掲載8商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
ジューサーは、あったらいいと思いながら後回しになる道具です。無くても困らないので自分では買いませんが、もらった人が朝に一杯飲む習慣を始めることがあります。台所の家電のなかでは値の張らない部類なので、贈り物としても手が届きます。
選ぶときに最初に決まるのは、搾るものか砕くものかです。同じジューサーという名前で、この二つが並んでいます。出てくる飲み物も、値段も、続けられるかどうかも、ここで分かれます。
そのうえで搾るほうを渡すなら、相手が毎回材料を買いに出ることになるのを、先に見込んでおきます。
「スロージューサー」「低速ジューサー」と名乗っているものが、搾るほうです。刃の回る速さは毎分40回転から60回転ほどで、包丁で切るというより、押しつぶして汁を出していきます。ゆっくり動くので、材料が刻まれずに繊維の側が残ります。
残った繊維は搾りかすとして別の口から出てきて、汁だけが器へ落ちます。器と搾りかす受けの二つが要るのは、そのためです。
「ミキサー」「ブレンダー」と併記されているものは、砕くほうです。容器の底の刃が速く回り、材料を細かく刻んだうえで、水や牛乳と一緒にかき混ぜます。かすは出ず、入れたものが全部そのまま飲み物になります。
搾るほうと違って、入れる材料に水気が要りません。牛乳や水を足せるので、冷凍の果物だけでも一杯になります。
ただし刃が速く回るぶん、動いているあいだに摩擦の熱が出ます。搾るほうはゆっくり動くので、そこは出ません。作っているあいだに温めたくない材料を使うなら、この差が出ます。
搾ったものは繊維が抜けているので、さらさらしています。量を飲むのが苦にならない代わりに、腹にはたまりません。砕いたものは繊維がそのまま残るので、どろっとしていて、飲むというより食べるのに近くなります。
どちらが良いということではありません。相手がどちらを飲みたいかで決まります。朝食の代わりになるものを欲しがっている人へ搾るほうを渡すと、物足りないと言われます。
同じ名前で並んでいても、搾るほうは砕くほうの倍近い値段になります。刃を低速で回すための仕組みと、汁とかすを分ける通り道が要るぶん、部品が増えるためです。
値段だけを見て安いほうを選ぶと、搾るつもりだったのに砕くものが届く、ということが起きます。写真で、出口が二つあるかどうかを見れば分かります。
低速で押しつぶす形は、ほうれん草や小松菜のような葉物を搾ることができます。葉の繊維は細かくて強いので、刃で刻んで混ぜる形では口に残ります。押して汁だけを取り出す形なら、そこが通ります。
野菜のジュースを毎朝飲みたいと言っている相手や、市販の野菜ジュースを買い続けている相手なら、この一点だけでも搾るほうへ寄ります。
搾るほうが得意なのは、水分の多いやわらかい材料です。柑橘、りんご、トマト、きゅうり。かたい根菜だけを入れても汁になりにくいので、水気のある材料と組み合わせて入れることになります。
相手がにんじんだけを搾るつもりでいるなら、渡すときに一言添えておくところです。
低速で搾ると、汁のなかに入る空気が少なくなります。そのぶん、置いておいても上下に分かれにくくなります。作ってすぐに飲まない相手には、この差が出ます。
刃を速く回して混ぜたものは、空気を巻き込むので、置くと分かれてきます。
搾るほうを使うと、まとまった量のかすが残ります。これを捨てるものと見るか、料理へ回すものと見るかで、続くかどうかが変わります。商品名に「搾りカス活用」と書き添えているものもあります。
かすを毎朝捨てるのが惜しいと感じそうな相手には、そもそもかすの出ない砕くほうが向きます。ふだんから野菜の切れ端をだしや炒め物に回している人なら、こちらは引っかかりません。
搾って出てくる量は、一人分で150から200ミリリットルほどです。コップに軽く一杯。かすとして繊維が抜けていくので、入れた材料の見た目から想像するより、できあがりはずっと少なくなります。
よく作られるにんじんとりんごのジュースで、にんじん二本とりんご一個が基本の分量です。ここにレモンや生姜を足す作り方もあります。
毎朝これを飲むなら、野菜と果物を切らさないようにする買い物が始まります。人数が増えれば、そのぶん材料も増えます。渡す前に見ておくのは、相手がそこまでやる人かどうかです。
材料の鮮度や、採れた時期によって、出てくる汁の量は変わります。みずみずしいにんじん二本と、買ってしばらく経った二本では、同じ一杯にはなりません。
きっちり測って毎朝同じものを作る道具ではない、というところは、几帳面な相手ほど気になります。逆に、その日の材料で出た量をそのまま飲む、という付き合い方ができる相手なら、長く続きます。
搾るほうが使われなくなるのは、たいてい材料の側です。買い置きが切れた朝が一度あると、そのまま戻らないことがあります。
ふだんから野菜や果物を買い置きしている相手、市販の野菜ジュースを常備している相手なら、そこは変わりません。読めないなら、冷凍の果物や牛乳だけでも一杯になる砕くほうを渡すほうが、実際に使ってもらえます。
相手が持っているのがミキサーなら、搾るほうを渡しても重なりません。ミキサーは材料を刻んで混ぜる道具、搾るほうは汁とかすに分ける道具で、できあがるものが別のものです。両方を台所に置いている人もいます。
見分けは、相手の台所にあるものを思い出せば付きます。刃が容器の底にあって、器ごと注ぐものがミキサー。汁とかすが別々の口から出るものが、搾るほうです。
高いのは、汁とかすを分ける通り道と、刃を低速で回すための仕組みが入っているからです。相手が搾ったジュースを飲みたいのでなければ、その差は使われません。冷凍の果物と牛乳で一杯できれば足りるという相手には、砕くほうのほうが出番があります。
ジューサーという一つの名前で、搾るものと砕くものが並んでいます。搾るほうは毎分40回転ほどでゆっくり押しつぶし、汁とかすに分けます。砕くほうは刃を速く回して細かくし、繊維ごと飲む形にします。出てくるものはさらさらとどろっとで、値段は倍近く違います。
搾るほうにしかできないのは、葉物野菜を通すことと、空気をあまり巻き込まずに搾ることです。そのかわり、コップ一杯にはにんじん二本とりんご一個ほどが要り、まとまった量のかすが毎回残ります。
相手が「朝に野菜を飲みたい」と言っているなら、低速と書かれた搾るほうを。ふだんから野菜や果物を買い置きしている人なら、材料が切れて止まることもありません。どちらを飲みたいのかまでは読めない相手には、冷凍の果物と牛乳だけでも一杯になる砕くほうを。使われないまま置かれる時間が、こちらのほうが短くなります。
この記事の更新日