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毎朝の一杯を、その手で持ってもらえるのがマグカップです。使う場所が家の中なので、渡したあとの様子が想像しやすい贈り物でもあります。
先に決まるのは素材です。ステンレスの真空断熱、陶器、二重のガラス。冷めにくいか、温め直せるか、落として割れるか。この三つがここで分かれます。
もう一つ、このジャンルには名前や写真を入れられるものが並びます。家の中で使う道具なので、外へ持ち出すものとは名前の意味が変わります。
同じマグでも、飲み物の扱い方が素材ごとに違います。分かれるのは、冷めにくさと、温め直しと、落としたときの三つです。
商品名に「真空断熱」「魔法瓶構造」と書かれたものです。内側と外側のあいだの空気を抜いてあるので、熱が逃げにくくなります。淹れたてが長く続き、冷たいものも冷たいまま保てます。
落としても割れないのも利点です。そのかわり、金属なので電子レンジには入れられません。冷めたら温め直す、という使い方ができない形です。中身が二重になっているぶん、同じ容量の陶器より軽いとは限りません。
陶器や磁器のものは、電子レンジに対応しているものが多くなります。冷めたらそのまま温められるので、一杯を長く置いて飲む相手に向きます。
口当たりがやわらかいのもこちらです。金属の風味が気になる人にも合います。そのかわり落とせば割れますし、置いておけば冷めます。熱いうちに飲みきってもらうならステンレス、置いて温め直してもらうなら陶器という分かれ方です。
ガラスを二重にしたものです。あいだに層があるので、熱い飲み物を入れても外側は持てる温度に収まります。
素材のなかで、中身が見えるのはこれだけです。紅茶の色や、ラテの層がそのまま出ます。そのかわり、ぶつければ割れます。電子レンジに入れられるかどうかは商品ごとに分かれるので、そこは表示で確かめることになります。
商品名には「230ml」「300ml」「350ml」「450ml」といった数字が付きます。これは器いっぱいまで入れたときの量なので、実際に注ぐぶんはそれより少なくなります。
日常づかいの一杯は200mlほどです。器の容量が250mlから350mlあれば、そこに余裕をもって収まります。熱いうちに飲みきれる量なので、香りも温度も落ちる前に飲み終われます。
230ml前後の小さいものは、濃いものを少しだけ飲む形です。紅茶をストレートで、あるいはコーヒーを濃く。量より一杯の濃さを取る相手に向きます。
400mlを超えるものになると、コーヒーや紅茶では注ぎきれません。その代わり、スープを入れたり、ミルクをたっぷり入れたラテにしたりできます。
朝食を一杯で済ませる相手なら、この大きさが効いてきます。そのかわり、飲みきるまでに時間がかかるぶん冷めます。真空断熱のものなら、その冷めるまでの時間が延びます。ただし温め直せないので、スープを入れるなら電子レンジに入る素材のほうが向きます。
商品名に「蓋付き」と書かれたものがあります。注いだあとは表面から熱が逃げるので、ふたがあるだけで温度の持ちが変わります。
机に置いたまま少しずつ飲む相手や、ほこりの気になる場所で使う相手には、ふたの有無が効きます。真空断熱にふたが付けば、上と横の両方から熱が逃げにくくなります。
目盛りの付いたものもあります。白湯を決めた量だけ飲む相手や、粉を溶かして飲む相手なら、注ぐたびに量が分かります。
商品名に「名入れ」「写真入り」と書かれたものが並びます。還暦祝いや退職祝いといった、節目の場面が一緒に書かれています。
名前の入った持ち物は、外で使うと人目に触れます。取引先の前で自分の名前が入ったものを出すのは気が引ける、という話になります。
マグカップはそこが違います。受け取った人が使う場所は台所か自分の机なので、目にするのは本人と家族だけ。「気恥ずかしい」より「自分のもの」という印のほうが先に立ちます。家族で似た形のカップを使っている家なら、名前があるだけで取り違えません。
写真を何枚か印刷できるものがあります。名前や日付だけでなく、撮った場面がそのまま焼き付きます。
孫の写真を祖父や祖母へ、という使い方です。七五三や卒業記念といった場面が商品名に並ぶのは、その日の写真を残す形になるからです。そのかわり、どの写真を選ぶかで受け取り方が変わります。本人の写った写真より、一緒に写った写真のほうが飾りやすいことが多いところ。
陶器でも、表面に絵付けやコーティングのあるものは、電子レンジで変色することがあります。金や銀を使った装飾なら、食洗機に入れると表面の加工が変色し、破損の原因にもなります。名入れに金を使ったものは、そこが引っかかります。
つまり、電子レンジや食洗機に入れられるかを決めているのは、素材より表面の加工のほうです。毎日使ってもらうつもりなら、その商品が電子レンジと食洗機に対応しているかを、注文の前に確かめることになります。名前を入れられる陶器でも、対応と書かれたものはあります。
商品名でいちばん多く名指しされる場面なので、選びやすいところです。節目に渡すものなので、名前や日付を入れた形が合います。専用の箱に入って届くものなら、渡すときにそのまま手渡せます。
素材は、相手の飲み方から決めます。ゆっくり一杯を飲む人なら、温め直せる陶器。仕事や作業の合間に少しずつ飲む人なら、冷めないステンレスにふたの付いたもの。還暦という言葉に引かれて素材を決めると、使い方に合わずに棚へ残ります。
取っ手があるかどうかです。マグには取っ手が付いているので、熱い飲み物を入れても本体を持たずに済みます。机に置いて使う道具です。
タンブラーは取っ手が無いぶん、鞄に入れて持ち歩けます。「マグ」と「タンブラー」を併記した商品名もありますが、家で使ってもらうならマグ、外へ持ち出してもらうならタンブラーという分かれ方になります。相手がどこで飲むかで決まります。
先に決まるのは素材です。ステンレスの真空断熱は冷めない代わりに電子レンジへ入れられません。陶器は温め直せて口当たりがやわらかく、そのかわり落とせば割れます。二重のガラスは中身が見えて外側が持てる温度に収まり、これも割れます。熱いうちに飲みきってもらうのか、置いて温め直してもらうのか。
容量は、器いっぱいまでの数字です。日常の一杯は200mlほどなので、250mlから350mlあれば余裕をもって収まります。230ml前後は濃いものを少しだけ、400ml超はスープや大きめのラテ向き。ふたが付くと、置いたまま飲む相手には温度の持ちが変わります。
名前や写真を入れられるものが並びます。マグは家で使う道具なので、外へ持ち出すものと違って人目を気にせず入れられます。写真を8枚まで印刷できるものもあり、七五三や卒業の場面がそのまま残ります。
ただし、表面の加工が扱いの幅を決めます。絵付けやコーティングがあると電子レンジで変色することがあり、金や銀の装飾は食洗機に入れられません。毎日使ってもらうつもりなら、注文の前に見るのは電子レンジと食洗機の対応です。
机で少しずつ飲む相手には、ふたの付いたステンレスを300mlで。注いだ一杯が最後まで温かいままです。ゆっくり飲む相手に名前を入れて渡すなら、電子レンジ対応と書かれた陶器を。冷めたら温め直せて、そのカップが本人のものになります。
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