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かき氷器は、あれば楽しいと分かっていても、自分では買わないまま夏が終わります。使うのは数か月だけ、置き場所は取る、なくても困らない。その三つがそろうと、買い物の順番がいつまでも回ってきません。
もらえば話は別です。子どものいる家なら、届いた日にさっそく削ることになります。人が集まる日にも出せますし、一人暮らしでも、夜に自分のぶんだけ削って食べる人がいます。
選ぶときに最初に決まるのは、電気で削るか、手で回すかです。作る人数と、どこで使うかがここで分かれます。
商品名にはどれも「ふわふわ」と書かれています。ただし、機械を買えばそうなるわけではありません。削る氷の状態と、刃の高さが噛んでいます。
冷凍庫から出したての氷は、表面が霜で白くなっています。この状態はいちばん硬く、削っても粒の粗い、しゃりしゃりした氷にしかなりません。
しばらく置くと表面が溶けて、透明になってきます。ここまで来ると氷がやわらかくなり、薄く削れるようになります。かつお節を削るように薄い層で出てくると、口の中で溶ける軽い氷になります。
氷を冷凍庫から出してすぐ削れば、どの機種でも粗い氷になります。この待ち時間だけは機械の側では縮められません。削り方を書いたレシピの紙が付いている機種なら、受け取った人が最初の一杯でつまずかずに済みます。
「刃調節」「刃の高さ調節」と書かれた機種があります。刃が氷に食い込む深さを変える仕組みで、浅くすれば薄く、深くすれば厚く削れます。
薄く削ればふわふわに、厚く削ればしゃりしゃりになります。どちらがよいかは食べる人の好みで、昔ながらの粗い氷が好きな人もいます。調節のできる機種なら、その日の気分でどちらも作れます。
調節の付いていない機種は、そのぶん触るところが少なくなります。子どもが自分で使う家や、機械の設定を面倒がる相手には、決まった削り方だけのほうが手に取ってもらえます。
付いてくる製氷カップで作った氷しか削れない機種があります。カップの形に合わせて刃が当たる作りなので、ほかの氷は入りません。使うたびに前の晩から凍らせておくことになります。
「バラ氷対応」と書かれた機種なら、冷蔵庫の製氷皿でできる小さい氷や、買ってきたロックアイスがそのまま削れます。思い立った日に作れるので、段取りの要らない相手に向きます。
水以外を凍らせて削ることもできます。牛乳と練乳を混ぜて凍らせた氷を削ると、台湾で食べられている甘いかき氷になります。凍らせるときにゆっくり冷やすと気泡が減り、削ったときによりなめらかになります。冷凍したフルーツをそのまま削れる機種もあります。果物で作ってほしいなら、商品ページに「冷凍フルーツ」と書かれているかで見分けが付きます。
同じかき氷器でも、電動と手動では使う場面が別です。何人ぶんを作るか、どこで使うかを思い浮かべると決まります。
ボタンを押している間、氷が削られ続けます。腕の力が要らないので、子どもでも自分のぶんを作れますし、人が集まった日に何杯も続けて出せます。
そのかわり、モーターの音が出ます。夜に自分のぶんだけ削りたい人や、集合住宅で下の階を気にする相手には、そこが引っかかることがあります。
台に置いて使う形なので、置き場所も要ります。夏のあいだ出したままにできる家なら大きさは気になりませんが、使うたびに棚から出す家では、抱えて動かせる重さかどうかが効いてきます。
ハンドルを回して削るので、コンセントが要りません。庭やベランダ、キャンプ場でも使えます。軽くて小さいものが多く、持ち出す前提の道具として渡せます。
回す手ごたえと、削れていく音が面白いという人もいます。子どもと一緒に作るなら、その時間そのものが目当てになります。一杯を削るのに少し時間がかかりますが、二人か三人ぶんなら気になりません。
棒の形をした、手に持って削るものもあります。器の上で直接削れるので、置き場所すら要りません。一人ぶんを作る相手や、台所の狭い家には、この形が収まります。
手動は部品が少なく、刃も氷を入れる部分も外せるものが多いので、水でそのまま流せます。使い終わってすぐ片づく道具です。
電動はモーターが入っているので、本体をそのまま水に沈められない作りが多くなります。「分解洗浄可」と書かれているものなら、氷に触れる部分だけを外して洗えます。この表記があるかどうかで、夏の間の扱いやすさが変わります。
削ったあとは氷の粉が残るので、洗わずに置くと水になってこぼれます。氷に触れる部分だけが外れる作りなら、本体を水に浸けずに、外した部品だけを流しで洗って終われます。
一年のうち使うのは数か月です。残りの季節はしまわれるので、そこまで考えて選ぶと、翌年もまた出してもらえます。
台に置く電動のものは、炊飯器くらいの場所を取ります。使わない季節は棚か押し入れに移すことになるので、そこに空きがあるかが効いてきます。
「コンパクト収納」と書かれた機種は、削る部分を畳んだり、付属品を本体に収めたりできます。台所の収納が埋まっている家や、一人暮らしの相手には、この形が向きます。
手動の小さいものや棒の形のものは、引き出しにも入ります。夏が終われば見えない場所に収まるので、台所に物を置きたくない相手にも渡せます。
専用の製氷カップで氷を作る機種は、そのカップを冷凍庫に立てておくことになります。カップが二個や四個付いてくるので、そのぶんの場所が冷凍庫に要ります。
冷凍庫がいつも詰まっている家なら、バラ氷の削れる機種のほうが収まります。買ってきたロックアイスをそのまま使えるので、前の晩の仕込みも要りません。
段取りを楽しむ人には製氷カップの機種を、思いついたときに作りたい人にはバラ氷の削れる機種を。
夏の終わりに渡すと、使う日が来ないまま片づけられます。翌年まで箱のままになると、開けたときの気分も薄れます。
梅雨の前後から夏の入り口が、いちばん出番の多い時期です。子どもの夏休みに合わせるなら、始まる少し前に届いていると、そのまま毎日の楽しみに入ります。
誕生日や祝いの時期が決まっていて、そこが夏から外れているなら、季節を待たずに渡してよいものでもあります。箱が大きいので、置いておく場所だけは相手にあるかどうか、思い出しておけます。
刃を回す道具なので、そこは見ておくところです。電動のものには「安全スイッチ」と書かれた機種があり、ふたが閉まっていないと刃が動かない作りになっています。子どもが自分で削る家なら、この表記があるものを選んでおけます。
気をつける場所は、むしろ洗うときです。分解して刃まで外す作りだと、洗っている手の近くに刃が出ます。子どもが片づけを手伝う家なら、刃の外れない機種のほうが収まります。
子ども自身に作らせたいなら、ボタンを押すだけの電動が向きます。手動のハンドルは、小さいうちは最後まで回しきれないことがあります。何歳の子がいる家かで、ここは変わります。
ふわふわの決まり方、使える氷の種類、電動か手動か。この三つを当てると、渡す一台が残ります。
ふわふわになるかどうかは、機械だけの話ではありません。冷凍庫から出したての白い氷は硬くて粗くしか削れず、表面が溶けて透明になってから削ると薄い層で出てきます。刃の高さを変えられる機種なら、ふわふわとしゃりしゃりを作り分けられます。
使える氷も機種で分かれます。付いてくる製氷カップ専用のものは、前の晩に凍らせておく手間と、冷凍庫の空きが要ります。バラ氷対応と書かれたものなら、買ってきたロックアイスがそのまま削れます。牛乳と練乳を凍らせた氷や、冷凍したフルーツを削れる機種もあります。
電動は続けて何杯も作れて、子どもでもボタンで削れます。手動は電源が要らず、庭やキャンプ場でも使えて、洗うのも簡単です。台に置く電動は炊飯器くらいの場所を取るので、しまう場所まで思い浮かべておけます。
子どものいる家には、安全スイッチの付いた電動で、バラ氷の削れるものを。台所の狭い相手には、器の上で直接削れる棒の形を。庭やベランダで使ってほしいなら、電源の要らない手動を。梅雨が明ける前に届けば、その夏のあいだずっと台所に出ています。
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