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気になってはいても、買い物の順番としては後回しになりがちなのが美顔器です。無くても困らないので、いつまでも「そのうち」のまま。人から届けば、洗面所に置く理由ができます。
商品名には、EMS、ラジオ波、LED、イオン導入といった言葉が並びます。読み方が分かっていないと、どれも同じに見えてしまうところ。
もう一つ、箱を開けてすぐ使えるとは限りません。専用のジェルが要るものがあり、それは使えば減っていきます。
商品名によく出てくるのがEMSです。筋肉に電気の刺激を与えて縮ませる仕組みで、顔なら表情筋に当てます。当てているあいだ、自分で力を入れなくても筋肉が動きます。
「電気ブラシ」「リフトブラシ」と呼ばれるものも、ブラシの形をしたEMSです。頭皮や首まで届く形にしてあるだけで、装置の中でしていることは変わりません。強さを三段階、五段階と選べる商品が多いのは、この刺激の加減を変えるためです。
RF、ラジオ波と書かれているのは高周波の電流のことです。肌の中の水分に反応するので、当てた場所が温まります。商品名に「温熱」とあるものは温める側だけ、「温冷」とあるものは温める側と冷やす側の両方が付いています。
LEDは光を当てるものです。色によって波長が違うため、商品名に赤や青と色まで書かれていることがあります。肌に電気を流すわけではないので、当てているあいだの感覚はほとんどありません。
イオン導入は、同じ極どうしが反発する性質を使った仕組みです。マイナスの電気を持った成分に、装置からもマイナスの電気をかけて押し込みます。押し込めるのは、イオンになる、水にとける成分に限られます。
イオン導出はその反対で、微弱な電気を流して毛穴の汚れやメイク残りを浮かせる側です。入れるのか出すのかで、名前が一字だけ違う。両方を切り替えられる商品には「導入導出」と書かれています。
エレクトロポレーションは、電気で細胞膜に一時的な道をつくって成分を通す仕組みです。イオン導入では通せない、分子の大きい成分も扱えるところが違います。
超音波は、細かい振動を伝えるものです。ウォーターピーリングと書かれたものは、この振動と水を合わせて、肌の表面に残ったものを浮かせます。なお、家庭で使うものは電流の出力にも使える成分にも決まりがあるので、店で受ける施術と同じことができるわけではありません。
超音波は、装置と肌のあいだに空気があると、そこで跳ね返って肌へ入っていきません。あいだを埋める水分の層が要ります。EMSの電気も水分を通して伝わるので、乾いた肌にそのまま当てると届きにくくなります。ジェルは、この層を作るために塗るものです。
電気を流すほうは、乾いたまま当てるとぴりぴりした痛みが出やすくなります。伝わる道が細いところに集まるからです。商品名や商品ページに「専用ジェル」と書かれていたら、本体だけでは始められないと読めます。
すべての美顔器にジェルが要るわけではありません。塗らずに使える作りのものもあります。LEDだけを当てるものは、光が空気の中でも届くので、あいだに塗るものは要りません。
書かれていないときは、商品ページの説明で確かめることになります。同じEMSと書かれていても、専用ジェルを前提にしたものと、そうでないものが並んでいます。
この分野には、ジェルだけが単体でも並んでいます。100グラムから300グラムほどの容器で売られていて、本体を持っている人が繰り返し買うものだからです。本体に付いてくるジェルは、試すぶんの量にとどまることもあります。
渡す側から見ると、ここが分かれ目になります。ジェルの要る本体だけを渡せば、相手はジェルを探すところから始めることに。ジェルの付いたセットなら、届いた日に開けて使えます。同じ金額なら、本体を上のものにするより、始められる形で渡すほうが確かです。
先の細いペン型は、目のまわりや小鼻のきわのように、狭いところへ当てる形です。ブラシ型は毛のような突起が並んでいて、髪の中まで入ります。かっさの形をしたものは面で当てるので、頬や首のように広いところ向き。
顔に巻くベルトや、かぶるマスクの形をしたものもあります。手で持たずに済むぶん、当てているあいだ両手が空きます。同じEMSでも、この形の違いで当てられる場所が変わります。
商品名に「目元」とだけ書かれたものは、そこに合わせて小さく作られています。当てられる範囲は狭い代わりに、細かいところへ入ります。
反対に、頭皮、首、デコルテ、腕まで挙げているものもあります。ただし場所ごとに付け替える部品が要ることもあるので、範囲が広いほど手軽とは限りません。相手が顔のどこを気にしているかが分からないなら、範囲の広いほうから見ていくことになります。
「防水」と書かれたものは、洗面所や浴室でも使えます。ジェルを塗って使うものだと、そのまま洗い流せる場所で使えるかどうかで手間が変わります。どこまで水に強いかは商品ごとに違うので、書き方も見ておくところ。
強さを三段階、五段階と選べる商品もあります。初めて使う相手なら、弱いところから始められるほうが向きます。モードの数を掲げた商品も並びますが、こちらは強さではなく、当てる場所や使い方の切り替えを指しています。
あります。ペースメーカーのような医療用の電子機器を体に入れている人は、電気を流すものを避けることになっています。妊娠中の人、てんかんの診断を受けている人、顔に金属が入っている人も同じです。傷や炎症のある場所には当てません。
どこまでが断りにあたるかは、商品ごとの説明書に書かれています。相手の事情が分からないなら、肌に電気を流さないものを選ぶという手もあります。渡すときに説明書のその欄を一緒に見てもらえると、そこから先は相手が判断できます。
同じ「美顔器」の並びに、手で動かすかっさプレートや、吸い込んで使う毛穴の道具が混じっています。前者は電気そのものを使わず、後者も動力は要りますが肌に電気は流しません。どちらもジェルは要らず、使えない人の断りも電気を流すものとは別になります。
選ぶときは、そこを分けて見ることになります。電気を流すものは機能の名前で、そうでないものは形と当たり具合で選ぶもの。並んでいるからといって、同じ物差しで比べられるわけではありません。
商品名の略語は、装置が何をしているかを指しています。EMSは電気で筋肉を縮ませ、ラジオ波は高周波で温め、LEDは光を当てる。イオン導入は成分を押し込み、導出は毛穴の汚れを浮かせる側です。エレクトロポレーションは電気で細胞膜に道をつくるもので、超音波は振動を伝えます。
専用のジェルが要るものがあります。超音波は装置と肌のあいだに空気があると入っていかず、EMSの電気も水分を通して伝わるからです。塗らずに使えるものもあるので、そこは商品ページの書き方で分かれます。ジェルは使えば減るものなので、続けて買う人が出てくる前提の道具でもあります。
形が変われば、当てられる場所も変わります。ペン型は狭いところ、ブラシ型は髪の中、かっさ型は広い面、身に着ける型は手が空く。目元だけのものと、頭皮や首まで挙げているものがあります。
初めて渡す相手には、ジェルの付いたセットで、強さを変えられるものを。届いた日に開けて使えて、弱いところから始められます。
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