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自分のためには買わないのに、届くとその日の食卓が決まるのがうなぎです。夏に一度は食べたいと思いながら、店で買うまではしない人も多いところ。
商品名には、重さが書かれています。110gから270gまで幅があり、そこに「大」「特大」「特々大」といった呼び名が添えられます。
そして、この呼び名だけでは大きさが決まりません。読むのは重さのほうで、そこから何人で食べられるかも出てきます。
うなぎは一般に、70gから100gほどで一人前とされています。ご飯とのつり合いでいうと、丼にちょうど収まるのが100gから120g、多めに盛るなら150g前後。この目安があれば、商品名の重さから何人ぶんかを自分で出せます。
165gが2尾なら合わせて330g。70gずつなら4.7人ぶん、100gずつなら3.3人ぶんにあたります。140gが3尾で420gなら、6人ぶんから4.2人ぶん。まず割ってみると、その商品がどのくらいの規模かが分かります。
商品名には「2〜4人前」「約3〜5人前」といった書き方が添えられています。ここで注意したいのは、この数字が一人前70gから100gという目安どおりには振られていないことです。
330gを「2〜4人前」とするなら、4人のときが一人あたり83gで目安の中、2人のときは165gになります。420gの「約3〜5人前」も、5人なら84g、3人なら140g。人数の少ないほうは、たっぷり食べる想定の数え方だということです。控えめに見るなら、書かれた人数の多いほうで考えるほうが実際に近くなります。
商品名の「大」「特大」「超特大」「特々大」は、店ごとに指す大きさが違います。同じ「特大」でも、165gのものと270gのものが並びます。よく出回るのは1尾100g前後から200g前後までなので、270gはその上を行く大きさです。
つまり、呼び名だけを見ても他の商品と比べられません。読むのは、隣に書かれた重さのほう。ここさえ押さえておけば、店をまたいでも同じ物差しで見られます。
「長蒲焼」「長焼き」と書かれたものは、一尾を開いたまま焼いた形です。重箱や丼に一枚そのまま載るので、開けたときの姿がいちばん大きく出ます。
「カットうなぎ」は食べやすい大きさに切り分けたもの、「きざみうなぎ」はさらに細かくしたものです。どこからがきざみかは決まっていませんが、きざみのほうは半分に切ったものより小さく、丼のほか巻きずしやちらしにも混ぜられます。一度に一尾を食べ切らない相手なら、切ってあるぶん取り出す量を選べます。
蒲焼きがタレを塗りながら焼くのに対して、白焼きは何も付けずに焼いたものです。形の話ではなく、タレを使うかどうかの違い。白焼きも長焼きの形で売られていることが多く、蒲焼きと白焼きを一尾ずつ組んだものもあります。
タレの味が乗らないぶん、うなぎそのものの脂と身の味が前に出ます。ご飯に載せる前提の蒲焼きと違って、そのままつまむ形になるところ。同じ一尾でも、食卓での役どころが変わります。
うなぎの蒲焼きは、真空パックに入って冷凍で送られます。商品名の「個包装」「小分け」は、一尾ずつ、あるいは一食ずつ袋が分かれているという意味。まとめて解凍せずに、要るぶんだけ出せます。
冷凍便なので、相手の冷凍庫に空きが要ります。200gが2尾なら場所も知れていますが、500gや1kgのカット詰め合わせとなると、空けてもらう量が変わってくるところ。あわせて、ほとんどの商品にタレと山椒が付き、何袋入るかまで書かれているものもあります。箱は簡易箱、化粧箱、風呂敷から選べる商品もあり、渡す相手によって変えられます。
関東と関西では、蒲焼きの作り方が分かれます。関東は一度蒸してから焼き、関西は蒸さずにそのまま焼きます。蒸すことで余分な脂が抜けて身がやわらかくなり、蒸さなければ皮が香ばしく仕上がるとされています。同じ蒲焼きでも、噛んだときの手ごたえが違ってきます。
商品名の「地焼き」は、蒸さずに焼いた側を指します。「炭焼」とあれば炭火で焼いたもので、こちらは蒸すかどうかとは別のこと。二つが同じ商品名に並ぶこともあります。
開き方も分かれていて、関東は背中から、関西は腹から開きます。武家の関東では腹を切るのを嫌った、商人の関西では腹を割るのがよいとされた、という言い伝えもあります。
一方で、焼き方から説明されることもあります。蒸すと身がやわらかくなりすぎるので、関東では身の厚い背側に串を打つ、という順序です。どちらが本当かはさておき、開き方と蒸すかどうかが土地ごとに組になっているのは確かなところです。
ここで困るのが、蒸してあるかどうかを書いていない商品が多いことです。「地焼き」と入っていれば蒸していないと分かりますが、書いていないものが蒸してあるとは限りません。
産地の表記も、この判断には使えません。鹿児島県産、静岡県産、愛知県産と書かれているのは、うなぎが育った場所のこと。どこで焼いたか、どう焼いたかとは別の話です。相手の住んでいる土地や、いつも行く店の焼き方が分かるなら、そこに寄せるほうが近くなります。分からないなら、蒸し方まで当てにいかず、重さと形で選ぶことになります。
開けたときの姿でいえば、長焼きが一枚そのまま入っているほうが目を引きます。カットやきざみは、袋の中で小さく分かれているぶん、そこは弱くなります。改まった相手や、その場で開けてもらう場面なら長焼きです。
ただし、食べる側の手間は逆になります。カットやきざみは切る手数が要らず、一度に使う量も選べる。一人暮らしの相手や、少しずつ食べる家では、そちらのほうが最後まで残らずに済みます。長焼きときざみを組んだものもあるので、両方を一つの箱で渡すという手もあります。
うなぎを食べ慣れていて、味の違いを楽しむ相手なら選択肢に入ります。タレの甘辛い味を思い浮かべている相手には、届いてから戸惑わせることもあるからです。
初めて贈る相手や、家族でご飯と一緒に食べる相手なら、蒲焼きのほうが行き先を選びません。どちらが好みか分からないときは、一尾ずつ組んだものから選ぶ手もあります。
一人前はおよそ70から100グラムです。商品名の重さを割ってみると、その商品の規模が出ます。165gが2尾で330gなら、70gずつで4.7人ぶん、100gずつで3.3人ぶん。
商品名の「〇人前」は、人数の少ないほうがたっぷり食べる想定です。330gを「2〜4人前」とするなら、2人のときは一人165gにあたります。目安どおりに振られた数字ではない、というところ。
「特大」がどこからかは、店によって違います。同じ「特大」に165gと270gが並ぶので、呼び名だけでは店をまたいで比べられません。重さのほうを見れば、どこの商品でも同じ物差しになります。
改まった相手には、長焼きを化粧箱で。開けたときに一枚そのまま見えます。家で少しずつ食べる相手には、カットやきざみを個包装で。冷凍で届くので、大きい詰め合わせほど相手の冷凍庫を借りることになります。
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