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ハンドタオルは、毎日かばんに入れて持ち歩くものです。何枚あっても困らないので、退職や送別の場で人数分を配るときにも選ばれます。
ただ、探すときに厄介なことがあります。呼び名が定まっていないのです。同じ30センチ角のものが、タオルハンカチとも、ミニタオルとも、ハンドタオルとも呼ばれています。名前で絞ろうとすると、同じものを何度も見ることになります。
もうひとつ、タオル地でできていることが効いてくる場面があります。改まった席に持っていくものとしては、布のハンカチのほうが選ばれます。
いちばん小さいものは15センチ角ほどで、コースターと兼ねるような大きさです。20センチ角になると、子どもがポケットに入れる大きさ。25センチから30センチ角が、大人がかばんに入れて持ち歩く大きさです。34センチ前後になると、洗面所に掛けて使うものになります。
この幅がまるごと同じジャンルに並んでいます。15センチ角と34センチ角では、使う場所も渡す相手も別ものですが、商品としては隣同士に置かれます。
25センチ角をタオルチーフ、30センチ角をタオルハンカチと呼ぶことはありますが、決まりではありません。大きめのものをハンドタオルと呼ぶ店もあれば、ウォッシュタオルと呼ぶ店も、来客用としてゲストタオルの名前を使う店もあります。
同じ商品が、店を変えれば別の名前で売られています。名前で絞ろうとしても空回りするだけです。商品名の中に「30×30cm」のように寸法が入っているものは、そこだけ見れば足ります。入っていなければ、商品ページの説明のほうを見ることになります。
かばんに入れて持ち歩いてもらうなら、25センチから30センチ角です。折りたたんだときの厚みが出ないので、ポケットにも入ります。手を洗ったあとに二、三度当てるくらいなら、この大きさで足ります。
洗面所や台所に掛けておくものなら、34センチ前後から上です。家族が続けて使っても、乾いた面が残ります。持ち歩く相手にこの大きさを渡すと、かばんの中でかさばって使われません。逆に、洗面所に掛けるつもりの相手に25センチ角を渡すと、二人目で湿ります。
タオル地は、表面の輪が立っているぶん水をよく吸います。手を洗ったあとに二、三度当てれば乾きます。
布のハンカチは薄く、たたむと平らになります。胸のポケットに入れても膨らみませんし、広げたときの見え方が整います。吸う力ではタオル地に届きませんが、人の目に入る場面で使われてきたのは布のほうです。同じ「ハンカチ」でも、この二つは別の道具として並んでいます。
改まった席では、白や淡い色の布のハンカチが使われます。タオル地はくだけた印象になるので、そういう場に持っていくものとしては選ばれにくくなります。
そのため、両方を使い分けている人がいます。人前で出すときは布、移動中や手を洗うときはタオル地、という分け方です。贈るときに二つを比べる必要はありません。役割が違うので、どちらを渡しても、もう一方の出番がなくなることはないからです。
接客や営業のように、人の前でハンカチを出す機会の多い相手なら、柄も色も落ち着いたものにしておくと、どこで出しても浮きません。無地に近いもの、縁だけに色が入ったものが選びやすいところです。
家や職場の中で使うだけの相手なら、そこは気にせずに済みます。柄の入ったもの、色の強いものも渡せます。渡す相手が一日のどこでそれを出すかを思い浮かべてから柄を決めると、外れが減ります。
普通のタオルは、片面に柄を出すと裏は無地か色だけになります。シェニール織は違います。一度織り上げた布を糸の向きに沿って切り、それを横糸に使ってもう一度織るので、表にも裏にも同じ柄が出ます。
二度織るぶん手間がかかるので、値段は上がります。手触りはベルベットに近く、色が深く出ます。水を吸う力もあり、丈夫な織り方だとされています。ハンカチくらいの大きさなら手の届く値段なので、長く使ってもらいたいときの一枚になります。
十柄、十五柄と並べて、その中から選ぶ形の商品があります。食べ物の柄、動物の柄、季節の柄。相手の好みに寄せられるので、名前も何も入れずに「その人らしいもの」を渡せます。
人数に配るなら、全員に同じ柄でそろえるほうが手間がかかりません。一人ずつ変えると、相手を思い浮かべて選んだことがそのまま伝わります。渡す人数が十人を超えるようならそろえる側、数人までなら変える側と考えると決めやすくなります。
名前を入れられるもの、子どもが描いた絵をそのまま刺繍にするものが売られています。祖父や祖母へ渡す場面で使われる形です。
刺繍が入ると、その一枚は相手のものになります。ほかの贈り物なら、名前が入ると誰かに譲れなくなるところですが、タオルはもともと譲るものではありません。洗って使って古びていくところまでが、渡したもののうちに入ります。飾っておいてもらうより、毎日使って擦り切れてもらうほうが、この品には合っています。
配る場面なら、一枚で成立します。退職の挨拶、送別会、引っ越しの挨拶。人数が多くて一人ずつに何かを渡す場面では、むしろ重すぎないものが求められます。個包装のものを人数分そろえて、その場で手渡す形です。
一人に向けて贈るなら、値段の張らない一枚では物足りなくなります。二枚組にする、箱に入ったものを選ぶ、シェニール織のように織りで手のかかったものにする。この三つのどれかを通せば、一枚でも一つの贈り物として渡せます。
比べるものではありません。布は改まった席で人前に出すもの、タオル地は手を乾かすものなので、片方を渡してももう一方の出番はなくなりません。相手がどちらを何枚持っているかも、こちらからは見えません。
決め手になるのは、その相手に何を使ってほしいかです。毎日持ち歩いて減っていくものを渡したいならタオル地、席で出すものを整えてほしいなら布。改まった相手に形を作りたいのであれば、二つを一枚ずつ組にして渡す売り方もあります。
寸法、柄と色、織り。この三つで、渡す一枚が絞られます。
寸法は名前からは読めません。同じ30センチ角が、店によってタオルハンカチともミニタオルとも呼ばれます。持ち歩いてもらうなら25センチから30センチ角、洗面所に掛けてもらうなら34センチ前後から上です。商品名か説明に出ている数字だけを見れば足ります。
柄と色は、相手がそれをどこで出すかで決まります。人前に出す機会の多い相手なら落ち着いたものへ、家や職場の中だけで使う相手なら柄の強いものも渡せます。
織りでは、シェニール織が両面に同じ柄を出します。二度織るぶん値は張りますが、その一枚で贈り物として形になります。
改まった席で使ってもらうものが要るなら、布のハンカチのほうへ回すことになります。
人数分を配るなら、個包装のものを同じ柄でそろえます。一人に贈るなら、まず寸法を相手の使い方に合わせて、そのうえで柄か織りのどちらかに寄せた一枚へ。どちらの渡し方でも、使い切ってもらうところまでが渡したものになります。
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