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汁椀は毎日手に持つのに、欠けるまで買い替えません。十年前のものをそのまま使っている家があるので、外から新しいものが来たときに入れ替わります。
まず決まるのは、木のものか、プラスチックのものかです。商品名に「木目」とあっても、木でできているとは限りません。
そしてもう一つ、食洗機と電子レンジに入れられるかどうかが決まります。ここは、相手の台所の使い方で分かれます。
商品名に並ぶ「木目」は、見た目のことを言っています。プラスチックに木の模様を写したものにも、同じ言葉が付きます。木でできているものは、「木製」「天然木」と別の言葉で書かれます。
ABSやPETといったプラスチックを溶かし、型に流して椀の形にしたもの。そこへ木目を写せば、見た目は木の椀になります。軽くて割れにくく、値段も抑えられています。
木のものは、天然木を削り出した木地に、漆やウレタンを塗ったものです。削り出しているので、一つずつ木目が違います。写した木目は、同じ模様が繰り返されます。
天然木は熱を伝えにくいので、熱い味噌汁を入れても、器の外側はそれほど熱くなりません。片手で持ち上げられます。
プラスチックのものは、やや熱を感じます。熱いものを持つのが苦手な相手、握力の落ちてきた相手には、この差が毎日出ます。熱くて持てないと、両手で抱えることになります。
木のものは、一つずつ削って塗ります。手をかけたぶん、値段は上がります。同じ大きさでも、プラスチックのものとは桁が変わることがあります。
家族ぶんそろえるなら、そこが効いてきます。数をそろえたい家にはプラスチックのもの、一つを長く使ってもらうなら木のものという分かれ方をします。
「木目」「木目調」は模様のこと。「木製」「天然木」と書かれていれば、木でできています。この二つは並んで置かれていることが多いので、読み飛ばしやすいところです。
木のものを渡したいなら、素材の欄まで開くことになります。材料の名前にABSやPETと書かれていれば、そちらはプラスチックです。名前だけで決めると、思っていたものと違うものが届きます。
商品名に「食洗機対応」「電子レンジ対応」と書かれたものが並びます。わざわざ書いてあるのは、入れられないものも並んでいるからです。相手の台所に機械があるかどうかで、選ぶ側が分かれます。
木地に漆を塗ったものは、高い温度と強い洗剤が苦手です。食洗機の中は熱い湯と強い洗剤が回るので、塗りが曇ったり、はがれたりします。電子レンジも、器そのものが温まるので同じことが起きます。
だから、昔ながらの塗りのものには、対応の表記がありません。柔らかいスポンジと中性洗剤で洗い、水気を取る。そうやって使う前提で作られています。
漆の代わりに、熱と洗剤に耐える膜を焼き付けたものがあります。商品名に、その塗りの名前が入っていることがあります。「コート」という語が付いていれば、その類です。
ただし、書かれているのが食洗機だけのこともあります。電子レンジまで通るかどうかは、商品ごとに違います。木の手ざわりを渡したいけれど相手が食洗機を使っている、という場合に選べるのが、この木のほうです。
もともと熱と洗剤に強い材料なので、食洗機も電子レンジも通ります。冷めた汁を椀のまま温め直せるのは、この材料のものです。
一人暮らしを始める相手、共働きで機械に頼っている家。そういう家では、手で洗う時間を増やさずに済みます。これがプラスチックの側の強みです。
対応と書かれていない椀を、機械に入れると傷みます。書いていないものは、入れられないものだと考えることになります。
渡す相手が食洗機を使っているかどうかは、台所を見たことがあれば分かります。分からないなら、両方に対応したものを選ぶと、相手の使い方を縛りません。
「4.5寸」と書かれたものと、「360ml」と書かれたものがあります。前者は口の直径、後者は入る量です。同じ椀の話をしているのに、測っている場所が違います。
4.5寸なら、口の直径がおよそ13.5センチ。4寸なら12センチで、こちらの寸法が日ごろ使う汁椀の標準に近くなります。
寸の数字は、口の広さだけを言っています。深さは書かれていないので、同じ4.5寸でも入る量は違います。深さを知るために、もう一つの書き方があります。
360mlと書かれていれば、そこまで入るということ。味噌汁なら、たっぷりよそって余裕がある量です。具だくさんの汁物を作る家なら、この数字のほうが当てになります。
寸だけが書かれているものは、写真で深さを見ることになります。浅くて広い椀と、深くてすぼまった椀では、同じ寸でも中身の量が変わります。
4.5寸あたりから、汁椀としては大きい側に入ります。深さがあるので、麺類や丼、雑煮にも回せます。一つで何役もこなせるのが、この大きさです。
そのぶん、食卓での場所を取ります。すでに丼を持っている家なら、標準の大きさで足ります。一人暮らしを始める相手には、大きめのほうが働きます。
同じ形の椀を重ねて置けるものがあります。何個か組で渡すなら、重ねたときの高さが置き場所を決めます。
食器棚の一段は、思ったより低いものです。重ならない形のものを何個も渡すと、棚の一段がそれで埋まります。組で渡すつもりなら、そこを先に見ておくと収まります。
食卓を囲む人数より、一つ多いくらいが収まります。二人暮らしなら三つ、四人家族なら五つ。欠けたときの替えになり、来客のときにも足ります。
一人暮らしを始める相手には、二つで足ります。一つだと、洗って乾くまで次に使えません。すでに家族ぶんそろっている家へ渡すなら、同じものを足すより、いま無いもの、たとえば丼にも使える大きめの一つを足すほうが働きます。
相手が台所の機械を使っているかどうかで決まります。食洗機を回している家に、その椀だけ手で洗うものを足すと、そこで後回しになります。毎日使うものなので、扱いの違いはそのまま積み上がります。
食器を手で洗っている家、洗うことを苦にしない相手なら、木のものが効きます。熱い汁を入れても持ちやすく、削り出しなので木目が一つずつ違います。改まった場面に渡すなら、こちらのほうが場に合います。
木かプラスチックか、そして機械に入れられるか。この二つが決まれば、あとは大きさの話になります。
先に決まるのは、素材です。「木目」は模様のことで、木でできているとは限りません。木のものを渡したいなら、材料の欄にABSやPETと書かれていないかが分かれ目です。天然木は熱を伝えにくいので、熱い汁を入れても片手で持てます。そのかわり、一つずつ削って塗るぶん、値段は上がります。
次に、台所の機械です。漆の塗りは熱と洗剤に弱いので、食洗機と電子レンジには入れられません。対応と書かれていない椀は、手で洗う前提のものです。木の手ざわりを渡したいなら、熱と洗剤に耐える膜を焼き付けたものが選べます。
大きさは、寸が口の直径、ミリリットルが入る量。4.5寸で13.5センチ、4寸で12センチ。大きめのものは丼や麺類にも回せます。組で渡すなら、重ねられるかどうかが置き場所を左右します。
食洗機を回している家には、重ねられるプラスチックのものを人数ぶんと一つ。手で洗う家なら、天然木のものへ寄せられます。一人暮らしを始める相手には、丼にも使える大きめのものを二つというのが、いちばん長く使われます。
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