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アイマスクは、自分では後回しにしがちなものです。あれば毎晩使うのに、なくても困らないので、買わないまま過ごしている人がいます。
決めることは三つです。目のところがへこんだ立体か、平らか。肌に当たるのはシルクか綿か。そして、温める道具を選ぶかどうか。
最初に分かれるのが形です。平らなものはまぶたに乗り、立体のものは触れません。まつげや化粧を気にする相手かどうかが、ここで効いてきます。
目の当たるところがドームのようにへこんだ形があります。「3D」「立体」と書かれているのがそれです。平らなものとは、着けたときにまぶたへ当たるかどうかが違います。
一枚の布で目を覆う形です。目の上に布が直に触れるので、閉じたまぶたが上から押されます。
そのため、まつげが下を向き、目のまわりに塗ったものが布に移ります。まつげのエクステンションを付けている相手や、化粧を落とさずに仮眠する相手には、この形は向きません。
目の位置がへこんでいるので、まぶたにも、まつげにも触れません。中でまばたきができます。
その代わり、へこんだ形を保つために厚みが出ます。平らなものよりかさばるので、鞄に入れて持ち歩く相手なら、たたんだときの大きさも見るところです。
顔には鼻の高さがあるので、どちらの形でも、布が浮くのは鼻の両わきです。目の上が暗くても、そこから足元側の光が差し込みます。
頬まで届く長さのものは、鼻のわきごと下を覆うために、縦に広く作ってあります。朝の光で目が覚めてしまう相手には、この長さのあるものが効きます。
薄い色の布は、当たった光を通します。同じ形でも、黒や濃い色のものと、淡い色のものでは、着けたときの暗さが違います。
見た目で選びたくなる淡い色のものは、暗さより肌当たりを取ったものです。昼間に眠る相手へ渡すなら、色は濃いほうです。
後ろで留めるバンドのものは、頭の大きさに合わせて長さを変えられます。横向きに寝ると、留め具が耳の後ろに当たることがあります。
耳に掛ける形のものは、頭の後ろに何も通りません。横を向いて寝る相手や、枕に頭を沈める相手には、こちらのほうが当たりません。
シルクのものと、綿のものがあります。どちらも肌に当てて一晩過ごすものなので、布の違いがそのまま顔に出ます。
繊維の表面がなめらかなので、寝返りを打っても、布のほうが肌の上をすべっていきます。目のまわりの皮膚は薄いので、こすれるかどうかがそこに出ます。
湿気を吸って外へ放ちますが、綿ほど速くは乾きません。着けている間、目のまわりが乾ききらないのはこのためです。肌の弱い相手や、空気の乾く季節に渡すなら、この布です。
綿は湿気をよく吸い、よく放ちます。汗をかく季節には、こちらのほうがさらりとします。
乾くのが速いぶん、冬は目のまわりまでかさつくことがあります。季節を選ばずに使ってもらうなら、シルクのほうが幅があります。
繊細な布なので、基本は手で洗います。毎日使うものを毎回手で洗えるかどうかは、相手によります。
綿と混ぜたものなら、袋に入れて洗濯機に掛けられると書かれているものもあります。渡す相手が洗濯機しか使わないと分かっているなら、その一行のあるものだけが残ります。
大判と書かれたものは、目のまわりだけでなく、こめかみのあたりまで届きます。布の面が広いぶん、横からの光も入りにくくなります。
小さいものは軽く、旅先へ持ち出すのに向きます。家で毎晩使う相手には広いもの、鞄に入れる相手には小さいもの。同じ布でも、この差で使われ方が変わります。
電子レンジで温めるもの、電気で温めるもの、冷やしても使えるもの。布のアイマスクが眠っている間ずっと着けるものだとすれば、こちらは十分ほど目に当てて外す道具です。
中に小豆などが入っていて、20秒から30秒温めると、粒の水分が蒸気になって出ます。温かさが続くのは5分から10分ほどです。
二百回ほど使えるものもあります。一度きりの使い捨てと違って、洗面所に置いておけば、毎晩そのまま続きます。中の粒に重さがあるので、目のくぼみに沿って乗ります。
USBでつないで温めるものです。温度を何段階かに変えられて、時間が来ると切れるものもあります。
コードにつながっているので、着けたまま眠る使い方はできません。画面を見たあとに横になって、十分ほど目を温めて外す。その使い方の道具です。
温めても、冷やしても使えると書かれたものがあります。冷凍庫に入れておけば、暑い夜や、目が腫れた朝に当てられます。
温めるのは目を休めたいとき、冷やすのは熱を取りたいとき。両方できるものなら、その日ごとにどちらでも使えます。電気で温めるものは、冷やす使い方ができません。
300gほどの重さを持たせたものがあります。まぶたの上に重みが乗るので、軽い布とはまるで違う着け心地になります。
軽いものを探している相手には向きません。押さえられている感じを好む相手にだけ、この重さが合います。横を向くとずれるので、仰向けで使う相手向けです。
明るさをどうにかする道具なので、眠りの話に触れずに渡せます。夜勤明けに昼間眠る相手、外の明かりが入る部屋に住んでいる相手には、部屋の明るさという分かりやすい理由があります。
添える言葉も、眠れているかどうかではなく、部屋が明るいかどうかにしておくと角が立ちません。温めるものを渡すときも同じで、目の疲れの話にとどめておくほうが受け取りやすくなります。
立体のものです。目の前に空間があるので、まつげにも、目のまわりに塗ったものにも触れません。
平らなものは、閉じたまぶたの上に布が乗ります。まつげのエクステンションを付けている相手には、そこが毎晩の問題になります。まつげや化粧を気にする相手だと分かっているなら、立体のほうで外しません。
形、肌に当たる布、そして温める道具にするかどうか。この三つで、渡すものが決まります。
形は、まぶたに触れるかどうかです。まつげや化粧を気にする相手なら立体一択。光が入るのは鼻の両わきなので、朝の光で起きてしまう相手には、頬まで届く長さと、色の濃いものを。横向きに寝る相手には、後ろに留め具の来ない耳掛けです。
布は、こすれと洗い方に出ます。シルクは肌の上をすべるので、目のまわりがこすれません。綿は乾きが速いぶん、夏はさらりとして、冬はかさつきます。シルクは手洗いが前提なので、そこを引き受ける相手かどうかも見ます。
温めるものは、着けたまま眠るものではありません。電子レンジのものは二百回ほど繰り返せて、電気のものは温度を選べます。冷やして使えるのはジェルの入ったものだけで、電気のものにはその使い方がありません。
**アイマスクが受け持つのは、目を閉じている間の明るさと温度です。
夜勤明けに昼間眠る相手には、色の濃い立体のものを、耳掛けの形で。昼間は横になっている時間が長いので、後ろの留め具が頭に当たりません。画面を見る時間の長い相手には、温度を選べる電気のものが、寝る前の十分を受け持ちます。
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