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クッションと聞くと、ソファに置く飾りを思い浮かべます。ところが長く売れ続けている品を並べてみると、そういうものはほとんどありません。並んでいるのは、座っているあいだ体を支えるための道具です。
椅子に敷くもの、床に敷くもの、背中に当てるもの、車に持ち込むもの。どれも一日のうち何時間も座る人に向けて作られています。飾りとして選ぶ品ではなく、座り方の困りごとに合わせて選ぶ品です。
だから贈るときに考えるのは、相手がどこで、どのくらい座っているかです。机に向かっている時間が長いのか、床に座って過ごすのか、運転が多いのか。そこが決まれば形が決まり、形が決まれば価格も見えてきます。
飾りの品ではなく、体を支える品が集まっています。支える場所ごとに形が分かれています。
いちばん数の多い形です。事務の椅子や食卓の椅子に置いて、座ったときの当たりをやわらげます。厚みは薄いもので2センチほど、厚いもので7センチほどあります。
中身はやわらかく沈むものと、押し返してくるものに分かれます。沈むものは当たりが柔らかく、押し返すものは姿勢が崩れにくくなります。どちらが合うかは座る時間の長さで変わります。
丸い形のもの、細長いもの、折りたためるものがあります。床に座って過ごす家や、こたつのある家で使われます。
長いものは横になるためのものです。折りたたむと座る形になり、広げると寝られる形になります。一つで二通りに使えるので、置き場所の限られた部屋でも収まります。
腰から背中のあいだにある隙間を埋める品です。椅子に深く座ったときに背中が浮くと、そこに体重の逃げ場がなくなります。埋めておくと、同じ姿勢でいられる時間が延びます。
三角の形をしたもの、綿を足したり抜いたりできるもの、背筋の長さに合わせて選ぶものがあります。座る椅子の形によって合うものが変わるので、相手の椅子を思い出しておくところです。
薄く作って、鞄に入れて運ぶ品です。飛行機や電車の座席、観戦や観劇の席で使われます。薄いのに沈まないのは、中の素材が体重を面で受ける作りになっているからです。家で使うものより値段は上がりますが、外に持ち出す前提なら厚いものは持ち運べません。
置きたい場所の寸法を伝えて作ってもらう品もあります。窓辺のベンチや、既製品の入らない場所に合わせられます。
作ってから届くまでに日数がかかり、寸法を測るのは相手の仕事になります。渡す日が決まっているなら向きませんが、新居に合わせて一つ作るという渡し方はできます。
この道具は、置き場所が決まらないと選べません。相手の一日を思い出すところから始めます。
事務の仕事や在宅の仕事で、一日に何時間も同じ椅子に座る人です。ここがいちばん品数の多いところで、椅子に敷く形が並びます。
長く座る人には、押し返してくる中身のほうが合います。やわらかく沈むものは座った瞬間は楽ですが、時間がたつと沈みきって元の当たりに戻ります。座る時間が短いなら沈むほう、長いなら押し返すほうです。
運転する人は、姿勢を変えられません。信号で止まるまで同じ形で座り続けるので、机に向かうよりも体の逃げ場がありません。
車の座席はもともと沈む作りなので、そこに厚い品を足すと座面が高くなりすぎます。運転する相手には薄い形を選びます。背中に当てる品を足すという手もあり、こちらは座面の高さを変えずに済みます。
こたつのある家や、床に座る習慣のある家です。椅子用より広く作られていて、あぐらをかいても収まります。
床は椅子と違って背もたれがありません。座るものと背中に当てるものを両方渡すか、横になれる長い形を選ぶかで、過ごし方が変わります。相手の部屋に背を預けられる壁や家具があるかどうかも見ておきます。
観戦や観劇に出かける人、出張の多い人です。座る場所が毎回違うので、持ち運べる薄さが要ります。
家用の品を渡しても持ち出されません。逆に持ち歩く品を家で使うぶんには困らないので、どちらか分からないときは薄いほうが無駄になりません。かさばらないので、渡すときも重くなりません。
この品は使ううちに沈んでいきます。買ったときの形のままではないので、そこを見込んで選びます。
7センチの品を椅子に置くと、座る位置がそのぶん上がります。机との差が縮まるので、腕の置き場所が変わります。相手が使っている机と椅子の高さを知らないなら、厚すぎない品のほうが無難です。
車の座席も同じです。厚い品を敷くと目線が上がり、天井との間が狭くなります。薄型と書かれた品があるのはそのためで、1センチ台の厚みでも体重を面で受ける作りになっています。
毎日座る道具なので、汗も皮脂も付きます。カバーが外れて洗える品と、丸ごと洗える品と、洗えない品があります。
洗える作りかどうかは商品名か説明に書かれています。相手が家で洗濯するなら、外して洗えるものを選んでおくと長く使ってもらえます。替えのカバーが別に売られている品もあります。
椅子の上で動くと、座り直すたびに位置を直すことになります。裏に滑り止めの付いた品はそれが起きません。
床に置く品でも同じです。フローリングの上で滑ると、立ち上がるときに危ないことがあります。年配の相手に渡すなら、裏の作りを見ておきます。
座り続けると、体温が座面にたまります。押し返してくる素材はここが弱く、夏に長く座ると背中まで汗ばみます。
穴の開いた作りのものは、そこを風が通ります。碁盤の目のように空いていて、体重を受けながら熱を逃がします。夏に事務の椅子で過ごす相手や、運転の多い相手にはこちらが合います。逆に足元の冷える部屋で使うなら、熱をためる素材のほうが楽です。
安いものほど早く沈みます。数か月で買ったときの厚みに戻らなくなる品もあれば、何年か形を保つ品もあります。
値段の高いものは、この持ちが違います。試せる期間を設けている品もあるので、渡す前にその条件を見ておくと、合わなかったときの逃げ道を伝えられます。
体を支える作りが先に来るので、飾りとしての選択肢は多くありません。色は黒や灰色、生成りのあたりに寄っています。部屋の見た目を整えたい相手には、そこが物足りなく映ることがあります。カバーを別に選べる品なら、そこで好みに寄せられます。
長く座る人ほど、沈まない作りが要ります。値段はそこに乗ります。渡し方ごとに見当を付けます。
選べます。椅子に敷く形はどれも40センチ角ほどに作られていて、事務の椅子にも食卓の椅子にも収まります。座面が丸い椅子でも、四角い品を置いて困ることはありません。
迷うのは厚みのほうです。厚い品は座る位置を上げるので、机との差が変わります。相手の机まで思い出せないなら、薄めの品を選んでおけば外れません。
椅子用なら確かめなくて構いません。床に置くものや背もたれは、置き場所に幅が要るので、部屋を見たことがないなら小さいほうを選びます。
寸法を伝えて作ってもらう品だけは別です。これは相手が測ることになるので、先に話しておかないと渡せません。渡す日が決まっているなら、この形は避けます。
言い方しだいです。並んでいる品の多くは、体を悪くしていなくても長く座る人が使っています。在宅の仕事が増えてから買う人が多い道具なので、そこに合わせて渡せば自然です。
商品名に体の具合を書いた品は、渡すときにそのまま見せると意図が違って伝わることがあります。気になるなら、そういう言葉の入っていない品を選びます。座り心地の話として渡すのがいちばん角が立ちません。
対応している店があります。ギフトやラッピングと書かれていれば、注文の画面で指定できます。
ただし中身が膨らんでいるので、包んでも形が整いにくい品です。改まった場で渡すなら箱に入るものを選ぶか、送って手元に届けるほうが見栄えします。
浮きません。新しい家では椅子も机も新しくなるので、座り心地を合わせるものが要ります。床に置く形なら、家具がそろうまでのあいだにも使えます。
ただし色柄は部屋によって合う合わないが出ます。相手の好みが分からないなら、黒や灰色、生成りのあたりに寄せておきます。カバーを別に買える品なら、あとから変えてもらえます。
膨らんだまま届く品が多く、箱は大きめになります。手渡しするつもりなら、持ち運べる大きさかどうかを先に見ておきます。
圧縮して送られる品もあります。届いてから形が戻るまでに時間がかかるので、渡す日に間に合うよう早めに頼みます。相手の家に直接送るなら、置き場所を先に伝えておくと親切です。
この品を選ぶときは、飾りとしてではなく道具として見ます。長く売れ続けているのは、一日のうち何時間も座る人のために作られたものばかりです。相手がどこに座っているかが決まれば、形はほとんど決まります。
事務の椅子なら押し返してくる中身、車の座席なら座面を上げない薄いもの、床の生活なら広く作られたものか横になれる長いもの。出かける先で座る人には、鞄に入る大きさのものがあります。同じ名前で並んでいても、置き場所が違えば別の道具です。
見落としやすいのは、渡したあとに沈むことです。厚みは机との高さを変え、カバーが外れるかどうかは洗える回数を変え、裏の滑り止めは座り直すたびの手間を変えます。値段の差は、この持ちの長さに出ます。
体の具合を名指しした言葉が商品名に入っている品は、渡し方に気を使います。座り心地の話として渡すほうが受け取りやすくなります。どんな品がいま売れ続けているかは、ランキングを確かめてみてください。
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