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色鉛筆は、もらった人がその日から使い始める道具です。すでに持っている人でも、中身は子どものころの12色のまま、ということがよくあります。新しい一箱が届くと、何を塗ろうかと考えるところから始まります。
色鉛筆は、まず芯の種類で三つに分かれます。水に溶けない油性のもの、水でぼかせる水彩のもの、そしてクレヨンのように全部が芯でできたもの。同じ「色鉛筆」の名前で、できることが変わります。
色数のほうは、多いほどよいわけではありません。12色で足りる相手もいれば、100色を超えると持て余す相手もいます。
商品名に「油性色鉛筆」と書かれているものが、いちばん見慣れた形です。芯に油性のろうを使っていて、水には溶けません。塗り重ねると下の色が透けるので、二色、三色と重ねて中間の色を作れます。
水も筆も要りません。紙と本体だけで始められるので、色鉛筆を初めて持つ相手には、油性のほうが扱いやすいと言われます。
同じ油性でも、芯の硬さで得意なことが変わります。硬めの芯は先が尖ったまま保てるので、細い線を引いたり、小さな面を塗り分けたりするのに向きます。柔らかい芯は色が濃く乗るぶん、広い面を塗りつぶすときに手が疲れません。塗り絵のように面を埋める使い方が多いなら、柔らかい芯のほうへ。
「水彩」と書かれたものは、芯に水で溶ける成分が入っています。まず色鉛筆として描いて、そのあと水を含ませた筆でなぞると、線がほどけて絵の具のように広がります。一本で二通りの描き方ができます。
水に溶けやすくするために、芯は柔らかめに作られているものが多いです。柔らかいぶん折れやすく、削る回数も増えます。水を使う場所と、乾かす時間も要ります。渡す相手が机の上でそこまでやる人かどうかで、水彩を選ぶかが決まります。
クレヨンのように、全部が芯でできた色鉛筆があります。芯に紙を巻いてあるので、力いっぱい握って描いても折れにくく、手も汚れません。筆圧の加減がまだできない小さい子に向いています。
紙のほかに、プラスチックやガラス、金属にも描けます。つるつるした面にも色が乗るので、使い道はペットボトルや透明の入れ物にまで広がります。小さい子のいる家に渡すなら、この全芯タイプが候補に入ります。
子ども向けの塗り絵は、輪郭のはっきりした絵柄が多く、色を細かく分けなくても仕上がります。学校で使うものも、この色数が基本です。使う本数が少ないので、机の上も散らかりません。
足りないと感じるのは、影を付けたり、肌の色を作ったりし始めたときです。そこまで来ると、重ね塗りで作るか、色数を増やすかの分かれ道になります。
24色から36色のあたりでは、灰色や黄土色、赤紫といった中間の色が入ってきます。金や銀が加わるものもあります。この幅があると、混ぜて作らなくても手元の一本で近い色が出せます。
家で絵を描いたり、大人の塗り絵をしたりする相手には、このあたりがつり合いの取れたところです。箱も机の上に置ける大きさに収まります。
136色、180色といった大きなセットもあります。色の並びを眺めているだけで楽しい一方で、扱いは別ものになります。持ち歩けませんし、似た色が並ぶので、初めて使う人には違いが分かりません。
少ない色数でも、重ね塗りや、力を抜いて薄く塗る使い方で色の幅は出せます。青の上に黄を重ねれば緑になりますし、12色の箱でも混ぜ方を覚えれば絵は仕上がります。色数を増やすのは、その手間を省く買い方です。絵を描き慣れた相手なら大きなセットが効きますが、これから始める大人には24色あたりを渡したほうが、長く使ってもらえます。
同じ色数でも、入れ物が缶のものと紙の箱のものがあります。缶は蓋を閉めれば中身が動かず、鞄に入れても潰れません。色鉛筆は何年も同じ箱で使うので、蓋の開け閉めに耐えるかどうかが、使い続けられるかを左右します。
紙の箱は軽く、そのぶん値段も下がります。机の上に置いたままにする使い方なら、こちらでも困りません。持ち歩く相手か、家に置く相手かで選び分けます。
色鉛筆の芯は、字を書く鉛筆より柔らかく作られています。柔らかいほど色は乗りますが、そのぶん先も減ります。よく使う色ほど早く短くなるので、削る場面は思ったより早く来ます。
削り器が付いているセットもあれば、付いていないものもあります。相手が鉛筆を使わない人だと、削るものがないまま先が丸くなります。削り器の付いていない商品を選ぶなら、そこだけ確かめておくと親切です。
一箱の中で、同じように減る色はありません。肌の色や空の色は先に短くなり、使われない色は買ったときのまま残ります。色数の多い箱ほど、この差は大きくなります。
一本ずつ買い足せる商品なら、短くなった色だけ足せます。同じ商品名で単色が売られているかどうかは、商品ページで確かめられます。長く使ってもらいたいなら、そこを見ておくと二年目からの使い方が変わります。
色数を選ぶなら12色です。授業で使うぶんには足りますし、机の中に収まります。持ち帰って家でも描く子なら、学校用とは別に24色を渡すという分け方もできます。
学校の道具には決まりがあることもあります。色数が指定されたり、名前を書く場所が要ると言われたりするので、進級の前なら、案内が配られたあとに渡すほうが、学校で指定されるものと重複しません。
24色から36色の油性を選んでおくと、そのまま使えます。中間の色が入っているので、塗り絵の細かい面を埋めるときに手が止まりません。
もう一段上の楽しみを渡したいなら、水彩のものです。塗ったあとに水でぼかせるので、同じ塗り絵でも仕上がりが変わります。水を使う場所が要るぶん、机まわりに余裕のある相手向けです。
決めるところは、芯の種類と、色数と、入れ物や削りの手当てです。
芯では三つに分かれます。水に溶けない油性は重ねて色を作る形で、初めての相手にも扱えます。水彩は描いたあとに水でぼかせるぶん、水を使う場所と乾かす時間が要ります。全芯タイプは折れにくく、プラスチックやガラスにも描けるので、力の加減がまだできない小さい子に向きます。
色数は、12色で学校と子どもの塗り絵に足ります。24色から36色になると中間の色が入り、家で描く大人にはこのあたりがつり合います。100色を超えるものは、持ち歩けず、似た色の違いも分かりにくいので、絵を描き慣れた相手向けです。
入れ物は、持ち歩くなら缶、机に置くなら紙の箱で足ります。削り器が付いているかどうかと、短くなった色だけ単色で買い足せるかどうかも、二年目からの使い方を左右します。
小さい子のいる家には、全芯タイプを。折れにくく、紙以外にも描けるので、渡した日から使えます。学校で使う子には油性の12色を、進級の案内が配られたあとに。大人の塗り絵をする相手には油性の24色から36色を。水でぼかす使い方まで楽しんでほしいなら、そこで水彩へ切り替えます。
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