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玉ねぎのみじん切りも、ハンバーグのひき肉も、この機械なら数十秒で終わります。無くても包丁で済んでしまうので、あると助かるのに自分では後回しになる道具です。
先に決まるのは、何をさせるかです。この機械が得意なのは、固いものを刻むことです。液体を混ぜるのも、鍋の中でつぶすのも、別の機械の持ち場になります。
そのうえで、大きさと置き場所。調理台に出しておけるかどうかで、使われる回数が変わります。
似た形の機械が三つあります。液状のものを混ぜるミキサー、鍋に差し込んで使うハンドブレンダー、そして容器の中で固いものを刻むフードプロセッサー。扱う中身の状態で分かれています。
玉ねぎ、にんじん、しょうが。包丁で刻めば涙も時間もかかるものが、ふたを押しているあいだに終わります。肉や魚をひき肉にするのも同じ仕事です。
ハンバーグ、つくね、餃子。下ごしらえに手間のかかる料理ほど、包丁との差が開きます。そういう料理を作る家かどうかで、渡した先での出番が決まります。
刻む刃のほかに、おろし用の板や、生クリームを泡立てる羽根が付くものがあります。大根おろしは手でおろすと時間も力も要るので、そこが機械に替わると大きく変わります。
商品名の「1台5役」「7役」は、この付け替えの数を言っています。ただし、役の数が増えるほど、洗って乾かす部品も増えます。全部を使う家は多くないので、相手が使いそうな役があるかどうかで読み分けます。
刻む刃のままでは、汁気の多いものはうまく回りません。なめらかな飲み物にするのは、ミキサーの持ち場です。
商品名の「スムージー」「ブレンダー」は、氷や凍った果物を砕けることを指している場合が多くなります。砕けはしますが、飲み物として仕上げるところまでは別の機械が要ります。毎朝スムージーを飲む相手に渡すなら、そこは外れます。
ハンドブレンダーは、煮えた鍋にそのまま差し込んで、その場でつぶせます。フードプロセッサーは、容器に移してから回す機械です。
刻むことが多いならこちら、つぶすことが多いならハンドブレンダー。この分かれ方が、渡すものを決めます。熱いものを移す手間があるぶん、つぶす仕事では一手間多くなります。
容量は、家族の人数ではなく、何を作るかで決まります。同じみじん切りでも、一人分と作り置きでは要る大きさが変わります。
離乳食や、一人分の刻み物なら、両手で抱えられるくらいの容器で回せます。小さいぶん、洗うのも早く終わります。
三、四人の家でも、みじん切りやひき肉なら500ミリリットルで作れます。ただし一度に入る量には限りがあるので、家族ぶんをまとめて刻むなら二回に分けることになります。
まとめて刻んで冷凍しておく家では、一度に入る量がそのまま手数の差になります。1リットル前後あれば、二回に分けずに済みます。
そのぶん、容器も本体も場所を取ります。まとめ作りをするかどうか分からない相手には、小さいほうが無難です。
生地は重く、粘ります。小さくて力の弱いものでは、回りきらずに止まります。パンをこねるつもりなら、1リットル以上で、モーターの強いものになります。
粉の量は、容器の大きさに合わせて減らします。1リットルなら300グラムほどが目安です。専用のこね羽根が付いていれば、生地のまとまり方が安定します。パンを焼く相手だと分かっているときだけの選び方です。
ガラスの容器は、においも色も移りません。にんじんやカレーの色が残らないので、次に使うときに気になりません。重いので、洗うときには手が重くなります。
軽い容器のものは扱いが楽ですが、傷が付くと、そこに色とにおいが残ります。毎日使う家ほど、この差が積み重なります。
しまい込むと、出てこなくなる道具です。数十秒で終わる仕事のために、棚の奥から出して、洗って、また戻すとなると、包丁のほうが早くなります。
置いたままにできるなら、思いついたときに使えます。500ミリリットルほどのものなら、炊飯器ほどの場所で収まります。
1リットルを超えるものは、置き場所を空けてもらわないと据えられません。相手の調理台に空きがあるか思い浮かばないなら、小さいほうから選びます。
差し込み口の近くでしか回せないので、台所の作りによっては、使うたびに置き場所を変えることになります。
充電して使うものなら、そこから離れられます。食卓の上でも、離乳食を作るそばでも回せます。その代わり、充電が切れれば、そのあいだは使えません。毎日長く回す家では、コードのあるほうが途切れません。
容器、刃、ふた、押し込む棒。部品が多いほど、洗って乾かす手間が増えます。一度使って面倒だと思われると、次の日は包丁が出てきます。
食洗機に入るかどうかは、部品ごとに違います。刃は入っても容器は入らない、ということが起きます。食洗機を毎日回す家に渡すなら、部品ごとに書かれているものを選べば、洗い物の列にそのまま並びます。
刻んでいるあいだは、それなりの音が出ます。とはいえ鳴っているのは短い時間で、長く回し続ける道具ではありません。
気にするとすれば、朝早くに使う相手です。集合住宅で、家族より先に起きて弁当を作るような家なら、一度に回す量が少ない小さいもののほうが、短く済みます。
大きさが違えば、両方が使われます。大きいものを持っている家ほど、小さいほうが毎日出てきます。少しの玉ねぎを刻むために大きい容器を洗うのは、割に合わないからです。
小さいものを使っている相手には、まとめ作りやパン生地のできる大きいものが足せます。同じ大きさの同じ形を渡したときだけ、片方が棚に残ります。
刻む場面が多いか、つぶす場面が多いかで決まります。野菜を細かくするのも、肉をひくのも、フードプロセッサーの持ち場です。少量なら500ミリリットルで回ります。
**離乳食が始まったばかりのころは、つぶす場面のほうが多くなります。取り分けて食べられるようになってからは、刻む場面が増えていきます。
何をさせるか、大きさ、置き場所。この順に当てていくと、選ぶものが決まってきます。
この機械の持ち場は、固いものを刻むことです。みじん切りとひき肉が要る料理を作る家でこそ働きます。飲み物を作るのはミキサー、鍋の中でつぶすのはハンドブレンダーなので、そこを当てにして渡すと出番が来ません。
大きさは、人数よりも作るもので変わります。一人分や離乳食なら500ミリリットル、家族ぶんをまとめて刻むなら1リットル前後。パンをこねるなら、それに加えてモーターの強いものが要ります。大きくなるほど、置き場所も洗う面積も増えます。
置き場所は、使われる回数を決めます。調理台に出しておけるなら、思いついたときに回せます。充電して使うものは差し込み口に縛られず、毎日長く回す家ではコードのあるほうが途切れません。洗う部品が少ないものほど、翌日も出てきます。
**専用の容器が要らないので、置き場所の考え方から変わります。
ハンバーグや餃子を家で作る家には、1リットル前後で、洗う部品の少ないものを。離乳食が始まった家や一人暮らしの相手には、調理台に出しておける500ミリリットルのものが、その日から働きます。
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