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足つぼの道具は、自分ではなかなか買いません。あれば足を乗せるのに、わざわざ買うほどでもないと後回しになります。もらって初めて足元に置くという道具です。電気も電池も要らないので、受け取った日から使えます。
最初の分かれ目は、足のどこに当てるかです。足の裏の面をまとめて踏むもの、手に持って一点を押すもの、その中間があります。踏むだけでは、足の裏より上に届きません。そこを当てたいかどうかで、渡すものが変わります。
もう一つは、素材です。竹、木、プラスチック、シリコンやゴム。当たりの強さも、手入れの仕方も、置いた床への当たりも、ここで変わります。
床に置いて踏むものが、この並びの中心です。青竹踏み、足つぼマット、指圧板。呼び名は違いますが、乗せた足の裏に、突起や丸みがまとめて当たるという点は同じです。
力の出どころは体重です。立てば強く、椅子に座って乗せれば弱くなります。手を使わないので、ほかのことをしながらでも足だけ動かせます。
そのかわり、当たるのは足の裏の側です。足の甲、くるぶしのまわり、足首。上から踏んでも、そこには届きません。
足つぼ棒、ツボ押し棒、指圧棒。手に持って、先端を押し当てる形です。
踏むものと違って、当てる場所を自分で決められます。足の指のあいだ、甲、くるぶしのまわり、足首から先。面ではなく点で当たるので、踏むだけでは届かない場所に入ります。
天然木で作られたものが多く並びます。手のひらに収まる大きさなので、持ち歩けるのも踏むものとの違いです。
商品名に「官足法正規品」と書かれたものがあります。官足法は、足全体をもむやり方の名前で、道具そのものの名前ではありません。
そのやり方では、当てる場所ごとに道具が決まっています。ウォークマットⅡは足の裏と側面を、体重だけでまとめて当てるもの。グリグリ棒は足の指と、足の側面や甲、くるぶしのまわり。赤棒は足の甲、かかとのまわり、足首から脚で、突起が二つ並んでいます。
棒が二本あるのは、当てる場所が分けてあるからです。一本は足の指や側面のような細かいところ、もう一本は甲やかかと、足首から脚のような広いところ。一つ渡せば足の全部に当たる、という作りにはなっていません。足の裏だけでよければ踏むほう、そこから外れた場所まで入れたいなら棒のほう。どちらかを一つ選んで渡すことになります。
足を乗せて転がすものが並びます。足の下で転がすほかに、手に持って先端を押し当てることもできます。
ただし、兼ねているのは使い方であって、当たる場所ではありません。踏むものほど面では当たらず、棒ほど一点にも入らない。どちらの当たりも中くらいという位置にあります。
強く当てるより、まんべんなく転がしたいという相手には、この形が合います。
青竹踏みは、孟宗竹や真竹を半分に割った形をしています。その丸みが、足の裏のくぼみにそのまま沿います。
竹の太さで、当たりの強さが変わります。太いものほど、土踏まずが強く押し上げられます。
天然の素材なので、濡れたまま置くと傷みます。水回りで使うものではありません。
木で作られたものは、竹より重く、踏んでも動きにくいのが持ち味です。40センチほどの長さのものが並び、両足を同時に乗せられます。竹と同じ天然の素材なので、水に濡らさないという点も同じです。
プラスチックのものは、軽くて扱いやすく、水洗いができます。表面に凹凸を付けてあるものが多く、竹のなめらかな丸みとは当たり方が違います。
風呂上がりに使ってもらうつもりなら、濡れても水気を落とせるプラスチックのほうです。居間に出しっぱなしにしてもらうなら、木や竹のほうが、家具のあいだで浮きません。
シリコン製・ゴム製のものには、クッション性があります。踏んでも足が痛くなりにくいので、竹やプラスチックの当たりが強すぎる相手に向いています。
床に置いたときずれにくいのも、この素材の特徴です。フローリングに置いても傷が付きにくい。床を傷めたくない住まいでは、そこが効きます。
硬すぎるものは、当たりが強くて続きません。相手が硬い当たりを好むかどうかが読めないときは、やわらかい側から入るほうが外れません。
同じ「足つぼマット」でも、突起の高さと硬さはまちまちです。並び方は写真で見えますが、どれだけ高く立っているかまでは分かりません。
素材が決めるのは、当たりの強さの上限です。シリコンやゴムなら、突起が高くてもクッションが受け止めます。竹や木やプラスチックなら、突起の形がそのまま足に来ます。
贈る相手が足つぼの道具を使い慣れているなら、硬い素材でも受け止められます。初めて使う相手には、素材のほうでクッションを持たせておくと外れ幅が小さくなります。
「足つぼマット」「指圧板」は、床に置いて足の裏を乗せるものです。「指圧マット」「スパイクマット」は、体を乗せるもの。名前が一字二字しか違わないのに、使う体の場所が違います。
見分けは寸法です。120センチを超える大きさが書かれていれば、体を伸ばして寝るためのものになります。枕がセットになっているものが多いのも、そちらの側です。
足つぼの道具のつもりで選ぶと、話が違ってきます。毎回、体を伸ばせるだけの場所を作ってもらうことになります。折りたためて収納袋が付いているのは、しまう前提の大きさだからです。
足つぼ棒として売られているものも、足だけの道具ではありません。
手に持って押す形なので、手が届く場所ならどこでも当てられます。足に渡したつもりの棒を、相手が肩や首に使う。そうなっても外れではありません。一つで足の裏にも肩にも使えるなら、渡したあとに置きっぱなしになりにくいということです。
足つぼの道具として渡しながら、使い道は相手に任せられる。それがこの形の強みです。
毎日踏んでもらうつもりなら、出しておける大きさと見た目かが分かれ目になります。
机の下や椅子の足元に入る長さの青竹踏みや、足つぼマットなら、置いたままにできます。大判の指圧マットは、そのつど広げて、使い終わったらたたむことになります。
同じジャンルの中に、置きっぱなしにできるものと、しまうものが混ざっている。相手の暮らしのどちらに合うかで、選ぶ側が変わります。
姿勢で分かれます。
棒のほうは、足を膝の上まで持ち上げて、体を折る姿勢になります。そこが楽にできる相手かが分かれ目です。踏むものなら、足を上げずに済みます。
踏むものは、立っても椅子に座っても使えます。立って乗れば体重がそのままかかり、体も左右に振れます。座ったまま使ってもらうなら、そこは起きません。同じ道具でも、どちらの姿勢で使うかで話が変わるということです。
当たる場所が違えば、重なりません。
踏むもので当たるのは足の裏の側です。棒なら、指のあいだや甲、足首まで届きます。踏むものを持っている相手に棒を渡すなら、今まで当たらなかった場所が増えます。
棒は手のひらに収まる大きさです。同じようなものが二本になっても、置き場所を取りません。相手が何を持っているか聞けないなら、重なっても困らない小さいほうからという選び方ができます。
保証ではありません。
商品名に「柔道整復師が推薦」「医学博士推奨」「鍼灸師共同開発」と並ぶものがあります。その道の人が形や当たりを見た、ということです。体の具合がどうなるかを約束した表示ではありません。
足つぼの道具は、体の不調を治すものとして売られていません。表示の言葉も、そこに合わせて作られています。選ぶときは、効き目の言葉ではなく、形と素材のほうを見ることになります。
足つぼの道具は、足のどこに当てるかで形が分かれます。
踏むものは、足の裏の面に体重で当たります。棒は、指のあいだや甲、足首に、点で入ります。ローラーはその中間。官足法のように、当てる場所ごとに道具を分けている作りもあり、一つで足の全部に当たるものはありません。
素材は、当たりの強さと手入れの手間を別々に決めます。当たりがやわらかいのはシリコンとゴム、硬いのは竹と木とプラスチック。水に強いのはプラスチックとシリコンやゴムで、竹と木は濡らせません。
足つぼの並びには、足専用でないものも混ざります。120センチを超える指圧マットは、寝て使う全身用。名前の似た足つぼマットや指圧板とは、乗せる体の場所が違います。
足つぼの道具を使うのが初めての相手に一つだけ渡すなら、当たりのやわらかいシリコンのものです。硬い当たりが好きだと分かっている相手には、土踏まずを押し上げる太めの青竹踏みを。踏むものはもう持っていそうな相手なら、踏むだけでは届かない場所に入る天然木の棒が喜ばれます。
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