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カールドライヤーは、朝の支度が短くなる道具です。髪を乾かし終えてからアイロンを出していた人なら、その持ち替えが要らなくなります。乾かし終わりから仕上げまでを、一本のまま続けられるからです。
まず知っておきたいのは、ヘアアイロンとは別の道具だということ。板や筒の熱ではさむのではなく、ブラシに巻いた髪へ温風を当てて形を付けます。半乾きの髪から使えるのは、そのためです。
そのうえで分かれるのが、ブラシの太さです。細いものは前髪や短い髪をしっかり巻き、太いものは長い髪をまっすぐ流します。贈る相手の髪の長さで、選ぶものが変わります。
ヘアアイロンは、乾いた髪に使うものです。濡れたまま高い熱ではさむと、髪の中の水分が一気に膨らんで傷みます。カールドライヤーはブラシに巻いた髪へ温風を送るので、乾かす途中から引き継げます。
とはいえ、したたるほど濡れた状態で当てるものでもありません。八割ほど乾かしてから使うと、熱がこもらず形も決まります。乾かし終わりと形付けのあいだで道具を持ち替えずに済むところが、この道具の強みです。
紛らわしいのが、ヒートブラシと呼ばれるものです。ヒートブラシは風ではなく毛の面そのものが熱くなる作りで、アイロンと同じく乾いた髪に使います。風の出口があるかどうかで見分けられます。
ヘアアイロンは150度から200度あたりで使います。カールドライヤーの温風は120度前後なので、当たる熱そのものが低くなります。毎朝使う相手や、髪の傷みを気にしている相手には、この差が効いてきます。
その代わり、形の付き方は穏やかです。アイロンで作るような、くっきりした巻きは出ません。毛先を内側に入れる、根元を立ち上げる、うねりを伸ばす。そのあたりが得意な範囲になります。
根元を立ち上げる使い方があるので、巻き髪を作らない相手にも渡せます。髪が細くて頭の上がつぶれやすい人、分け目が目立ってきた人には、巻くためではなく起こすための道具になります。
見た目はドライヤーですが、消費電力は650から700ワットほどで、ヘアドライヤーの1200ワット前後の六割ほどです。風の量そのものが違うので、濡れた髪をこれだけで乾かそうとすると時間がかかります。
これ一台に買い替えてもらう品ではない、ということです。乾かすためのドライヤーは今まで通り使い、そのあとの仕上げに足す道具になります。すでにドライヤーを持っている相手にこそ渡せる、という見方をします。
丸いブラシの直径が、そのまま巻きの大きさになります。40ミリより細いものは、短い髪や前髪を扱うためのものです。巻きつける輪が小さいぶん、カールがはっきり付きます。顔まわりだけを整えたい相手や、髪が肩に届かない相手には、この太さが向きます。
同じ「細い」でも、18ミリと38ミリでは倍以上違います。前髪だけなら20ミリ台まで、あご下くらいまであるなら30ミリ台と、髪の長さに合わせて下げていく形になります。
肩くらいの長さに合うのが40ミリから50ミリです。50ミリを超えると、胸まである長い髪向きになります。輪が大きいので、毛先はゆるく内側へ入る程度になり、仕上がりはストレートに近づきます。根元を持ち上げてボリュームを出すのも、太いブラシの仕事です。
短い髪に太いブラシを当てると、そもそも髪が回りきらず、形が付きません。逆に長い髪へ細いブラシを当てると、毛先がくるりと入りすぎて、思ったより強い巻きになります。太さの違うブラシが二本付いた商品もあり、ブラシが二本付くものなら髪が伸びても使い続けられます。
商品名には「豚毛」「猪毛」「ナイロン」と、ブラシに植えてある毛の種類が書かれています。豚毛や猪毛は硬さと弾力があるので、毛量の多い髪でも束をつかんで引けます。ナイロンの毛はごわつく髪にも通りやすく、自然なつやとまとまりが出ます。両方を混ぜて植えたものもあります。
髪の量が多い相手には豚毛や猪毛を、くせやうねりの強い相手にはナイロンの入ったものを選ぶと外れません。もう一つ、丸いブラシのほかに平たいストレート用のブラシが付くものもあります。とかしながら風を当てて、うねりを伸ばすための形です。巻くよりも伸ばしたい相手には、ストレート用のブラシが付くものを。
腕を上げたまま使う道具です。頭の後ろへ回して、毛束を巻き取って、風を当てて、また持ち替える。この動きを毎朝繰り返すので、重さがそのまま疲れになります。
500グラムから800グラムのあいだに収まる商品が多く、上と下では300グラムほど違います。腕を上げ続ける数分のあいだに、この差が出ます。髪の長い相手ほど当てる時間が長くなるので、軽いほうが向きます。持ち手の長さも同じで、長すぎると手首が返しにくくなります。
温風を当てただけだと、髪の表面は開いたままです。そこへ冷たい風を当てると表面が閉じて、形が留まり、つやも出ます。温風と冷風を切り替えられるものが多いのは、この一手のためです。
切り替えの押しやすさも見ておくところです。巻き取った姿勢のまま指が届く位置に付いていれば、髪を巻いたまま冷風へ移せます。持ち替えないと押せない位置だと、せっかくの形が緩みます。
このジャンルは値段が二十倍以上開きます。下のほうはブラシが一本の軽い作り、上に行くと付け替えるブラシが増え、風の強さや温度を細かく変えられるようになります。上のあたりには、細い棒のような本体に先を付け替えて、乾かすところまで一本でこなす別の系統も混じっています。これは足す道具ではなく置き換える道具なので、性格が違うものだと思って見ます。
初めて使う相手なら、下のほうの値段でも十分に役に立ちます。毎朝ブローをしている相手や、すでにカールドライヤーを使い込んでいる相手には、ブラシが複数付くものへ上げると使い道が増えます。
太さの違うブラシが二本付いたものを選んでおくと、どちらの長さでも使えます。一本しか付かないものから選ぶなら、45ミリが無難です。肩くらいの長さに合う太さなので、前後に外れても大きく困りません。細いブラシは長い髪に当てると巻きが強く出すぎ、太いブラシは短い髪だと髪が回らないので、どちらかに寄せるほど当たり外れが大きくなります。
決めるところは、ブラシの太さと毛の種類、重さと風の切り替え、そして値段の段です。
この道具はヘアアイロンとは別ものです。熱ではさむのではなく風で形を付けるので、乾かす途中から引き継げます。温度は120度前後で、アイロンより低いぶん、形の付き方は穏やか。毛先を内に入れる、根元を立てる、うねりを伸ばす、そのあたりが得意な範囲です。
ブラシの太さは、相手の髪の長さから決まります。短い髪と前髪には40ミリより細いもの、肩くらいの長さには40ミリから50ミリ、それより長ければ50ミリ以上。太いほど仕上がりはまっすぐに近づき、細いほど巻きがはっきり出ます。毛の種類は、量の多い髪なら豚毛や猪毛、くせの強い髪ならナイロンです。
重さは500グラムから800グラムのあいだで開きます。腕を上げたまま使うので、髪の長い相手ほど軽いものが向きます。温風から冷風へ切り替えられるものなら、巻いた形をその場で留められます。
カールドライヤーは、その二つの間を埋める道具です。
すでにドライヤーを持っている相手へ、朝の仕上げを足すつもりで渡すのがいちばん収まります。髪が肩より長い相手には太めのブラシのものを、前髪や顔まわりだけ整えたい相手には細いものを。相手の髪の長さが読めないなら、ブラシが二本付くものを選んでおけば、どちらに転んでも使ってもらえます。
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