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赤ちゃんのマグは、いくつあっても余りません。落とすし、投げるし、洗って乾かしている間にもう一つ要ります。家に置くもの、保育園に持って行くもの、外出用と、同じ家で二つ三つが同時に使われます。
しかも使う期間が短く、飲み方を覚えていくにつれて次の形に移っていきます。すでに一つ持っている相手でも、いま使っているのとは別の飲み口なら、次の出番が来ます。
選ぶときに最初に決まるのは、飲み口の形です。スパウトという細い注ぎ口をくわえるもの、ストローで吸うもの、コップのふちから飲むもの。相手の子がどこまで進んでいるかで、渡すものが変わります。
商品名には飲み口の呼び名と、漏れにくさの言葉と、素材が並びます。この三つが読めると、相手の子に合う一つに絞れます。
スパウトは、細い注ぎ口とハンドルの付いた形です。哺乳びんの乳首とコップのあいだにあたるもので、五か月ごろから練習に使われます。くわえて傾ければ出てくるので、吸う力がまだ弱い時期に向きます。
ストローは、吸って飲む形です。六か月ごろから使う子が多くなります。コップは、ふちに口をつけて自分で傾けて飲む形で、いちばん最後の段階になります。
ただし、この順に進むと決まっているわけではありません。スパウトを嫌がる子もいますし、スパウトを飛ばして直接ストローに進む子もいます。八か月になってもストローを飲まない子もいます。商品名の月齢は目安なので、相手の子がいま何で飲んでいるかを聞けるなら、それがいちばん確かです。
倒したりかばんの中で転がったりするので、漏れにくさが選ぶ理由になります。作りは大きく二つです。
一つは、ストローに細い切れ目が入っているもの。くわえて吸ったときだけ切れ目が開いて飲み物が出ます。もう一つは、空気の弁とパッキンで内側を押さえるもの。どちらも、置いておくだけでは出てこない作りです。
ストローの先に重りやボールが付いたものもあります。マグが傾いても先が下を向いたままなので、寝そべった姿勢でも最後まで飲めます。子どもが自分で持って傾ける時期には、この作りが効いてきます。
プラスチックのものは軽く、子どもが自分で持ち上げられます。そのかわり中身の温度は保てず、冷たいものを入れると外側に水滴が付きます。
ステンレスのものは、真空の層で冷たさを保ちます。夏の外出や、保育園に持って行く一本として効きます。丈夫でにおいも移りにくいのですが、そのぶん重く、床に落とすとへこみます。
シリコンのものは、落としても割れません。柔らかいので口に当たっても痛くならず、煮沸や電子レンジで消毒できるものもあります。家の中で子どもが自分で扱う一つとして向きます。
使い始めるのが早くて五か月ごろなので、生まれてすぐの子には出番がありません。渡す日と使い始める日がこれだけ離れる贈り物は、ほかにあまりありません。
生まれた直後に渡すと、使えるようになるまで五か月ほど待たせます。そのころには他の贈り物と一緒にしまい込まれていて、出てこないこともあります。
それでも出産祝いに選ぶなら、飲み口を取り替えて長く使える組があります。スパウトとストローとコップが一つの本体で入れ替わる形で、五か月から二歳ごろまで、同じ本体で進めます。最初の日に使えなくても、待つ意味のある贈り物になります。
すでに生まれてしばらく経っている子なら、時期を合わせられます。離乳食が始まったと聞いたころが、スパウトかストローを渡す頃合いです。
保育園では、持ち物のすべてに名前を書きます。マグも毎日持って行くものなので、名前を入れられるものが向きます。
名入れを頼めるものなら、書く手間が一つ減ります。ただし名前が入ると交換ができません。その飲み口がいまの段階に合っているかは、注文の前に確かめられます。
入園に合わせるなら、保冷のきくステンレスのものも候補に入ります。夏場に園まで持って行って、昼まで冷たいままなら、飲む量が変わります。
家に一つあっても、洗って乾かしている間の替えが要ります。特にストローの内側は乾きにくいので、朝洗ったものが夕方まで使えないこともあります。二本目は現実に使われます。
飲み口を変えるのも手です。いまストローで飲んでいる子なら、次はコップの段階が来ます。少し先の飲み口を渡しておくと、進んだときにそのまま使えます。
家用と外用で分ける家もあります。家では軽いプラスチックやシリコン、外では保冷のきくステンレス、という使い分けです。相手がどちらを持っているかが分かれば、もう片方を渡せます。
このマグが「もらっても使わなかった」と言われるとき、理由のほとんどは洗う手間です。渡す前に見ておけるのは、分解したときに何個になるかです。
細い管の中は、洗ってもすぐには乾きません。放っておくと茶渋が付き、奥のほうは目で見えません。専用のブラシが付いているものなら、そこまで届きます。
パッキンの数も効いてきます。漏れない作りにするほど、外して洗う輪ゴムのような部品が増えます。一日に何度も使うものなので、この数がそのまま毎日の手間になります。
分解したときに何個に分かれるかは、商品ページの写真で数えられます。三つで済むものと、六つに分かれるものでは、朝の台所での扱いが変わります。
食洗機に入れられるものなら、夜の洗い物と一緒に回せます。ただし本体は入れられても、細かい部品は手で洗う商品もあるので、どこまで入れられるかまで書かれています。
熱に強い素材なら、煮沸や電子レンジでの消毒もできます。使い始めの時期は口に入るものを消毒する家が多いので、五か月から使う飲み口を渡すなら、そこができるものが安心されます。
金属のものは、消毒の方法が限られます。真空の層があるので、煮沸にも電子レンジにも入れられないことがほとんどです。保冷を取るか、消毒の楽さを取るかが、ここで分かれます。
ストローもパッキンも、噛まれて傷みます。使ううちに切れたり緩んだりして、そこから漏れ始めます。
替えのストローやパッキンだけを買える商品なら、本体をそのまま使い続けられます。会社の名前が分かるものほど、この替えが探しやすくなります。
長く使ってほしい相手ほど、ここが効いてきます。逆に、短い期間だけ使う飲み口なら、替えのことまで気にしなくても足ります。
聞ける相手なら、聞いてしまうのがいちばん早い場面です。マグは飲み口が合わないと一日も使われないので、色や柄より先にここが決まります。「いま何で飲んでる」の一言で済みます。
聞けないなら、飲み口を取り替えられる組が逃げ道になります。スパウトとストローとコップが同じ本体で入れ替わるものなら、いまがどの段階でも、そこから先で出番が来ます。値段は一つ分より上がりますが、どの段階の子に渡しても外れません。
もう一つの手は、少し先の段階を渡すことです。生まれて六か月ごろならストロー、一歳を過ぎているならコップ。いま使っているものより一段先を渡しておけば、追いついたときにそのまま使えます。待つのは次の段階に進むまでのあいだだけなので、出産のお祝いに渡すときほど長くはなりません。
飲み口はどこまで進んだか、渡す時期は合うか、洗う部品は何個か。この三つで、渡す一つが残ります。
飲み口はスパウト、ストロー、コップの三つ。五か月ごろにスパウトから始め、六か月ごろにストロー、その先でコップという流れですが、スパウトを飛ばす子も、八か月でストローを飲まない子もいます。商品名の月齢は目安なので、聞ける相手なら聞いてしまうほうが早くなります。
漏れない作りは、吸ったときだけ開く切れ目のものと、空気の弁とパッキンで押さえるもの。ストローの先に重りが付いていれば、傾けても最後まで飲めます。素材は、プラスチックが軽く、ステンレスが冷たさを保ち、シリコンが落としても割れません。
洗う手間は、分解したときの部品の数で読めます。ストローの内側は乾きにくいので、専用のブラシが付くかどうかも効いてきます。金属のものは真空の層があるぶん、煮沸や電子レンジの消毒ができないことがほとんどです。
生まれてすぐの子には、飲み口を取り替えて二歳ごろまで使える組を。離乳食が始まったと聞いたら、ストローで重りの付いたものを。保育園に入る前なら、名前を入れられる保冷のきく一本を。飲み口さえ合っていれば、渡した翌日から毎日何度も口に運ばれます。
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