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保存容器は、大きさ違いで使い分けるものです。持っていない大きさなら、すでに何個か持っている相手にも足せます。引っ越しや、新しい暮らしの始まりに合わせて渡す品でもあります。
最初の分かれ目は、「保存容器・キャニスター」という一つの名前の下に、役目の違う入れ物が並んでいることです。作ったものを入れて冷やし、そのまま温め直すもの。乾いた粉や豆を、空気から守って棚に置くもの。この二つは別の道具です。
もう一つの分かれ目は、素材です。「耐熱」と書いてあるかどうかで、電子レンジに掛けられるかが変わります。
「保存容器」と呼ばれているのは、煮物やおかずを詰めて冷蔵庫に入れ、翌日ふたを外して電子レンジに掛ける器です。その行き来を前提に作られています。
商品名に「作り置き」「レンジ・オーブン対応」「食洗器対応」と並んでいるものが、この側です。角ばった形が多いのは、冷蔵庫の棚に無駄なく並べるためです。
「キャニスター」と呼ばれているのは、乾いたものを入れる器です。小麦粉、砂糖、麦茶のパック、コーヒー豆、乾物。袋のままでは湿気るものを移し替えて、台所の棚や卓上に据える器です。
温め直すことがないので、レンジに掛けられるかは問われません。代わりに、ふたの閉まり方が選び分けになります。「パッキン付き」「ワンタッチ」と書かれているものがあるのは、そのためです。
ぬか床、梅シロップ、果実酒、麹、漬物。仕込んで、寝かせておくもののための容器があります。注ぎ口が付いているものは、できあがったものを移すところまで考えてあります。
果実酒やシロップの瓶は、容量が600ミリリットルから1リットルと、一度に仕込む量で刻まれています。漬けるものが決まっている相手でないと、この形は選べません。
冷凍したご飯を一膳ぶんずつ入れる容器があります。一つが180グラムと決まっていて、四個や五個の組で売られています。コーヒー豆用、ぬか床用も同じで、入れるものが商品名に書いてあります。
大きさ違いを組んだセットは、その逆です。何を入れてもいい器なので、相手が何を作るか分からなくても渡せます。名前に用途が書いてあるかどうかが、この分野を二つに割っています。
ガラスなら何でもレンジに掛けられる、ということはありません。普通のガラスは、電子レンジやオーブンで加熱すると割れることがあります。
そこで「耐熱ガラス」と書いてあるかどうかが分かれ目になります。耐熱のものなら、容器のままオーブンに入れられるものもあります。その器が冷凍にも対応していれば、詰めてそのまま凍らせて、出して温めるまで、一つで通せます。
プラスチックは、軽くて安く、冷凍と電子レンジに対応したものが多く並びます。大きさがそろっていて重ねられるので、値段を抑えて数をそろえたいときに向きます。
ホーローは、においや色が移りにくく、直火にかけられます。酸や塩分にも強く、油汚れも落ちやすい素材です。ただし電子レンジには使えません。
ステンレスも、においや色が移りにくく丈夫ですが、電子レンジに対応したものはあまりありません。ホーローに比べると塩分や酸には弱いところがあります。
プラスチックやガラスの器なら、電子レンジに使えるかどうかは、容器の底の表示で分かります。耐熱温度が140℃以上と書いてあれば掛けられます。金属のものは、表示に関わらずレンジに入れません。
商品ページには、レンジ・オーブン・食洗機・冷凍が使えるかどうかが、それぞれ別に書かれています。一つ対応しているから全部通る、ということはありません。相手がどこまで使うかで、見る欄が変わります。
パッキンやワンタッチのふたで閉じるのが「密閉」です。外から空気や湿気が入るのを防ぎます。ただし、中にもともと入っている空気は残ります。
「真空」と書かれているものは、中の空気まで抜きます。電動のものもあり、その場合は電源や電池が要ります。
コーヒー豆を入れる容器では、真空・密閉・遮光の三つがそろっているものがあります。豆を毎日挽く相手なら、この三つがそろっているかを見て選ぶ意味があります。
「7点セット」「8点」「11点」のように、大きさ違いをまとめたものがあります。小さいものから大きいものまで一度にそろうので、台所の道具をこれから並べる相手に向きます。
引っ越したばかり、一人で住み始めたばかり。そういう相手なら、何を作るか分からなくても外れません。商品名に「新生活」「新居」「引っ越し」と入っているものがあるのは、そのためです。
保存容器は、たいていの家に何かしらあります。同じ形をもう一つ渡しても、引き出しの奥に回ります。
すでに持っている相手には、冷凍ごはん用、コーヒー豆用、ぬか床用のように、用途の書いてあるものが向きます。持っているものと役目が重ならないので、空いていた使い道が埋まります。
保存容器は、置き場所を取ります。冷蔵庫の棚に何段入るか、棚板に当たらないか。大きいものほど、置ける場所が限られます。入らなければ使われません。
重ねられる形かどうかも、置き場所に響きます。角ばった形で、上下が同じ大きさなら、冷蔵庫の中で積めます。丸い形や、上が広がった形は、並べるぶんの場所が要ります。
キャニスターは、棚や卓上に出したままにするものです。中身より、置いたときの見え方で選ばれます。
文字を刻めるものもあります。「刻印サービス」「彫刻」と書かれているもので、「塩」「砂糖」のように、入れるものの名前を彫るという使い方をされます。出したままにする器だから、見た目に手が掛けてあります。
作り置きのための器は、作らない相手には使われません。そこは動きません。
ただし、乾いたものを入れる器なら、相手が料理をするかどうかに関わりません。麦茶のパック、コーヒー豆、砂糖や塩。袋のまま置いてある台所なら、移し替えるだけで片づきます。買ってきた菓子や乾物を移すという使い方もできます。
入れ物と中身は別のジャンルなので、**同じ注文で一度に、とはいきません。
手元に届いてから組んで渡すなら、届いたその日から使ってもらえます。コーヒー豆の容器なら豆を、調味料の容器なら中身を。空の器だけを渡すより、出番が早くなります。
同じ名前で並んでいても、入れ物としての役目は四つに割れます。冷蔵庫と電子レンジを行き来する器。棚や卓上に据えて、乾いたものを湿気から遠ざける器。ぬか床や梅シロップのように、仕込んで寝かせるための瓶。冷凍したご飯を一膳ずつ分ける容器。
素材で、できることが決まります。普通のガラスは加熱すると割れることがあるので、「耐熱ガラス」と書いてあるかどうかを先に見ることになります。
ホーローは直火に掛けられますが、電子レンジには使えません。ステンレスも、レンジに対応したものはあまりありません。プラスチックとガラスなら、底に「140℃以上」と書いてあれば掛けられます。
「密閉」と「真空」は別のことです。パッキンで閉じるだけでは、中にもともとある空気が残ります。真空と書かれているものは、そこまで抜きます。
相手の台所にもう何があるかで、最後の一つが決まります。これから並べる相手には、大きさ違いの組。すでに保存容器を持っている相手には、用途の書いてあるもの。冷蔵庫に入れる器なら棚に収まるか、卓上に出す器なら置き場所があるかが、最後の関門です。
引っ越したばかりの相手には、大きさ違いをまとめた耐熱ガラスの組を。毎朝コーヒーを挽く相手には、真空と遮光のそろった容器を。卓上に出しておくものを渡したいなら、中身の名前を刻んだキャニスターが、置いたまま使ってもらえます。
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