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7件のうち5件が、同じ会社の同じシリーズでした。フィンランドの定番で、直径だけが15センチから26センチまで散っています。
形は全部同じです。縁の立ち上がり方も、底の丸みも、厚みも変わりません。差が出るのは直径と、釉薬の色だけです。
贈る側に残された選択は、どの大きさで、何色にするかの二つだけになります。素材を比べたり、作りを見比べたりする場面がありません。ほかのジャンルとはそこが違います。
色には長く作り続けられているものと、その年だけのものがあります。翌年には買えない色を渡すのか、いつでも足せる色にするのか。決め方が変わってきます。
直径ごとに、載せるものが決まっています。何を出す皿として渡すのかで、選ぶ一枚が変わります。
15センチの品が2件あります。大皿から取る、菓子を一つ載せる、漬物や小鉢の代わりに使う。食卓で一人ひとりの前に置く大きさです。
来客のときに数が要る大きさでもあります。すでに何枚か持っている家に一枚足しても、余ることがありません。値段も抑えられるので、贈り物として最初に選ばれます。
17センチの品が3件と、選べる形の品が一つあります。トーストが一枚、切り分けたケーキが一つ、朝食の卵と野菜が収まります。
家庭でいちばん出番の多い大きさです。取り皿としても使えて、主菜の一品を載せても足ります。どれか一枚を選ぶなら、この寸法が外れません。
21センチ台の深皿が一つ並んでいます。美濃で焼かれた品で、縁が立ち上がっていて底が深くなっています。汁の多い料理を入れても流れません。
麺類、煮込み、盛り付けた副菜。一枚で受け止める使い方に合います。表面をつや消しにした色で、和の食卓にも洋の食卓にも置けます。
23センチの品が一つあります。主菜と付け合わせを同時に載せられる大きさで、一人ぶんを一枚にまとめられます。
洗い物が減るので、平日の食事に使われます。大皿としても働くので、人が集まったときに料理を盛り付ける器にもなります。
物語の登場人物を描いた15センチの品があります。年ごとに柄が入れ替わり、その年だけの色や場面が出ます。
集めている相手には、並びが一つ増えるという意味を持ちます。使うためというより、飾って眺めるために買われることもある品です。
一つのシリーズが7件のうち5件を占めています。どれも設計が同じで、違うのは直径と色です。ここまで選択肢が絞られているジャンルは多くありません。
厚み、縁の角度、底の丸み。同じ型から出ているので、手に取ったときの感触は直径が変わっても同じです。重ねたときの収まりも計算されています。
比べる材料が少ないぶん、迷う時間は短くなります。そのかわり、選んだ色がそのまま贈り物の印象になります。素材や作りで語れる部分がないので、色の決め方が全部を左右します。
長く作られ続けている色があります。白、黒、灰色といった無彩色は、何十年も棚から消えていません。相手が気に入れば、来年でも再来年でも同じ色を足せます。
一方で、期間を区切って出される色があります。並んでいる品の色を見ると、深い緑、薄い青、くすんだ紫、古びた薔薇色といった名前が付いていました。こちらは在庫が終われば、次に出るかどうか分かりません。
その年だけの色は、二枚目を足せない可能性があります。気に入っても、同じ色でそろえることができません。一枚で完結させるつもりなら問題になりませんが、そろえたい相手には向きません。
逆に、限定という事実そのものが贈り物の理由になる場合もあります。集めている相手や、その色をずっと待っていた相手には、定番の白より届きます。相手が集める人かどうかで、判断が入れ替わります。
同じシリーズをすでに使っている家なら、色を合わせて足すのがいちばん安全なところです。並べたときに列が乱れず、来客のときにも同じ顔でそろいます。
外すという手もあります。取り皿だけ色を変えると、誰の皿かが分かりやすくなります。子どものいる家では、色で自分の一枚を決めている場合があります。相手の使い方が読めるなら、こちらのほうが喜ばれます。
相手のことが読めないときは、白か、それに近い色にします。何を載せても料理の色が沈まず、和洋どちらの食卓にも並びます。すでに何色か持っている家でも、白だけは足りていないことがあります。
黒や濃い灰色も同じ理屈で使えます。ただし料理が濃い色だと輪郭が消えるので、白のほうが幅は広くなります。迷った時点で白を選んでおけば、まず外れません。
色を決められないなら、大きさで差を付けます。相手が17センチを何枚か持っていそうなら、15センチか23センチ。用途が分かれるので、同じ色でも重なりません。
大きさが違えば、色をそろえたときの見え方も変わりません。むしろ同じ色で大小がそろっているほうが、棚に置いたときに整います。色で迷ったら、こちらから決めるほうが早く進みます。
贈った皿は、相手の食卓にすでにある器の隣に置かれます。日本の家なら、飯茶碗と汁椀と箸が横にあります。そこで浮くかどうかは、形の作りから決まります。
日本の器は手に持つ前提で作られています。飯茶碗も汁椀も、持ち上げて口へ運びます。高台が付いていて、指がかかる位置に厚みがあります。
西洋の皿は机に置いたまま使います。持ち上げないので底は平らで、縁だけが立ち上がります。並んでいる品も、この作りに従っています。混ぜて置いても、役割が分かれているので当たりません。
縁が高く立っていると、汁気のあるものを受けられます。煮物の汁も、麺のつゆも、皿の中に留まります。並んでいる中では美濃の深皿がこの形です。
縁が浅い皿は、盛り付けた料理が広く見えます。汁気のないものを載せる前提で、パンや焼き物、切った果物に向きます。相手が汁の多いものを作る家かどうかで、この一点が分かれます。
日本の器は薄く軽く作られたものが多く、持ったときに負担が出ません。西洋の皿は置いて使うぶん、厚く重く作られています。
並んでいる中には、美濃の皿で軽さを掲げた品があります。手に持つ習慣のある家では、この一点が使われるかどうかを分けます。持ち上げない皿でも、洗って棚へ戻すときの重さは毎日効いてきます。
日本の器は土の色を残したものが多く、灰色や茶色や薄い青に寄っています。北欧の皿の色は釉薬で作られた発色で、隣に並べると彩度が違います。
つや消しの色なら、和の器と並べても段差が出ません。並んでいる美濃の品がその作りです。北欧の皿を渡すなら、白や薄い灰色を選ぶと食卓の中で落ち着きます。
すべてを同じシリーズでそろえている家はまれです。和食器と洋食器を混ぜて、料理によって出し分けている家がほとんどです。
渡す一枚も、その中に混ざります。相手の食卓を思い出せるなら、そこに無いものを選びます。深い皿ばかりの家には平らな一枚、白い器ばかりの家には色のある一枚。空いているところが分かれば、選ぶのは早くなります。
無地の白か、それに近い色を選びます。持っていれば足りない一枚として収まり、持っていなくても単体で使えます。色が主張しないので、他の器と並べたときにも当たりません。
聞ける相手なら、色の名前だけ確かめます。同じシリーズは色で管理されているので、それが分かれば足すか外すかを決められます。写真を送ってもらえるなら、そこから読み取ることもできます。
大きさによります。15センチの取り皿を一枚だけ渡すと、確かに物足りなく見えます。23センチの皿なら一枚で場が持ちます。
小さい皿を選ぶなら、二枚か三枚を組にします。あるいは大きさの違う二枚を合わせると、用途が分かれるので枚数の少なさが気になりません。金額を上げずに形を付けたいときは、こちらの組み方が効きます。
古くから、割り切れない数を選ぶ習慣があります。三枚、五枚といった奇数です。四という数を避ける考え方も残っています。
ただし今は二人ぶんで二枚という渡し方も普通に行われています。相手の家や地域で気にする場合があるので、改まった場面なら奇数にしておくと角が立ちません。日常の贈り物であれば、使う人数に合わせるほうが実用的です。
相手が集めている人なら、むしろそちらを選びます。定番の色はいつでも買えるので、贈られる意味が薄くなります。限定の色は、渡すこと自体が理由になります。
普段使いとして渡すなら定番の色です。割れたときに同じものを足せますし、枚数をそろえていく余地も残ります。相手がどちらの使い方をする人かで決まります。
浮きません。日本の家庭では和食器と洋食器を混ぜて使うのが普通で、料理によって出し分けています。むしろ持っていない形の皿ほど出番が見つかります。
気になるなら、つや消しの色か、白を選びます。土の色に寄った器の隣に置いても段差が出ません。深さのある皿なら、煮物や麺類にも使ってもらえます。
直径が大きいほど場所を取ります。23センチを超えると、棚板の奥行きによっては立てて入れることになります。集合住宅の備え付けの棚では、収まらない場合があります。
分からないときは17センチ前後にとどめます。どの家の棚にも入る寸法で、使い道も広くなります。大きい皿を渡すなら、相手の台所を見たことがあるかどうかを思い出してから決めます。
このジャンルで比べるところは二つしかありません。直径と、色です。同じ設計の皿が大きさ違いで並んでいるので、素材や作りを見比べる工程が丸ごと省けます。
直径は、相手が何を載せるかで決めます。取り分けるなら15センチ、毎日の一品なら17センチ、汁気のあるものを受けるなら深い21センチ台、一皿でまとめるなら23センチ。ここが決まれば候補は一つか二つになります。
色は、相手が集める人かどうかで分かれます。集める人には、その年だけの色が届きます。普段使いとして渡すなら、いつでも足せる無彩色です。読めないときは白にしておけば、何を載せても料理が沈みません。
相手がすでに同じシリーズを持っていそうなら、色を合わせるか、大きさをずらします。どちらでも重なりません。取り皿だけ色を変えるという足し方も、家の中では自然に働きます。
日本の食卓に置かれることも忘れずに考えます。和の器と混ぜて使われるので、つや消しか白なら段差が出ません。相手の食器棚に何が並んでいるかを思い浮かべながら、空いているところに入る一枚を選んでみてください。
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