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カールアイロンは、贈る相手の髪に合わせて選ぶ道具です。同じ商品でも巻く筒の直径がいくつも用意されていて、相手の髪の長さと太さでどれが合うかが変わります。誰に渡しても同じものになる家電ではありません。
選ぶときにまず決まるのが、その直径です。ここで仕上がるカールの大きさが決まり、あとから変えられません。温度は使うときに変えられますが、筒の太さは買った時点で固定されます。
そのうえで、髪に触れる面の素材と、温度をどこまで細かく選べるかが付いてきます。
商品名に「26mm」「32mm」「38mm」と並んでいるのは、髪を巻きつける筒の直径です。太くなるほどカールがゆるく、大きくなります。
26ミリは巻きが細かく入るぶん、髪全体が立体的に見えます。ショートからミディアムの長さに向きます。32ミリは幅広い髪型に使えるところで、迷ったときの落としどころとして挙げられる太さです。38ミリまで来ると、ゆるく大きなカールになります。背中を越えるような長い髪で映えます。
両端に19ミリと45ミリもあります。19ミリは細かい巻きや前髪用、45ミリはさらに大きな波を作る側です。数字が大きいほど上等ということではなく、出来上がる形が違うだけなので、比べるときは値段ではなく相手の髪型を思い浮かべることになります。
長さだけで決めると外れることがあります。同じ32ミリでも、髪質によってカールの残り方が違うからです。
細くて柔らかい髪は、太い筒で巻いてもカールが付きます。ゆるく大きな巻きにしたいなら、そのまま太いほうを選べます。太くて硬い髪は、細い筒のほうがかかりやすくなります。しっかり巻きたいのに太い筒を選ぶと、時間をかけても伸びてしまいます。
ショートだから26ミリ、ロングだから38ミリ、と長さだけで当てはめると、ここが抜けます。髪が細い相手なら太いほうへ、硬い相手なら細いほうへ。長さで出した答えから、一段ずらすという選び方ができます。
筒の表面には、いくつかの素材が使われます。
セラミックは熱が伝わりやすく、温まるのが速くて温度も安定します。丈夫でもあるので、数がいちばん多く出ています。そのかわり摩擦が多い素材です。
チタンは摩擦が少なく、そのうえ耐久性もあります。すべりと寿命の両方が取れる側です。テフロンは摩擦がいちばん少ない一方、表面の膜が剥がれやすく、寿命が短いという弱みを持ちます。すべりを最優先にすると、そのぶん寿命が落ちるということです。
選び分けは髪質から。細く柔らかい髪には、温度が安定して熱のむらが出にくいセラミック。硬く太い髪には、摩擦の少ないチタン。硬い髪は何度も当てることになるので、すべりのよさがそのまま効きます。
髪の長さは、会えば分かります。写真が残っていれば、そこからも読めます。
細いか太いかは、見ただけでは決まりません。束ねたときの太さで見当を付ける人もいますが、毛量と一本の太さは別のものです。ここが読めないまま長さだけで直径を当てると、カールが緩すぎたり、きつく出すぎたりします。
聞ける相手なら、「いつも何ミリのコテを使っているか」と尋ねるのが早道です。カールアイロンは日ごろコテと呼ばれるので、この言い方のほうが通じます。数字が返ってくれば、その人の髪に合う太さがそのまま分かります。まだ持っていない相手なら、その数字に合わせて選べば外れません。
聞いた結果、すでに使っているものがあると分かった場合は、話が変わります。同じ直径をもう一本渡しても、置き場所が増えるだけだからです。買い替えを迫る形にもなります。
そこで、別の直径を足すという渡し方が出てきます。32ミリを使っている相手に26ミリが届けば、毛先だけ細かく巻くという手が増えます。38ミリを足せば、大きな波を作れます。一本目を置き換えず、できることを増やす形です。
つまり、聞き出した数字の使い道が二通りあります。持っていない相手にはその数字に合わせ、持っている相手にはその数字を避ける。同じ一言から、逆向きの答えが出てきます。
長さも髪質も分からず、聞ける相手でもない。そういうときの落としどころが32ミリです。
ショートからロングまで幅広く使えて、ゆるい巻きも、それなりに形の出る巻きも作れます。どの長さでも「使えない」にはならない太さなので、外す確率がいちばん低くなります。
ただし、これは当てにいかない選び方でもあります。相手の髪をよく知っているなら、26ミリや38ミリのほうが喜ばれます。分からないから真ん中を選ぶのと、分かったうえで真ん中を選ぶのは別のことなので、まず調べられるところまでは調べてから決めます。
同じ直径でも、巻きつける筒の長さが違います。12センチ以上あると、長い髪も巻きやすいという言われ方をします。
短い筒に長い髪を巻こうとすると、毛先が筒からはみ出します。はみ出したところだけ巻きが甘くなるので、同じ束を二度に分ける手間が生まれます。髪の長い相手、毛量の多い相手ほど、ここが毎朝の時間に効いてきます。
逆に、髪が短い相手には長い筒が持て余しになります。使うのは根元寄りの一部だけで、余った先は熱いまま宙に出ます。直径だけ見て選ぶと、この長さが抜けます。商品名には出てこないことが多いので、寸法の欄まで下りて確かめることになります。
温度の目安は髪質で分かれます。160度あたりが、傷んだ髪から普通の髪に使われるところ。180度あたりが、太くて硬い髪に向くところです。太い髪は表面が厚く重なっていて、熱が内側まで届きにくいからです。
ここで効いてくるのが、温度をどこまで細かく選べるかという点です。低い側と高い側の二段しかないもの、六段階で刻めるもの、数字で指定できるもの。刻みが細かいほど、相手の髪に合わせる余地が残ります。
渡す相手の髪質が読めないときほど、この幅が保険になります。二段しかないものは、どちらも合わなかったときに逃げ場がありません。
100ボルトから240ボルトに対応していれば、変圧器を持たずに海外で使えます。商品名に「海外対応」「海外兼用」と入っているのはこれを指します。
ただし、変換プラグは別に要ることがあります。電圧に対応していても、コンセントの穴の形は国ごとに違うからです。ここまで込みで揃っているとは限らないので、対応電圧と付属品の欄を分けて見ておくと確かです。
出張の多い相手、留学する相手、旅行が趣味の相手には、対応電圧の表記があるかどうかで持っていけるかが決まります。家でしか使わない相手には要らない機能なので、あれば上等というものでもありません。
別の道具です。カールアイロンは丸い筒に髪を巻きつけて曲げるもの、ストレートアイロンは二枚の板で挟んで伸ばすもの。棒と板という形の違いが、そのままできることの違いになっています。
決め手は、相手が朝どちらをしているかです。毎朝くせを伸ばしてから出かける人にカールアイロンを渡しても、伸ばす工程は残ったままです。相手が手間をかけているところを、肩代わりしない道具を渡すことになります。逆に、伸ばす道具は持っているが巻いたことがない相手なら、できることが一つ増えます。
どちらも持っていない相手なら、今の髪型に合わせることになります。いつもまっすぐにしている人には伸ばす側、毛先が動いている人には巻く側。一本だけ渡すなら、これから始めることではなく、すでにやっていることに合わせるほうが、翌朝から使われます。
巻く筒の直径をいくつにするか。渡す一本は、まずここで決まります。そこに髪に触れる面の素材と、筒の長さや電圧が乗ってきます。
直径は太いほどカールがゆるく大きくなります。26ミリは細かい巻きで立体感が出る側、32ミリは幅広く使える定番、38ミリはゆるく大きな波。19ミリや45ミリは、その両端です。数字が大きいほど上等という並びではありません。
長さだけで当てはめると、髪の細さが抜けます。細くて柔らかい髪は太い筒でもカールが残り、太くて硬い髪は細い筒のほうがかかります。長さで出した答えから、髪が細ければ太いほうへ、硬ければ細いほうへ一段ずらせます。
聞ける相手なら、いつも使っている直径を尋ねるのが早道です。返ってきた数字は、相手が一本も持っていなければ合わせる先になり、すでに持っていれば避ける先になります。何も分からないときの落としどころが32ミリで、外す確率はいちばん低くなります。
髪に触れる面は、セラミックが温度の安定した側、チタンがすべりと寿命の両方を取れる側、テフロンがすべりを最優先にして寿命を落とした側です。細く柔らかい髪にはセラミック、硬く太い髪にはチタンが向きます。
ショートの相手には26ミリを。すでに32ミリを使っている相手には、毛先を細かく巻ける26ミリか、大きな波を作れる38ミリを。出張や旅行の多い相手には、100ボルトから240ボルトに対応したものを。髪の長さも質も分からない相手になら、32ミリの一本が、いちばん外れの少ないところに落ちます。
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