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マッサージ機器は、渡したあとも相手の家に残り続けます。毎晩使ってもらえるものなので、食べて無くなる贈り物とは残り方が違います。そのぶん、相手の疲れている場所を外すと、箱を開けたきりになります。
最初の分かれ目は、その道具が体に何をしているかです。もみ玉で押すもの、空気で締めるもの、高い回数で打つもの、電気を流すもの。形が違うだけでなく、当たり方そのものが別です。
もう一つの分かれ目は、相手のどこが疲れているかです。首と肩、腰と背中、ふくらはぎと足裏。当てる場所が決まらないと、道具が一つに絞れません。
突起が回って体に当たるものがあります。もみ玉と呼ばれる部品で、押される感じが指圧に近く、刺激は強いほうです。
もみ玉の入った本体は、クッションやシートの形になっていて、背もたれと体のあいだに挟んで使います。強く押されるのが好きな相手なら、この当たり方が合います。
布の中に袋が入っていて、空気でふくらんだりしぼんだりします。脚をぐるりと締めて、また緩める。これをくり返します。
指で押されるというより、両手でもまれているような当たり方です。もみ玉より刺激がやさしいので、強い力が苦手な相手に向きます。つま先から順に締めていき、太ももまで来たところで一気に緩めるものもあります。
マッサージガン、ハンディガン、筋膜リリースガンと呼ばれるものです。先端が前後に細かく動き、当てたところを高い回数で打ちます。
手に持って自分で当てるので、当てる場所を自由に変えられます。首、肩、背中、脚、足の裏。一台でどこにでも回せるのが、据えて使う道具と違うところです。
電気を流して筋肉を動かすものがあります。首に掛ける形が多く、「管理医療機器」「医療認証済」と書かれているものもあります。
温めるはたらきは、単体では売られていません。押すもの、締めるもの、電気のものに足してあります。「温感」「ヒーター」と書かれているものは、押しながら、締めながら温めるという作りです。冷える季節に使ってもらうつもりなら、温めるはたらきが付いているかを見ることになります。
「8mm振幅」のように、先端が前後に動く幅が書かれています。この幅が大きいほど、深いところまで振動が届きます。
10ミリを超えるものは、深く届くぶん当たりも強く、体を動かしたあとや、筋肉の厚い相手に向きます。ただし、骨の近くでは強すぎます。どこに当てる相手かで、選ぶミリ数が変わります。
「振動レベル4段階」「6段階強力振動」のように、強さを何段階に切り替えられるかが書かれています。
段階が多いほど、体の場所ごとに変えられます。首と太ももでは、要る強さが違うので、一台をあちこちに当てる相手なら、段階の多いほうが使い道が広がります。
「500g」のように、本体の重さが書かれているものがあります。手に持って自分で当てる道具なので、重さがそのまま腕にかかります。
背中や肩に当てるときは、腕を上げたまま支えます。軽いものほど、当てていられる時間が長くなります。「軽量」「小型」「ミニ」「ポケット」と書かれているものは、軽さを売りにしています。
先端に付け替える部品を、アタッチメントと呼びます。「4種」のように数が書かれていて、丸いもの、平たいもの、先の尖ったものと形が違います。当てる場所によって替えます。
「静音」と書かれているものがあるのは、打つ道具が音を出すからです。夜に使う相手なら、音の書き方を見ておくことになります。「アーム付き」と書かれているものには、手の届かない背中に自分で当てるための取っ手が付いています。
空気で締めるものは、締める場所ごとに商品が分かれています。ふくらはぎだけのもの、太ももまで入るもの、足の裏を押すもの。
商品名に「ふくらはぎケア」「太ももケア」「足裏ケア」と書き分けてあるので、商品名で読めます。立ち仕事の相手ならふくらはぎ、座り続ける相手なら太ももまで、というように、相手の一日から場所が決まります。
「片足タイプ」と書かれているものがあります。一度に片方の脚だけを締めるということです。
両足そろって入る形より、軽くて場所を取りません。そのかわり、片方ずつやるので、両足そろって入る形の二倍の時間がかかります。毎晩使う相手なら、その差が効いてきます。両足を同時に入れる形は、足を乗せる台のような大きさになり、置き場所が要ります。
「3段階調節」のように、締める強さを切り替えられるものがあります。強い力が苦手な相手でも、弱いところから始められます。
温めるはたらきが付いていると、そのぶん値段も上がります。それでも、冷えを訴えている相手なら、そこが渡す理由になります。夏だけ使う相手なら、無しでも足ります。
足を乗せる形のものは、使わないときも部屋の隅を占めます。巻き付ける形なら、たたんでしまえます。相手の家に、足を乗せる形を置ける余地があるかを先に考えることになります。
空気を送るポンプの音もします。強力ポンプと書かれているものほど、まわりにも動いている音が聞こえます。同居している人がいる家なら、使える時間帯が限られます。
体の状態によっては、使わないほうがよいことがあります。持病や治療中のことは、こちらから相手に聞き出すものでもありません。
不安が残るなら、この分野から選ばないという判断もあります。それでも渡したいなら、刺激のやさしい側へ寄せます。空気で締めるものは、もみ玉より当たり方がやわらかく、段階で弱くもできます。
打つ道具が、いちばん当てられる場所が多くなります。手に持って自分で当てるので、首でも腰でも脚でも、相手が自分で決められます。
逆に、場所が決まっている相手には、そこだけを扱う道具のほうが合います。当たる形が、その場所に合わせて作られています。
マッサージ機器は、体に何をしているかで四つに分かれます。もみ玉は指圧に近く、刺激が強いほう。空気で締めるものは、両手でもまれる当たり方で、やさしいほう。打つものは手に持って、どこにでも当てられます。電気を流すものは、首に掛ける形が多くあります。温めるはたらきは、その三つに足してあります。
打つ道具は、振幅・段階・重さの三つで力と使い勝手が決まります。振幅のミリは、振動が届く深さ。10ミリを超えると当たりが強く、骨の近くには向きません。段階が多いほど、当てる場所を選ばず使えます。重さは、腕がどれだけ支えていられるかを決めます。
空気で締める道具は、ふくらはぎ、太もも、足の裏で商品が分かれます。「片足タイプ」は、一度に片方だけなので、軽くて場所を取らないかわりに、二倍の時間がかかります。
置き場所と音は、渡す前に考えることになります。足を乗せる形は部屋の隅を占め、打つ道具も、空気を送るポンプも音が出ます。夜中には動かせない道具だということです。
当てる場所が決まっているなら、その場所を専門に扱うジャンルがあります。
どこが疲れているか分からない相手には、軽くて段階の多い打つ道具を。強い力が苦手な相手には、空気で締めるものを。立ち仕事で脚がむくむ相手になら、温めるはたらきの付いたふくらはぎ用が、冷える季節まで使ってもらえます。
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