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鯛を贈るというと、めでたい魚を届ける話に聞こえます。ところがこの分野で売れ続けているものを見ると、そういう品はごく一部です。多くを占めるのは、百日祝いの膳に必要な物をまとめた一式でした。
赤ちゃんの生まれた家には、生後100日ごろにやることが決まっています。揃えるものが細かく、店を何軒か回らないと集まりません。そこを箱ひとつで済ませるための商品が、この分野の主役になっています。喜ばせるというより、段取りを肩代わりする形です。
残りは食べるための鯛で、こちらは日にちの縛りがありません。刺身にする塊と、骨を抜いた切り身。同じ魚でも、渡す理由がまったく別のものになります。どちらを選ぶかは、相手の家に用があるかどうかで決まります。
7本ほどの並びは、儀式に使う品と食べる品に割れています。順に見ていくと混ざるので、次の四つに答えを出してから開きます。
赤ちゃんの生まれた家なら、生後100日ごろに百日祝いがあります。その日に膳を整えるための一式が、この分野の中心です。用があるなら迷わずそちら。ないなら、食べるための鯛を見ます。ここで分野の中が二つに分かれます。
膳の一式に入る鯛は300グラムから400グラムほどで、1人か2人で食べる大きさです。祝いの席に人が集まるなら、鯛だけ大きいものに替えられる商品もあります。刺身用のものは900グラムから1キロほどで、こちらは何度かに分けて食べる量になります。
刺身用は凍らせて届きます。相手の冷凍庫に場所が要り、解かす時間もかかります。膳の一式は冷蔵で届くものと冷凍のものがあり、当日の朝に慌てないよう、どちらかを先に見ておきます。相手が受け取れる日も合わせて決めます。
小さい子どものいる家には、骨を取った切り身が並んでいます。焼くだけで出せる形なので、台所に立つ時間が短い家に向きます。尾頭付きは見た目が要る場面のもので、日常の食卓には手間が勝ちます。
百日祝いは、赤ちゃんが生まれて100日ほど経った日に、食べる真似をさせる行事です。膳に何を並べるかが決まっていて、揃えるほうに手間がかかります。この分野の商品は、そこを丸ごと引き受ける形で作られています。
焼いた尾頭付きの鯛、はまぐりの吸物、歯固めの石、祝い箸、敷き紙、飾り。商品によっては赤飯まで入ります。買い足すものがほとんど残らない組み方です。赤ちゃんの世話をしながら魚屋と乾物屋を回らずに済む、というのが実際のところです。
歯固めの石は、丈夫な歯が生えるようにという意味で膳に置くものです。神社で借りて後で返す方法もありますが、その一手間が重い時期でもあります。石が同じ箱に入っていることは、当日その場で膳が完成するということです。細かいようで、ここが効きます。
生後100日はあくまで目安で、家の都合や赤ちゃんの機嫌で前後します。届く日を早めに決めすぎると、冷蔵の品は待てません。冷凍のものを選ぶか、日にちが固まってから注文するか。渡す側が先走って手配すると、かえって縛ることになります。
尾頭付きの鯛を家庭の魚焼き器に入れるのは、大きさの点で無理があります。切って焼けば形が崩れ、膳に載せる意味がなくなります。炭火で焼いた品なら、家では出せない焼き色が付いた状態で届きます。渡す側が引き受けているのは、この工程です。
行事のない家に膳の一式を渡すと、使い道がありません。用があるかどうかを先に確かめてから選ぶ品です。
7本ほどの並びは五つに分かれます。膳の一式が四つを占め、残りが食べるための鯛です。用途が違うので、型を先に決めてから中身を見ます。
天然の鯛を炭火で焼き、九十九里の蛤、歯固めの石、祝い箸、飾り、作り方の案内までまとめた形です。産地は淡路や明石、泉州、瀬戸内。買い足すものが残らないので、当日の朝に慌てません。この分野の上位にあり、受賞歴を掲げた商品もあります。
尾頭付きの焼き鯛に、はまぐりの吸物と飾りを添えた形です。歯固めの石や赤飯は入らないので、そこは家で用意する前提になります。すでに膳や器がある家、二人目以降の家に向きます。値段は一式より抑えられます。
吸物と石に加えて、赤飯と敷き紙、膳の飾りまで入る形です。冷蔵と冷凍のどちらで届くかを選べる商品もあります。はじめての百日祝いで、何を揃えればよいか分からない家に渡すなら、この型がいちばん親切です。
鯛を400グラムに増やすなど、中身を組み替えられる形です。祝いの席に人が集まる家、大人が何人かで取り分ける家に向きます。膳の道具は同じで、魚の量だけが変わります。相手の家の人数を聞けているときに使えます。
刺身用に切り分けて凍らせたものと、骨を取った切り身の個包装があります。前者は熊本の天草で育った真鯛を900グラムから1キロほどで、小分けにして凍らせてあります。後者は長崎の鯛を一口大にした形で、焼くだけで出せます。どちらも日にちの縛りがありません。
同じ鯛でも、相手の家に行事があるかどうかで渡すものが変わります。相手別に見ておきます。
祖父や祖母が膳の一式を送る形が、この分野でいちばん多い使われ方です。石も箸も飾りも入るので、若い親が調べて回る手間がなくなります。日にちが決まってから送りたい旨を先に伝えておくと、相手も予定を教えやすくなります。
膳の一式は家族が用意することが多いので、外から送ると重なることがあります。すでに誰かが手配していないか確かめてから決めます。重なりを避けたいなら、日にちの縛りのない食べる鯛のほうが収まります。
骨を取った切り身が向きます。一口大で個包装なので、必要な数だけ出せます。焼くだけで一皿になるので、台所に長く立てない時期の家に渡すと実際に使われます。値段も抑えられていて、繰り返し渡せます。
刺身用に凍らせたものが選べます。900グラムから1キロほどあり、小分けにしてあるので何度かに分けて使えます。解かす手間はかかりますが、鯛を刺身で食べる機会はそう多くないので、渡す品としては目新しさが残ります。
この分野は選びません。膳の一式は使う日がないと箱のまま残りますし、丸ごとの鯛は台所の負担になります。相手の家に用があるかどうかが、この分野を選ぶ唯一の条件です。
魚の苦手な家や、骨を気にする年配の相手がいる場合も、先に確かめてから決めます。
この分野は2,480円から9,342円ほどです。膳の一式は3,000円前後に集まっていて、値段の差は中身の点数と鯛の大きさから来ています。上のほうは食べるための鯛が占めます。
2,950円から3,480円ほどで、必要な物が揃った一式が選べます。中身の点数で少し変わりますが、どれを選んでも当日の膳は成り立ちます。金額を上げるより、石や赤飯が入っているかを見るほうが実際の役に立ちます。
鯛を大きくした組が3,000円前後にあります。値段の差はほぼ魚の分だけで、道具の点数は変わりません。大人が何人かで取り分けるなら、300グラムでは足りません。人数を聞いてから決められるなら、こちらを選びます。
2,480円ほどで、骨を取った切り身が5個入ります。1個あたり500円ほどなので、繰り返し渡しても重くなりません。子どものいる家や、料理に時間をかけられない家に向きます。
9,342円ほどで、刺身用に凍らせた1キロ近い塊が選べます。この分野では飛び抜けて高いほうですが、鯛を刺身で食べる機会を作る品なので、金額の意味が変わります。相手の冷凍庫に場所があるかだけ、先に見ておきます。
決まりはありません。ご親族が送る例も、親が自分で頼む例も両方あります。外から送るなら、すでに誰かが手配していないか先に確かめておきます。膳は一家に一つあれば足りるので、重なると片方が余ります。
冷凍で届く商品なら、先に送っておいて相手の都合で解かしてもらえます。冷蔵の品は待てないので、日にちが固まってから注文します。生後100日はあくまで目安で前後するため、こちらから日を指定してしまわないほうがうまくいきます。
祝いの品として扱う店が多く、掛け紙や表書きに応じてもらえる場合があります。ただし膳の一式は箱の中身が細かいので、外の箱に掛ける形になります。注文の前に各ページの案内を見ておきます。
一式に入っている商品なら、そのまま使えます。入っていない組もあるので、相手に用意させたくないなら、石が入ると書かれたものを選びます。神社で借りる方法もありますが、赤ちゃんを連れて行く手間が増えます。
膳の一式は箱が大きく、届いた日から当日まで場所を取ります。冷凍の品なら冷凍庫を空けてもらう必要があります。着く日を先に伝えておくと、相手が場所を作れます。ここを黙って送ると、相手を慌てさせます。
膳の品は焼き上がった状態で届きます。当日は温め直すだけなので、台所に立つ時間はほとんどかかりません。刺身用と切り身のほうは、受け取った側が調理する前提です。
骨を取った切り身なら、そのまま食べさせられます。尾頭付きは骨が残るので、取り分ける大人の手が要ります。渡すときに、どちらの形かを一言伝えておくと相手が準備できます。
この分野は選ばないほうが無難です。丸ごとの鯛は見た目で敬遠されることがあり、量も多くなります。家族の誰かが食べられないと分かっているなら、別の分野から探します。
この分野を開く前に、確かめるのは一つです。相手の家に、日にちの決まった用があるか。赤ちゃんが生まれて100日ごろの家なら、膳の一式がそのまま役に立ちます。行事がないなら、食べるための鯛のほうを見ます。
膳を送るなら、重なりを避けるのが最初の仕事です。誰かがすでに手配していれば、二つ目は箱のまま残ります。一言確かめてから注文すれば、それだけで無駄がなくなります。日にちも、こちらから決めずに相手に決めてもらいます。
渡したあとの受け取り方も、行事の品は少し違います。使う日が来るまで感想は返ってきませんし、当日は写真を撮るので手いっぱいです。後日その話が出れば、それで届いています。
海のものをほかにも見るなら魚介・海鮮セットに幅があります。まとまった量を渡すならカニ、少量で格を出すならウニから探せます。
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