掲載8商品 / 楽天ランキングを59日分記録して選定
時点の楽天ランキングを集計
ドリッパーは、割れるまで買い替えないものです。一つあれば足りるので、使っている人は二つ目を買いません。外から違う形が届いたときに、朝の一杯の味が変わります。
先に決まるのは、底の穴です。大きな穴が一つのものと、小さな穴のものとでは、湯の落ちる速さが違います。
そのうえで、紙を敷くか、金属の網か。同じ豆でも、カップに落ちるものが変わります。
ドリッパーの底には、穴が開いています。その大きさと数で湯の落ちる速さが決まり、粉が湯に浸かっている時間が変わります。ここが味の出方を決めています。
底がとがっていて、そこに大きな穴が一つ開いています。湯を注いだそばから落ちていくので、粉が湯に浸かっている時間が短くなります。
短く抽出すると、すっきりして雑味の少ない味になります。同じ量の湯でも、細く長く注げば粉に触れている時間が延びて濃く出ますし、一気に注げば薄く出ます。淹れる人の手で毎回変えられるということです。
底が平らな台形で、出口が小さいぶん、湯がいったん底にたまってから落ちます。注ぎ方が多少乱れても、落ちる速さのほうは器具が決めます。
そのおかげで、毎朝同じ味が出ます。濃さもしっかり出るので、ミルクを入れても味が消えません。淹れ方にこだわりのない相手に渡すなら、こちらのほうが失敗しません。
湯に浸かる時間が短ければ酸味の側、長ければ苦味の側が出ます。これは同じ豆を淹れ分けたときの話です。
そのうえで、豆そのものの持ち味に合わせます。浅く煎った豆は酸味と香りが身上なので、速く落ちる円錐で軽く出すと生きます。深く煎った豆は苦味と濃さで飲むものなので、一定に濃く出る台形と合います。相手がどんな豆を買っているか分かるなら、そこで決まります。
上に粉と湯を入れると、底の細かい穴から少しずつ落ちる作りのものがあります。湯を一度に注いでも、落ちる速さは器具のほうが決めます。
湯を入れて待つだけで済むので、ドリップを始めたばかりの相手や、朝に時間のない相手には、これが向きます。細く注げるポットを持っていない家でも、やかんから直接注げます。
紙は油を吸って留めます。金属はそのまま通します。同じ豆を同じように淹れても、カップに落ちるものが違ってきます。
コーヒーの粉には油が含まれています。紙のフィルターは、その油と、挽いたときに出た細かい粉を吸い取ります。
落ちてくるのは澄んだ液です。後味が軽く、すっきりした一杯になります。紅茶のように飲む人や、朝に一杯だけ飲む相手には、こちらのほうが合います。
網目だけでできたものは、油を留めません。豆の香りと、とろりとした口あたりがそのままカップに出ます。
そのぶん、細かい粉も一緒に落ちます。カップの底に粉がたまるので、そこを濁りと感じる人もいます。豆にこだわっていて、味の出方を確かめたい相手なら、こちらが面白がられます。
紙は使い捨てです。粉ごと捨てられるので、洗うのはドリッパーだけで済みます。その代わり、紙を切らすと淹れられません。
金属は洗って何度でも使えます。紙を買い足す必要がありません。ただし網目に油と粉が残るので、毎回きちんと洗うことになります。油は落としにくいので、洗い物を増やしたくない相手には向きません。
台形のものには「101」「102」という番号が付いています。101は一、二杯。102は二杯から四杯です。二杯まででいいなら101、たまに三杯以上淹れる家なら102になります。
この番号は、そのまま紙のフィルターの号数でもあります。102のドリッパーには102の紙。101の紙を102に敷くと、ふちまで届かずに湯が紙の外側へ回ります。紙も添えて渡すなら、番号をそろえたものにします。
同じ形でも、陶器のものと、金属やプラスチックのものがあります。割れるかどうかと、湯を注いだときの温度の残り方が違います。
厚みがあるので、冷たいままだと、最初の湯が器のほうに熱を取られます。先に湯を通して温めておけば、そのあとは温度が下がりません。落ちてくる液が熱いままなので、飲むころにぬるくなりません。
そのぶん重く、落とせば割れます。朝の支度の途中でぶつけることが多い相手には、欠けるのが早くなります。
薄いぶん熱は残りませんが、陶器のように割れることはありません。洗い場が狭い家や、棚の高いところにしまう家では、そこが楽になります。
外へ持ち出すなら、金属の網だけのものが紙も持たずに済みます。ただし洗い場のない場所では、油の付いた網をそのまま持ち帰ることになります。
ドリッパーだけのものは、カップやサーバーの縁に載せて使います。縁が広いカップや、口のすぼまったカップだと、ぐらついて据わりません。
台の付いたものなら、カップを下に置いて、上から落とすだけで済みます。カップの大きさを選ばないので、相手の家に何があるか分からないときは、台の付いた組のほうが確かです。
一人で朝に一杯だけの相手なら、小さいもので足ります。大きいドリッパーで一杯だけ淹れると、粉の層が薄くなって湯が素通りし、薄い一杯になります。
反対に、家族で二杯三杯と淹れる家に小さいものを渡すと、湯を注ぐ途中でふちからあふれます。二回に分けることになるので、朝の手数が増えます。台形なら番号、円錐なら杯数の表記で、その大きさが読めます。
形の違うものなら重なりません。円錐を使っている家に台形が届けば、同じ豆でも味の出方が変わるので、その日の気分で使い分けられます。同じ形の同じ大きさを渡したときだけ、片方が棚に残ります。
機械で淹れている家でも同じです。毎朝は機械で、休みの日は手で淹れるという分かれ方をする家があります。ただし、機械しか使ったことのない相手に、注ぎ方で味の変わるものを渡すと、置かれたままになりがちです。その場合は、湯を入れて待つだけのものか、味のぶれない台形のほうへ。
紙を使うものなら、同じ番号の紙を一つ添えておくと、届いた日から淹れられます。番号の合わない紙では敷けないので、そこだけ合わせます。
豆は好みが分かれるので、無理に足さなくて構いません。添えるなら、器具に合わせます。台形には深く煎ったもの、円錐には浅めのもの。器具だけ渡して、相手が自分の豆で試すのでも足ります。
底の穴と、フィルター。この二つで味が決まり、最後に相手の台所の事情が効いてきます。
穴は、誰が味を決めるかを分けます。円錐で大きな穴が一つのものは速く落ち、注ぎ方しだいで濃くも薄くもなります。台形で出口の小さいものは器具が速さを決めるので、誰が淹れても同じ味に落ち着きます。浅く煎った豆を買っている相手なら円錐、深く煎った豆を濃く飲む相手なら台形へ。
フィルターは、カップに落ちるものを分けます。紙は油と細かい粉を留めて後味を軽くし、金属は油ごと通して香りを濃く出します。紙を切らしたくない相手には金属のもの、洗い物を増やしたくない相手には紙を使うものになります。
台所の事情も効いてきます。陶器は温めてから使えば熱が下がりませんが、落とせば割れます。一人で一杯だけの相手に大きいものを渡すと、湯が素通りして薄く出ます。家族で何杯も淹れる家に小さいものを渡すと、二回に分けることになります。
**器具に合わせて煎り方を選べば、届いた日から一杯が出せます。
自分で注いで味を変えたい相手には、円錐のものを。相手の家にどんなカップがあるか分からないなら、受け台の付いた組で。機械しか使ったことのない相手には、湯を入れて待つだけのものが、その日から働きます。
この記事の更新日