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この分野で長く売れ続けているのは7件です。そのうち4件は、同じ絵柄のカードを別々の店が出したものです。100年以上前に描かれた図案で、権利が切れているため誰でも印刷できます。
同じ絵ということは、カードそのものに差がないということです。78枚の並びも、描かれているものも変わりません。それでも値段には倍以上の開きがあります。
差が出ているのは、箱に一緒に入っているものです。日本語の解説書が何ページあるか、持ち運ぶ袋が付くか、大きさをどう変えてあるか。7件のうち5件は、商品名に「日本語解説書付き」と刷ってあります。
残る2件はカードではなく、カードを置くための布です。並べる道具まで同じところに並んでいるのは、この分野が机の上で使うものだからです。ここでは7件が何で分かれているのか、渡した相手が何を必要とするのかを順に並べます。
7件は、カードそのものと、カードを使うための道具に分かれます。カードのほうも、絵の出どころで三つに割れます。同じ場所に並んでいますが、渡す相手が違います。
ウェイト版、ライダーウェイト版と呼ばれる図案です。7件のうち4件がこれで、いちばん数が多くなっています。占いの解説書や入門書もこの絵柄を前提に書かれているものが大半です。
初めて手にする人には、この絵柄がいちばん扱いやすくなります。調べれば意味の説明がいくらでも出てくるためです。店ごとに紙の質や刷りの色味は違いますが、描かれているものは同じです。
昔の図案ではなく、絵を新しく描いて作ったカードです。この分野には猫を主題にした一件が並んでいて、監修者の名前が商品名に入っています。カードの意味は昔の並びを踏襲しつつ、絵は別のものになります。
絵柄で選びたい人に向きます。ただし解説書もその絵に合わせて書かれているので、他の入門書と見比べにくくなります。すでに一組持っている人が、二組目として選ぶことの多い形です。
オラクルカードと呼ばれる種類です。この分野には一件並んでいて、天使を主題にしたものになります。枚数の決まりがなく、正しい向きと逆さの向きで意味を変える読み方もありません。
一枚引いて、そこに書かれた言葉を読むという使い方です。タロットより覚えることが少ないので、始めるまでの段差が低くなります。タロットを想定して選ぶと別のものが届くので、商品名の「オラクル」の三文字を見落とさないようにします。
タロットクロスと呼ばれる敷き布です。7件のうち2件がこれで、カード本体は入っていません。65センチ角の大判で、ベルベットの厚手のものが並んでいます。
裏に滑り止めが付いていて、机の上でずれないようになっています。持ち運ぶための袋が付く品もあります。カードを持っている相手に足すものなので、贈る前にその人が使っているかどうかを確かめます。
同じ図案のカードが4件並んでいます。刷られている絵に差がない以上、値段の違いはカード以外のところから来ています。何が一緒に入っているかを読むと、その差の中身が分かります。
ウェイト版の絵は、1900年代の初めに描かれたものです。権利の保護が切れているので、どの店でも印刷して売ることができます。同じ場所に似た商品名が並ぶのは、そのためです。
店が違っても、絵は同一のものが刷られています。剣の本数も、人物の向きも、背景の色使いも変わりません。買う側から見れば、カードの中身で選び分けることができない状態です。
タロットは22枚の大アルカナと56枚の小アルカナ、合わせて78枚で一組です。この枚数と並びは決まっているので、どの店の品でも同じです。入門書に書かれた順番のまま使えます。
一枚でも欠けると読み方が変わるので、届いたら枚数を数えることになります。ミニサイズの品も枚数は同じで、小さくなっているだけです。中身が同じだという前提があるから、周りのもので比べることになります。
商品名に「60ページ」「90ページ」「A5日本語解説ガイド」といった表記が並びます。カードだけ渡されても、78枚それぞれの意味を覚えていなければ読めません。解説書の厚さは、そのまま使い始めやすさになります。
輸入されたままの品には、英語の小さな紙しか入っていないことがあります。この分野で「日本語解説書付き」が商品名の前に来るのは、そこが選ばれる理由になっているからです。厚い解説書が付く品ほど、値段も上に来ます。
ミニサイズ、ポケットサイズと書かれた品が並んでいます。標準の大きさは手のひらより大きく、片手では扱いにくいものです。小さくしてあると、混ぜる動作が楽になります。
小さいぶん絵の細部は見にくくなります。絵を読み解く使い方をする人には、標準の大きさのほうが向きます。持ち歩くのか、机に置いたままにするのかで選び分けます。
カードは角が傷むと分かってしまうので、入れ物が要ります。箱のままでは持ち歩けないため、布の袋やポーチを添えた品が並んでいます。付いていない品を選ぶと、相手が別に用意することになります。
クロスと袋が両方付いた品もあります。値段の差はここでも出ていて、付属が増えるほど上に来ます。何も付かない品は、その分いちばん軽い金額に来ます。
このカードは、手に持ったまま読むものではありません。何枚かを決まった配置で机に置き、それを見渡して読みます。7件のうち2件が敷き布であるのは、その場所を作るためです。
一枚だけ引く読み方もありますが、三枚、五枚、十枚と並べる読み方が知られています。十枚並べる形では、縦にも横にも広がります。座卓でも足りないことがあります。
置いた配置そのものに意味があるので、途中でずらせません。読み終わるまでその形を保つことになります。場所の要る道具だという前提で、渡す相手の家を考えます。
机に直接置くと、カードの縁が板に密着して指が入りません。爪を立てて拾うことになり、角が傷みます。布の上なら沈むので、端を摘まめます。
ベルベットの厚手が選ばれているのは、この沈み方のためです。65センチ角という大きさは、十枚並べる形が収まる寸法になっています。厚みのある布ほど、扱いは楽になります。
薄い布だけでは、カードを置くたびに布ごと動きます。この分野の品には、裏側に滑り止めを付けたものが並んでいます。机がつるつるした素材でも、布が定位置に留まります。
滑り止めのない布は、洗いやすいかわりに使うたび敷き直すことになります。どちらを取るかで選び分けます。商品名にその表記があるかどうかで見分けられます。
人前でカードを並べる場面では、布ごと持っていくことになります。クロスに袋が付いた品が並んでいるのはそのためです。畳んで鞄に入る大きさに作られています。
家でしか使わない相手には、袋の有無は値段の差でしかありません。集まりや催しで人に見せる相手なら、そこが効いてきます。渡す前に、その人がどこで使っているかを知っておくと外しません。
小さいカードは、並べたときに占める面積が小さくなります。座卓や事務机でも十枚の形が収まります。持ち歩く目的だけでなく、場所の都合で選ばれることもあります。
住まいが手狭な相手には、この大きさが現実的です。大きいカードは絵が見やすいかわりに、広げる場所を要求します。相手の机の広さが分からないなら、小さいほうが使われずに終わる心配が減ります。
絵柄を楽しむ品として渡すこともできます。ウェイト版の図案は美術の題材として扱われることも多く、絵を眺めるだけで持っている人もいます。占いの道具としてではなく、絵の入った一組として渡す形です。
とはいえ、興味のない相手には使われずに終わります。話題に出たことがないなら、別の品を探すほうが確かです。この分野は好みがはっきり分かれるので、相手が口にしたことがあるかどうかが分かれ目になります。
枚数の確認をしたいなら、開けても差し支えありません。ただし、使う人によっては最初に触るのは持ち主でありたいと考えます。開けたことを黙って渡すより、確かめたと伝えたほうが行き違いになりません。
封を切らずに渡したいなら、届いた箱の重さと外装で判断します。輸送で角が潰れていないかは、外から見て分かります。中身の欠けが心配なら、注文の前に店の説明を読んでおきます。
紙のカードなので、扱い自体に危ないところはありません。ただし解説書は大人向けの文章で書かれていて、漢字も多く使われています。読めない年齢では、絵を見て終わることになります。
絵柄には剣や塔といった、見た目の強い図案も含まれます。気にする家庭もあるので、その家の考え方が分からないなら親に一言添えます。中学生くらいから上なら、解説書を読み進められます。
カードはすでに何組も持っていると考えたほうが確かです。同じ図案のものを渡しても、置き場所が増えるだけになります。使う道具のほうを選ぶと重なりません。
敷き布は消耗するものなので、増えて困る品ではありません。人前で使う相手なら、持ち運ぶ袋の付いた品が届きます。相手の使っている布の色と違うものを選ぶと、場面で使い分けてもらえます。
刃物や履物のように、贈ると意味を持ってしまう品の言い伝えはあります。カードにそうした決まりごとは特にありません。祝いの席で渡しても差し支えないものです。
ただし、受け取る側が占いをどう捉えているかは分かれます。改まった贈答の場に出すと、場違いに見えることはあります。個人的に渡す品として扱うほうが収まります。
始めたいと言っていた相手に、そのまま渡す場面が多くなります。話が出てから日を置かずに渡すと、使われる見込みが上がります。理由の要る贈り物ではありません。
進学や就職で家を出る相手に渡すという使い方もあります。一人で過ごす時間が増えるためです。手に取ってもらえるかどうかは、渡す時期のほうが効いてきます。
商品名の「正規品」という表記を見ます。昔の図案は誰でも印刷できるぶん、刷りの粗い品も出回ります。版元の許諾を受けて作られた品はその旨が書かれているので、贈り物にするならそこを揃えて見比べます。
解説書は、ページ数と言語の両方を確かめます。日本語と書かれていても、翻訳が短くまとめられている品と、一枚ずつ解説してある品では厚みが違います。監修者の名前が出ている品は、そのぶん中身が作り込まれています。
箱の作りも見ておきます。カードを戻す入れ物として使い続けることになるので、蓋が繰り返し開け閉めに耐えるかどうかが効いてきます。紙の薄い箱は、一年ほどで角が割れます。
雑誌に載ったことや、受賞の表記が入った品もあります。中身の良し悪しを決めるものではありませんが、その品が長く扱われている目印にはなります。取り扱いが続いている品は、欠品の連絡が来る心配も減ります。
送料の条件は最後に見ます。カードは小さいわりに紙が詰まっていて重く、封筒では送れない品もあります。敷き布と一緒に頼むなら、二つまとめたときの運賃を確かめてから決めます。
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