掲載18商品 / 楽天ランキングを90日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
夏のあいだ、毎晩使ってもらえるものです。掛けて寝て、汗をかいたら洗える。しまい込まれずに、その夏のうちに使われます。
最初の分かれ目は、涼しさの作り方です。汗を吸うもの、触れた瞬間に熱を移すもの、風を通すもの。同じ名前で、作り方の違う三つが並んでいます。
もう一つ、寸法です。シングル、セミダブル、ダブル。寝具の規格にそのまま乗っているので、相手が寝ている場所の大きさで決まります。
タオルケットという名前どおりのもの、つまりタオル地で作られたものです。表面にループ状の糸(パイル)が立っています。
パイル織りは吸水性が高いので、寝汗をそのまま吸います。ふわふわした肌ざわりで、ある程度の重みがあるのも特徴です。
汗をかいて寝る相手には、これが合います。吸ってくれるものが上に掛かっていないと、寝床がべたつきます。逆に、掛けものが重いのを嫌う相手には、この重みが引っかかります。
「冷感ケット」「クールケット」と書かれたものは、まったく別の作り方をしています。
生地に触れた瞬間、体の熱がすばやく素材のほうへ移る。その熱の移動を、冷たさとして感じています。熱が移りやすい素材ほど、冷たさは強くなります。レーヨンやポリエステルが使われるのは、綿よりそこが速いからです。
冷たさそのものは、汗を吸うことから来ていません。吸水速乾をうたっているものもありますが、それは別の働きです。
冷房を効かせて寝る相手なら、そもそも汗をあまりかきません。だから吸うことより、触れた面が冷たいことのほうが効きます。逆に汗をかいて寝る相手だと、寝床の湿り気がそのまま残ります。
ガーゼケットは、薄いガーゼ生地を何枚か重ねて作ります。タオルケットより軽くて薄い。さらっとした肌ざわりで、通気と湿気の抜けがよく、蒸れにくい。
ワッフルケットは、表面が凹凸になっている織り方です。肌に貼りつかず、さらさらします。
この二つは、吸うのでも冷やすのでもなく、抜けさせるという考え方です。真夏の蒸し暑い夜に、重いものを掛けたくない相手に合います。
タオルケット、ガーゼケット、ワッフルケット、冷感ケット。
共通しているのは「ケット」という語尾だけです。掛けて寝るものを、まとめてそう呼んでいるという状態になっています。
「タオルケット」で探しても、タオル地でないものが並びます。生地の名前がどこかに書かれているかを先に見ないと、汗を吸ってほしくて冷感のものを選んでしまうことになります。
「Q-MAX0.5」のような数字が、商品名に出ているものがあります。
触れたときに、どれだけ速く熱が移るかを表した数値です。単位は1平方センチあたりのワット数ですが、読むのは数字の大小だけで足ります。数字が大きいほど、冷たく感じるという向きです。
0.2以上が、接触冷感と呼ばれる目安です。ただし0.2ほどでは、冷たさをはっきり感じるところまでいきません。0.3を超えるとはっきり冷たく、0.4以上で強く感じます。商品名に0.5と出ていれば、その強いほうに入ります。
Q-MAXの数字を出していない商品も、たくさん並びます。
「ひんやり」「涼感」「強冷感」といった言葉だけが書かれている場合、冷たさの度合いは読めません。言葉の強さは店ごとに決まるので、「強冷感」と書かれたものが、0.4のものより冷たいとは限りません。
冷たさで選ぶなら、数字を出しているものどうしを並べることになります。
Q-MAXが示しているのは、触れた瞬間の熱の動きです。一晩じゅう冷たいままではありません。
体の熱が移り終われば、生地の温度は体温に近づきます。寝返りを打って、まだ触れていなかった生地に体が移ったときに、また冷たく感じる。そういう働き方をします。
寝入りばなの暑さをどうにかしたい相手には効きます。朝まで冷たい掛けものを期待している相手には、そこがずれます。数字で選べるのは、この触れた瞬間の冷たさだけだと分かったうえで使う数字です。
綿100%のタオルケットは、接触冷感をうたいません。
そのかわり、夏だけのものにならないという強みがあります。商品名に「オールシーズン」「1年中使える」と書かれているのは、たいてい綿のほうです。冬にも出番があるぶん、押し入れに入っている期間が短くなります。
綿に化学繊維を混ぜたものもあります。綿100%より軽く仕上がるので、重い掛けものが苦手な相手には、そこが効きます。混ぜるのは軽さのためで、接触冷感をうたうかどうかとは別です。
ケットの寸法は、寝具の規格にそのまま乗っています。
シングルは、140×190センチあたり。140×200、150×200と店によって差がありますが、一人が寝る幅として作られています。ケットでいちばんよく見かける大きさです。
シングルのベッドや敷き布団は、幅が100センチ前後。そこへ幅140センチを掛けるので、両側が20センチずつ垂れます。寝返りを打っても肩が出ないのは、この余りがあるからです。
セミダブルは160×190センチあたり、ダブルは180×190センチあたり。長さはあまり変わらず、幅だけが20センチずつ広がります。
セミダブルは、一人でゆったり使いたいときや、子どもと二人で使うときの大きさです。ダブルは大人二人で一枚を使うためのものです。
二人で寝ている家に、シングルを一枚だけ渡すと、取り合いになります。そこが分かっているなら、幅の広いほうです。それぞれに一枚ずつ渡すなら、シングル二枚という形にもなります。
ハーフケットという呼び方があります。シングルより一回り小さく、ひざに掛けられる大きさです。
子どもの昼寝、ひざ掛け、ソファに掛けておくもの。そういう使われ方をします。保育園や幼稚園に持たせるものとして売られているものも、この大きさです。
寝具のつもりでハーフを選ぶと、掛けて寝られません。逆に、ひざ掛けや昼寝のつもりで選ぶなら、これが正しい大きさです。商品名に「ハーフ」と付いているかどうかで、そこが分かれます。
寝ている場所の見当が付くなら、シングルです。一人で使うぶんには足りて、二人で使うにはやや狭い。掛けものは小さすぎると肩が出て、大きすぎると床に落ちます。シングルはその真ん中にあたります。
寝ている場所がまるで思い浮かばない間柄なら、寝具として当てにいかないという手があります。ハーフケットをひざ掛けとして渡すなら、寝具の大きさを当てずに済みます。
どちらを選ぶかで変わります。
接触冷感のものは、夏に渡さないと出番が来ません。冷たさが売りなので、涼しくなった時点でしまわれます。お中元の時期なら、そこが噛み合います。
綿のパイルなら、季節を選びません。商品名に「オールシーズン」と書かれているものは、冬にも一枚として使えます。誕生日や引っ越し祝いのように、渡す日が夏とは限らない場面なら、こちらです。
なります。洗って何度も使うものなので、枚数があって困りません。
赤ちゃんのいる家なら、ハーフケットが昼寝用の大きさにあたります。保育園や幼稚園に持たせるものも、同じところです。
入院している相手に渡すなら、接触冷感のものは外します。病室は空調が共用で、寒すぎる日もあります。冷たさが売りのものだと、そういう日に使えません。綿のパイルか、ガーゼの薄いものなら、暑い日も寒い日も一枚で通せます。
「〜ケット」という語尾だけが共通していて、中の生地は三通りに分かれます。
綿のパイルは、汗を吸う側。ふわりとして重みがあり、寝汗をかく相手に合います。接触冷感は、触れた瞬間に体の熱を素材へ移す側。冷房を効かせて寝る相手に向いています。ガーゼとワッフルは、風を通す側。軽くて薄く、掛けものの重さを嫌う相手に合います。
冷たさを比べる数字がQ-MAXです。大きいほど冷たく、0.3を境にはっきりしてきます。ただしこの数字が示すのは触れた瞬間だけで、朝まで冷たいままにはなりません。数字の出ていない商品とは、そもそも並べられません。
寸法は寝具の規格に乗っています。シングルの140センチから、20センチずつ幅が広がってセミダブル、ダブル。長さのほうは動きません。ハーフケットは夜に掛けるものではなく、ひざ掛けや昼寝の大きさです。
寝方の分からない相手には、綿のパイルをシングルで。冷房を効かせて寝ると分かっている相手には、Q-MAXの数字が出ているものを。掛けものの重さを嫌う相手には、ガーゼか、化学繊維を混ぜた軽いものを。寝ている場所が思い浮かばない相手には、ひざ掛けとしてハーフケットを。
この記事の更新日