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毎日手に取ってもらえるのがボールペンです。しまい込まれずに使われる道具は、贈り物のなかではそう多くありません。
先に決まるのは、名前を入れるかどうかです。このジャンルは名入れができるものが中心で、追加の料金を取らない店も並びます。ただし彫った文字は消せないので、頼む前に決めきることになります。
そのうえで決まるのが書き味です。インクの種類とペン先の太さで、書いたときの感じは変わります。この二つは商品名に出ていないことが多いところです。
商品名に並ぶのはブランドと色数です。書いたときの感じを決めるのは別の二つで、こちらは書かれていないことのほうが多くなります。インクの種類と、ペン先の玉の大きさです。
油性のインクは、乾くのが早く水にも強いのが特徴です。契約書や宛名書きのように、あとで濡れても消えては困る文字に向きます。そのかわり書き味はやや重く、少し力を入れて書くことになります。
水性のインクは、軽く当てるだけで線が出ます。発色がよくて字がはっきりするので、手帳やノートに長く書く相手に向きます。ただし水には弱く、濡れるとにじみます。
分かれ目は、相手が書いたものが濡れる可能性があるかどうか。宛名や熨斗、屋外で書く書類が多いなら油性。机の上で書くものがほとんどなら、書き味の軽い水性のほうが手に取ってもらえます。
ゲルインクは、水をもとにしたインクに粘りを足したものです。分類としては水性の仲間ですが、粘りがあるぶんにじみにくく、水性の弱点が薄まっています。
速乾と書かれたゲルインクは、左手で書く人にはっきり効きます。書いた文字の上を手のひらが通っても、こすれて汚れにくいからです。相手が左利きなら、ここが選ぶ理由になります。
油性にも、軽く書けるものが出ています。水に強いまま、水性に近いなめらかさが出る作りです。油性の重さが気になる相手には、こちらが合います。
商品名に「0.5mm」と付くことがあります。この数字はペン先に入っている玉の直径で、玉が転がってインクを紙へ落とすので、玉が小さいほど線は細く、大きいほど太くなります。
0.5は手帳の小さな欄や、書類の狭い記入欄に向きます。文字が重ならずに収まる太さです。0.7になると線がはっきりして、離れたところからでも読めます。人前で書く署名や、大きめの字を書く相手ならこちらになります。
相手が細かい欄に書き込む人か、大きく書く人か。そこが見えていれば、数字の意味だけで選べます。見えないなら細いほうが困りません。太い線は狭い欄からはみ出しますが、細い線はどこにでも収まります。
このジャンルの中心は名入れです。追加の料金を取らないものが並び、1本からでも入れてもらえます。手軽に頼めるぶん、あとから直せないことが見落とされます。
レーザーで表面を削って刻んだ名入れは、耐久性が高く、印字が半永久的に消えません。使い込んで塗りが薄くなっても、名前だけは残ります。
つまり、間違えた文字もそのまま何年も相手の手元にあります。名入れをしたものは返品も交換もできないのが普通なので、注文の欄に打ち込んだ時点で決まりです。
名前をローマ字で入れるとき、書き方が二通りある字があります。パスポートと同じ書き方に合わせるなら「つ」は tsu、「し」は shi。ほかにも「じ」や「ふ」、伸ばす音の書き方で分かれます。
本人が名刺やメールの署名でどう書いているかを見るのがいちばん確かです。苗字の読みが二通りある人や、下の名前を普段と違う書き方で通している人もいます。ここを確かめておけば、間違いはまず起きません。
親しい相手なら、名前が入っていること自体が喜ばれます。その人のために選んだことが形になるからです。
一方、仕事の付き合いで渡す1本だと、自分の名前が刻まれたペンは人前で出しにくい、という声があります。取引先との席で使えないなら、毎日の道具にはなりません。そこを避けるなら、刻む文字を祝いの日付や短い言葉にする手があります。ただし日付だけだと何の日か分からなくなるので、渡すときに一言添えることになります。
名前も日付も入れなければ、合わなかったときに相手はしまっておけますし、人へ回すこともできます。間柄が遠い相手ほど、この逃げ道は効いてきます。
相手が鞄に入れて持ち歩くのか、机の上に出しておくのか。どちらを思い浮かべるかで、選ぶものが変わります。
黒と赤の2色にシャープペンを足したものや、3色を1本に入れたものが並んでいます。持ち歩く本数が減るので、外で書くことが多い相手にはこの形が向きます。
そのかわり、中身が増えると軸は太くなります。細い軸を胸ポケットに挿している相手だと、渡したペンが引き出しに収まったままになりかねません。何色入りかを細かく見比べるなら、多機能ペンのほうにまとまって並んでいます。
黒1色のペンは軸が細く、指に当たる形がそのまま出ます。金属の軸だと重みがあるので、自分から押しつけなくてもインクが出ます。署名の席に出しても様になるのはこちらです。
ただし、普段プラスチックの軽いペンを使っている相手には、この重みが合わないことがあります。もらった側が重くて使わない、というのは名入れのペンで実際に起きていることです。相手が今どんなペンを握っているかで、この重さが利点にも欠点にもなります。
替え芯が付いたものがあります。インクが切れたところで使われなくなる道具は多いので、次の1本が手元にあるかどうかは効いてきます。芯が付いていないものでも、同じ店で買い足せるかは商品ページに書かれています。
包みのほうは、箱を何種類かから選べるものや、袋まで付いてくるものが並びます。就職や卒業、退職といった日にちの決まった場面を名指しした商品が多いジャンルなので、届いてそのまま手渡せる形かどうかで、当日の慌て方が変わります。
置き場所が違えば重なりません。持ち歩く1本と、机に出しておく1本は別の役目なので、相手が今持っているほうと逆側を選べば二本目として使ってもらえます。
ただし名前を入れると、そこが読めなかったときに逃げ道が消えます。相手の持ち物が分からないまま名入れを頼むより、名前は入れずに箱のまま渡すほうが、相手の手元で収まりがつきます。
速乾と書かれたものを選んでおくと違いが出ます。左手で書くと、書いたばかりの文字の上を手のひらが通るので、乾きの遅いインクだとこすれて汚れるからです。
油性と、速乾をうたったゲルインクが、その条件に当たります。水性は発色がよいかわりに乾くのが遅いので、そこだけ外しておけば大きくは外れません。
最初の分かれ目は、名前を入れるかどうかです。彫った文字は半永久的に残り、名入れをしたものは返品も交換もできません。親しい相手なら名前を、人前で使ってもらいたい相手なら祝いの日付を、間柄が読めない相手なら何も入れずに。入れると決めたなら、つづりの拠り所は本人の名刺やメールの署名です。
書き味を決めるのは、インクの種類とペン先の玉の大きさです。書いたものが濡れる場面があるなら油性、机の上で長く書く相手なら水性。ゲルは水性の仲間で、にじみにくく、速乾のものは左利きにも効きます。玉の直径は小さいほど線が細く、狭い欄に収まります。
渡したあとの置き場所でも分かれます。持ち歩いてもらうなら何本ぶんかを1本にまとめたもの、机に出しておいてもらうなら1本で書くもの。金属の軸は重みが出るので、普段軽いペンを握っている相手にはそこが引っかかります。
入社した相手へ渡す1本なら、日付だけを刻んだ細めの油性を。取引先の前でも出しやすく、宛名書きにも使えます。長く付き合っている相手には、名前を入れた金属の1本と替え芯を。机に置いたまま、何年も使ってもらえます。
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