さの目安です。数字が大きいほど刃が速く回り、硬いものや繊維の多いものを細かくできます。
氷を砕くだけなら200ワット前後から。にんじんや葉物のように繊維の多い野菜まで、飲めるくらいなめらかにしたいなら300ワット前後。凍らせた果物を使うなら400ワット以上が目安になります。
「氷も砕ける」という言葉はほとんどのものに書かれているので、そこだけでは差が出ません。ワット数の数字まで見ると、どこまでできるかが分かります。なお、買ってきたロックアイスは家庭の氷より硬く、砕けると書かれていても壊れることがあります。家の製氷皿で作った氷を使う道具だと思っておくほうが安全です。
同じミキサーでも、容器の大きさと電源の取り方で使い道が変わります。相手の台所と、作る量を思い浮かべると絞れます。
一人ぶんのスムージーで200ミリリットルほど。二人なら400、家族四人なら800という当て方をします。容器の容量は、この数字より少し大きいものを選ぶと、回すときに中身があふれません。
1リットル以下のものは、一人か二人の台所に収まります。台に置いても場所を取らず、洗うのも楽です。一人暮らしの相手や、朝の自分のぶんだけ作る相手には、この大きさが合います。
1リットルを超えるものは、家族のぶんを一度に作る道具です。そのかわり本体が大きく、洗う容器も大きくなります。置き場所の空いている台所かどうかが効いてきます。
充電して使うものがあります。コンセントの場所に縛られず、テーブルでも外でも回せます。ボトルがそのままコップになるものなら、別の器に移さずに飲めて、洗い物も一つで済みます。
そのかわり、電池を積んでいるぶん本体が重くなります。続けて動く時間にも限りがあり、コンセントにつなぐものよりパワーは落ちます。何人ぶんも続けて作るなら、台に置くほうが向きます。
洗うときにも違いが出ます。電気の通る部分に水をかけられないので、丸洗いはできません。容器だけを外して洗う形になり、外れるかどうかは商品ページに書かれています。
塩や胡椒を挽く電動のミルが、同じ場所に並んでいます。刃で回すのではなく、粒を砕いて粉にする道具です。粗さを変えられるものが多く、料理の仕上げに使います。
ミキサーやフードプロセッサーとは、する仕事がまったく違います。すでに大きい道具を持っている相手や、台所に置き場所のない相手には、電動ミルのほうが出番があります。
二本組で売られていることが多く、塩と胡椒を分けて使えます。片手で押せるので、鍋の前で使う道具として渡せます。
この手の道具は、使うたびに刃まで洗います。洗うのが面倒だと、二、三回使ったあとで棚に上がってしまいます。
台に置くミキサーは、容器とふたと刃を洗います。刃が容器から外れるものなら流しで洗えますが、外れない作りだと、水を入れて回してすすぐことになります。
手に持つ棒の形は、刃の付いた先だけを外して洗います。潰すだけに使った日なら、洗うのはその一本と器だけです。刻む部品や泡立てる部品を替えて使った日は、その数だけ洗うものが増えます。
「食洗機対応」と書かれたものなら、容器を機械に入れられます。家に食洗機のある相手なら、そこが書かれているものを選ぶと、夜の手間が変わります。
刃を高い速さで回すので、動いている間は音が出ます。パワーの強いものほど大きくなりやすく、朝の早い時間に使うと家の中に響きます。
集合住宅に住んでいる相手や、家族が寝ている間に作りたい相手なら、「静音」と書かれたものが向きます。とはいえ回している時間は一分に満たないので、そこまで気にしない相手もいます。
赤ちゃんのいる家では、寝ている間にまとめて離乳食を作ることになります。起こしてしまうと作業がそこで止まるので、この家には音の小さいものが要ります。作りためる量も少しずつなので、小さい容器のもので足ります。
台に置くものは、出しっぱなしにできるかどうかで使う回数が変わります。棚から出すひと手間が入ると、その日は包丁で済ませることになります。
台所の作業する場所が狭い相手なら、手に持つ棒の形か、持ち歩けるボトル型が収まります。どちらも立てて置けるので、鍋やまな板の隣に場所を空けずに済みます。
大きいものを渡すなら、箱から出したあとどこに置くかまで考えられます。相手の台所に炊飯器や電気ケトルがいくつ並んでいたかを思い出すと、空きがあるかの見当が付きます。
する仕事が違えば重なりません。台に置くミキサーを持っている人にハンドブレンダーを渡すと、鍋の中を直接潰せるようになるので、使う場面が分かれます。逆に、棒の形を持っている人には、量をまとめて回せる台に置くものが足せます。
同じ形のものを渡すことになりそうなら、大きさで分けるやり方もあります。家族ぶんを作る大きい一台を持っている相手に、自分のぶんだけ作れる小さいボトル型を渡すと、朝の一杯のために大きいほうを洗わずに済みます。
見当が付かないなら、相手が普段どんな料理を作っているかから当てられます。スープをよく作る人なら鍋に入る棒の形、朝に果物を飲む人なら小さいボトル型、料理の下ごしらえを速くしたい人なら刻む道具です。持っているかどうかより、まだやっていないことのほうが手がかりになります。
水を足して回すか足さずに回すか、何人ぶんを作るか、洗い物がいくつ出るか。この三つで、渡す一台が残ります。
ミキサーは液体と一緒に回してなめらかな飲み物にする道具、フードプロセッサーは水を足さずに刻んだり練ったりする道具です。手に持つハンドブレンダーは鍋に直接入れられて、先の部品を替えれば潰す・刻む・泡立てるが切り替わります。
力の強さはワット数で読めます。氷を砕くだけなら200ワット前後から、繊維の多い野菜までなめらかにするなら300ワット前後、凍らせた果物を使うなら400ワット以上。ただし、どの数字のものでも、砕けるのは家の製氷皿で作った氷までです。買ってきたロックアイスは硬すぎて刃を傷めます。
容器の大きさは、飲み物なら人数かける200ミリリットルで当てられます。充電して使うものは器のまま飲めて洗い物が減りますが、重さと動く時間とパワーでは、コンセントにつなぐものに及びません。
赤ちゃんのいる家には、鍋に直接入れられる棒の形を、静かに動くものから。朝に一杯だけ作る相手には、そのまま飲める小さいボトル型を。夕飯の下ごしらえを速くしたい相手には、水を足さずに刻める容器の形を。どれも出しっぱなしにできる場所があるかどうかで、使う回数が変わります。
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